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Antarctic 
南極

 2007.12.09 〜 12.11 ドレーク海峡
 2007.12.12 〜 12.12 サウス・シェトランド諸島
 2007.12.13 〜 12.13 クーバービル島、ウォーターボート・ポイント(パラダイス・ベイ)
 2007.12.14 〜 12.14 ルーメア海峡、ピーターマン島、流氷群
 2007.12.15 〜 12.15 ネコ・ベイ、海峡、流氷群
 2007.12.16 〜 12.16 デセプション島(砕氷、温泉、テレフォン・ベイ)
 2007.12.17 〜 12.19 ドレーク海峡


南極関係リンク
南極のホテル
南極の移動
南極の写真

 
  【南極では・・・】 南極半島と付近の島々を巡った。南極クルーズに参加。上陸時以外は全て自由時間。船内でものんびり。
【感じること】 南極は広い。北極圏はヨーロッパなどで簡単に訪れられるが、南極は人の住む世界から遠い。
【お気に入り】 ルーメア海峡付近の流氷群は、晴れていたこともあり、薄い青色が幻想的だった。
【お勧めは〜】 南極クルーズは高いが、満足感を得られるかもしれない。
 


【南極について】

南極と言うと一般には、南極大陸を指すのだろう。

南極大陸は、南極点を中心におよそ南緯66度30分以南の南極圏内に広がる大陸である。ほぼ円形をなしているが、南極半島のみが南アメリカ大陸にむかって長くのびている。
夏季の総面積は1400万km2で、冬には2倍の大きさになるが、これは周辺に巨大な海氷が広がるためである。 南極大陸の境界は海岸線ではなく、南緯約48度と60度の間にある南極収束線をもって境界される。

クルーズで訪れるのは、南極大陸とその周辺の南極海である。南氷洋とも呼ばれるが、地球上でもっとも暴風の多いところで、寒さもきびしい。大陸から押し出され、流された棚氷や、それがくだけた無数の氷山が見られる。ペンギン、アザラシ、クジラなどが生息している。 南極圏(南緯66度33分の緯線。また、その緯線より高緯度の地域)に入るので、白夜も見られる。

クルーズの目的地となるのは、南極半島。西経65〜70度、南緯73〜63度の間を南極大陸から北にのびる半島である。半島の先端は南極大陸の最北点で、ドレーク海峡をへだてて南アメリカ大陸南端のホーン岬に対する。長さは約1300km、ほぼ全体が氷河におおわれているが、沿岸部には顕花植物の自生している所もある。標高は約2000m。アンデス山脈からイギリス領のサウス・ジョージア島、サウスサンドウィッチ諸島をへて南極大陸につづく造山帯の一部をなし、中生代末期に形成された。

南極大陸は95%以上が氷床とよばれる氷でおおわれており、この氷床は世界の淡水の約70%に相当する。氷床はきわめて厚く、平均標高は約2300mと全大陸中もっとも高い。最高峰はビンソン山(4897m)。最深点は、南極大陸西にあるベントレー氷河下海溝(水深2500m)で、3000m以上の雪と氷におおわれている。氷の下にさらに低い地点が存在する可能性もあるが、まだ発見されていない。


【南極クルーズ準備】


・長靴(かなり重要!!)
・防水のズボン(かなり重要!!)
・防水のジャケット(重要だが、そこそこの品質で問題なし。)
・耳も隠せる帽子(あれば嬉しい。←風が強いと本当に寒い。)
・手袋(あった方が良い。)
・日焼け防止(気になる方は必須。)
・カメラ(望遠レンズがあると本当に嬉しい!!一眼レフがクルーズ標準かも。)
・暇つぶしグッズ(個人毎。)

・カタコトでも良いので英語力。
・お金。

10泊11日のクルーズ日程は下記の通り。
4〜8日目はクルーズによって、訪れる場所が変わる。
1日目 ウシュアイア出港
2日目 ドレーク海峡
3日目 ドレーク海峡
4日目 サウスシェトランド諸島
5日目 クーバービル島、ウォーターボート・ポイント(パラダイス・ベイ) 南極大陸
6日目 ルーメア海峡、ピーターマン島、流氷群
7日目 ネコ・ベイ、海峡、流氷群
8日目 デセプション島、テレフォン・ベイ
9日目 ドレーク海峡
10日目 ドレーク海峡
11日目 ウシュアイア入港





南極クルーズのために。(ウシュアイア)

南極クルーズのために、暖かい洋服が必要だ。
ウシュアイアから南極に行く観光客はとても多い。
だから、レンタルショップやスポーツ用品店が充実している。

防寒・防水の上下を借りる。
想像していたのは、着古されたセンスの悪いもの。

実際にはとても新しく、カッコ良いデザイン。
しかもズボンは新品だった。

長靴も借りる。
全部で、158ペソ(約5,850円)なり。

果たして、11日間のレンタルとしては安いのだろうか、高いのだろうか。
高いような気もするけれど、南極だ、仕方がない!!


帽子を買う。4.5ペソ。

手袋を買う。20ペソ。

靴下を買う。4.5ペソ。

南極から出す絵葉書を8枚。14ペソ。
住所は実家とトモちゃんの2軒しかしらないのに、8枚も不要かな??(笑)

これで準備は万端なはず。


おっと忘れていた。
直前になって酒屋に買出しに。
私は荷物番で、キーボーが買いに行く。


キーボーが今までに見た事もないような笑顔で走ってくる。
右手に緑色の箱を持っている。
わざわざ袋から出して・・・見せたくて仕方がないようだ!?
それにしても顔が笑いすぎて、ゆがんでいるぞ!?

スコッチ Green Label 1litre 115ペソ(約4,300円)。
スコッチ Black Label 75cl 65ペソ(約2,400円)。
ウォッカ Smirnoff 75cl 24ペソ(約900円)。

Green Labelなど、今まで自分で買ったことはない。
人生初なのだ。

※考えてみると、もっと高いお酒は買ったことがあるけど・・・。


船ではワインはビールは飲み放題だが、その他のお酒はお金を払わないとならない。

南極で Green Label を飲む。
南極の氷で!!

とことんまで贅沢を楽しむのだ!!笑

●雪降る中、ついに出航。(ビーグル水道)

雪が舞っている。
軽い雪なのか、風に揺られて上下左右に舞い踊っているようだ。


買ったばかりのスコッチや、大きな荷物を背負って港に向かう。


荷物検査を2回受け、パスポートチェックをされる。

「ついにだね。」
「オレたち行っちゃっていいの?」
「行くでしょ〜!!」
キーボーの興奮につられて、私も興奮してくる。
「オレの人生、いろいろ起こりすぎ!!」
「南極行っちゃったりね。」
「良いことも悪いこともいっぱい起こってるよ。」
「よし、写真撮って乗ろう!!」

2007年12月9日
16:30 M/V Antactic Dream に乗船する。
17:30 スタッフの紹介、クルーズの説明を受ける。
18:00 出航!!
18:30 救命用具の説明、救命ボートの説明を受ける。
19:30 ディナー!!

乗船してすぐに気がついたこと。
(バックパック背負っている人、誰もいない・・・。)
チェックインを済ませ、パスポートを預ける。

部屋に案内され、荷物をほどく。
窓からはウシュアイアの町並みが見えている。


すぐにダイニングルームに上り、説明を受ける。
私たちが接する人たちの紹介を済ませ、救命胴衣の説明など。
脱出用ボートの説明も受ける。

今までに比較的大きな客船に乗っても、脱出用ボートの説明を受けたことはなかった。

それだけ危ないということだろうか。
実際には危険はそれほどないと分かっている。

11月23日に南極クルーズ船の1隻に穴が開いた。
25度ほども傾いて乗員乗客が脱出したというニュースが新聞にも載った。

南極を見るまでは、そんな事故は起こって欲しくない。


ディナーの前にはサンドウィッチなどが、紅茶やコーヒーとともに食べ放題で置かれていた。

ディナーはコース料理。
魚か肉かを選ぶことができる。
ワインやビールは飲み放題だし、本当においしい。至れり尽くせりでありがたい。


ビーグル水道を抜けるまで揺れも小さく、キーボーと映画を見ながらのんびり過ごした。

●揺れる船、踊る視界。(ドレーク海峡)

かなり揺れている。
船酔いの薬を飲んでいるためか、気持ち悪さなどはないが、揺れが大きく歩きづらい。

「いてっ!」
ウトウトしていたら、キーボーがいきなり私の足の上に倒れこんでいる。
船が揺れた時に体勢を崩したらしい。

朝食を食べに行く。
窓から見る風景が上下に揺れ、水面も左右に揺れる。

船酔いの人は船室で動けないだろう。

(こんな中で食事を取るの??)
すっごく揺れているのだ。

年配の人はフラフラと歩き、今にも転びそう。

グラスの中の水面も揺れ動いている。表面張力どころで収まるものではない。

船のスタッフたちは慣れた様子で当たり前に歩き回る。
それでも揺れが大きいと、調理室の方から大きな音が聞こえることはある。
グラスなどが滑ってぶつかったり、落ちて壊れたりしているのだろう。

こんな大きな揺れの中で料理をし、片づけをしてくれて、本当にありがたい。

そのまま、昼も夜も揺れ続けた。
正直、こんなに揺れているのに船酔いにならないのが不思議。
薬が効いているのか、興奮のために酔いを忘れているのか分からない。

●南極。ついに見る。(南極)

「おおぉ〜〜〜!!」
「南極だよ〜。」
「凄いよ〜」

一様に声を上げる。
このために来た乗客がほとんどだから感慨も一塩だ。

キーボーは興奮で写真を撮りまくっているし、私も興奮を隠せない。

南極の姿は想像とは違っていた。
海に面した氷河の崖、そして、どこまでも続くかののような氷河の境界。
いつ崩れ落ちてもおかしくない。

ペンギンがトビウオのように飛び回る。

「南極だよ〜。」
「最高だよ〜。」
「うおぉぉ〜!」
「おお〜〜!!」
本当に最高。気分も絶好調。

写真を撮りまくる。
私とキーボーのカメラには望遠機能があまりない。

本当に残念。ああぁ〜〜〜!!!!

兄が一眼レフをくれると言っていたのに、貰ってこなかったことが悔やまれる・・・。

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ミニコラム

++Last Minutes++

ウシュアイアを訪れると、旅行代理店に

「LAST MINUTES 
  XXXXUSD!!」

の大きな張り紙があったりする。

要は最後まで空席が余っていた場合や、急なキャンセルの席を安く売ってくれる席のことだ。

去年の噂では、3,000ドル強で南極に行けると聞いていた(旅に出る前は、2,000ドル強で可能性があると聞いていた)。

実際には3,000ドルでは厳しい。ただし、上陸の回数が少ない船なら安い船も少しある(マルコポーロ&ディスカバリーの2隻が狙い目か)。詳細は↓の方のコラム(「クルーズ」を参照)。

南極クルーズを扱う代理店はいくつもあるけれど、TOLKARの対応がとても良かった。

住所 Roca 157
電話 (2901)431408

逆に大手のRumbo Sur の対応は最悪だった。謝り(結果的には嘘)を言ったのにごまかして終わらそうとし、こちらが怒ったので別の担当者が謝りに出てきた。

他に Ushuaia Tourismo が良いという情報ノートの書き込みがあったが、個人的にはまぁまぁ。








ミニコラム

++船の大きさ++

南極を訪れる船には大きく分けて3種類ある。

@50〜100人乗り程度の南極エクスペディション船。上陸はたくさんするけれど高い。

A数100人乗りだけれど上陸艇を積んだクルーズ船。上陸もできるし、ある程度の豪華客船も体験できるので1番かも?

B1,000人以上も乗れるような大型客船。5つ星の豪華客船もある。上陸はできない。乗客が多いためか割引チケットも多い。










ミニコラム

++海難事故++

2007/11/23南極クルーズ船の1隻で事故があった。

氷山にぶつかり、浸水があり、25度ほども船が傾いてしまった。

日本の新聞記事にも載り、日本人乗客があるとのことだった。

事故があったのは、例年最も安い価格を付ける船。

ということで、2007-2008シーズンは船不足+安い船の不在で高いシーズンになってしまったかもしれない。

最も南極クルーズの料金は、年々上昇していると聞くので来年も同額か、それ以上するのか!?

※事故での死者などはなし、近くにいた船がすぐに救助に向かったとのこと。









ミニコラム

++天候++

南極近辺の天候は本当に変わりやすい。

雪が降っていたかと思うと、1〜2時間後には青空が出ている。
風が吹いていたかと思うと、やんでいる。

ウシュアイアのの天気も「1日に四季がある」と聞いたが、南極も同じようだ。

「山の天気は変わりやすい」というのは、「極地の天気は変わりやすい」というのと同義だろうか。









ミニコラム

++日本の船++

日本の中古船が世界各地で活躍するのを見てきた。

ここウシュアイアでも、元日本の船が係留されていた。

船名はペンキでつぶされていたが、名前が船の表面に浮き彫りされているので日本人にはすぐに分かる。

中古車同様に、世界で活躍する日本の中古品の凄さを、地球の裏側でも垣間見た。








ミニコラム

++鳥++

陸を離れてからも、鳥が船の周りを飛び続ける。

船が海水をかき回した航路上には、小魚など餌が上がってくるのだろうか。

南極が近づくと鳥も自然といなくなる。
彼らは100Km単位の距離を苦も無く飛べるのだろうか。








ミニコラム

++豪華客船++

ウシュアイアには豪華客船も頻繁に訪れる。

そんな時は、狭い市内のそこここに観光客が溢れる。
特に高級品をたくさん抱えて歩く姿は印象的。
豪華客船の乗客は、午前中に上陸し、夕方早々に出航していく。









ミニコラム

++航路++

船内には、様々な地図が張り出される。
それぞれの地図には、航路と通過時刻、上陸や停泊ポイントには地名も記される。

南米大陸から南極大陸までの地図

ウシュアイア近辺(ビーグル水道)の地図

サウスシェトランド諸島の地図

南極半島の地図

南極半島南部の拡大地図

など









ミニコラム

++緯度++

南極大陸は大きい。

南極大陸外延部を訪れるよりも、ヨーロッパの北欧を旅する方がより極地に接近できる。

寒さも、南極大陸内部は寒いらしいが、周辺部だけであれば、北欧を訪れるのとそうは変わらない。





●コンペティション!!キーボーが!?(南極)

海が荒れていたために、ウェルカムパーティは予定よりも遅れていた。
3日目のディナーの前にようやく開かれたパーティ。

突然に前方の方で、名前が呼ばれる。
「勝者は、アキラ・オオツキ〜。」
(んっ?なんだ?)


(あっ、あれだ・・・。)
キーボーも何のことだか、ようやく分かったらしい。

何日の何時に船が南極海域に入るか。
そんなコンペティションが開かれて、時間を予測していたのだ。

さて何時だろう?
悩んだ私たちは、すぐに計算してみることにした。

既に通った航路については南極海域の地図上に描かれている。
何時にどこを通過したかも分かる。

それを元に計算する。
真っ直ぐに進むと言う前提で。

さて、計算結果を見ると既に記載済みの人たちとは随分と違う。
「これでいいのかな?」
「他の人は気にするのやめよう!」
「だね〜。」

そのまま記載し、予定より早まれば私、予定より遅くなればキーボーが勝者になるという目論見だ。まさか何十人もが予測する中で、いい加減な計算で当たるとは!?

ビックリ。
ワインを飲み、スコッチを飲み、最後に商品のシャンパンを飲み!!
気持ちよく酔っ払って眠った。

あっという間に飲んでしまったが、もしかしたら高価なシャンパンだったのかな!?

●サウスシェトランド諸島ロバート島に上陸。(南極)

上陸用小型ボートに乗り込む。

乗り込んだのは10人。キーボーも一緒だ。

巨大な氷河が、海に削られている。
崩れ落ち、流氷となって流れているものも多い。

小型ボートから見る氷河が、どんどん大きくなる。
アンタクティック・ドリーム号がどんどん小さくなる。


流れる風はとても冷たいが、心地よい興奮に包まれている。


ペンギンが群れている入り江に、小型ボートを乗り上げる。
ペンギンは、あまり人間に興味がないようだ。自由に動き回り、羽をバタつかせたり、キィーキィーと鳴いたりしている。

波が引いたタイミングで、サァッ!!

濡れないように急いでボートから離れる。

(南極に着いた〜!!)
正確には南極大陸ではなく、大陸のすぐ脇の島だ。
でも、もう南極に上陸したのと同じ気分だ。

「南極だよ〜!!」
「来ちゃったよ〜!!」
「いいの??いいの??」
「上野大学、南極部だよ〜!!」

ペンギンたちが群れている。
アザラシたちが死んだようように寝転んでいる。
キーボーも同じように倒れている。

緑がある。
枯れかけている草や、コケのような塊だ。

雪がやわらかい。
歩くと膝までズボッズボッと沈む。

ペンギンがよちよちと歩いている。
こんな風に無防備に近い生き物が群れていられるのは、天敵がいないからだろうか。

アザラシが首だけ動かして、つぶらな瞳でこちらを覗いている。
こんな雪の上で横になっていて寒くないのだろうか。よほどに皮下脂肪が厚いのだろう。
「来ちゃったよ〜!!」
「まじかよ!!すごいよ〜!!」
「最高だよ〜!!」
「信じられない〜!!」


ペンギンが丘の上で卵を温めているようだ。

丘に登り、遠くの氷河まで眺める。

氷河、流氷、そして、真っ白な世界がどこまでも続く足元の大地。
(来たぞ〜!!)

3時間ほど過ごして、船に戻る。
おいしい昼食が待っていた。

前菜にマグロやサーモンなどのサラダを選ぶ。
スープは野菜と牛肉の割と味の濃いものだ。
メインも魚を選ぶ。
ワインを片手に南極を見ながら食べる。

さっきまで上陸していたんだ。
なんて贅沢な時間なんだろう。

●南極レクチャー。

ビーグル水道の生態系に始まり、南極の生物、氷河について・・・。

各種のレクチャーが英語とスペイン語で行われる。

英語なので理解するのは難しい。
ただし、図も使ってくれるし、理解できなくもない。

ずうずうしい私は最後尾のソファで楽な体制を取って聞く。
真っ暗な中でレクチャーされるので、どんな体勢でもそれほど目立たないのだ。

レクチャーが終わり部屋に戻ると、エンカルタにて講義内容を再確認する。
船内にいると暇なようだが、何かとやることがあって忙しいのだ!!

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ミニコラム

++クルーズ++

南極クルーズには2種類ある。

○豪華客船

約2週間のクルーズで、 1,000〜3,000ドル程度から乗船が可能。
5つ星クラスの船もあり、 お手頃感がある。南極だけではなく、(滅多に乗れない!?)豪華客船も同時に楽しもうという人向け。

ただし、南極に上陸は出来ない。半島周辺をクルーズし流氷や雪景色を堪能する。

ブエノスアイレスやサンチアゴ、サンパウロ発などが多い。

多くの豪華客船はウシュアイアに寄航する。ブエノスアイレスには戻らずに降りることも可能。

パーティの為に、正装(スーツなど)が必要。


○南極クルーズ

8〜12日間のクルーズが多い。運や季節にも寄るが2,000〜4,000ドルで乗船が可能。

2〜3回の南極or近辺の島に上陸がある模様。

ウシュアイアの発着が多い。

上記の豪華客船と、下記の南極エクスペディションの中間クラス。両方の良さをそれなりに堪能できて、1番リーズナブルかも。

○南極エクスペディション

11日間のクルーズで、4,000〜6,000ドルで乗船が可能。

4日間にわたって南極や周辺の島々にたくさん(〜10回)上陸できる。
各種ペンギンやアザラシの群れを目の前で見られる。巨大な氷河に触れられる&登れる。

豪華客船に勝るとも劣らない豪華な食事が出る(船によるかも・・・)。毎朝ビュッフェ。毎昼夜はコース料理。別途おやつもあり。ワインとビールは、飲み放題。

ほとんどがウシュアイア発と思われる。










ミニコラム

++酒持込++

食事時間にダイニングルームにお酒を持ち込むと、10ドルのチャージがかかる模様。

繰り返さなければ、注意だけで済むようだ。

食事時間には、無料でワインやビールが飲み放題なので、持ち込む必要もないが。










ミニコラム

++動物との接近++

南極では、ペンギンやアザラシ、鳥などとたくさん出合う。

5M以上接近しないなどのルールがあるので、動物を間近に撮影したい場合には、望遠レンズが必須。

ただし、動物が自ら近づいてくる場合もあり、その場合は間近で撮影できる。










ミニコラム

++アザラシ++

尺取虫のように、身体を上下に動かして歩く。

歩いたあとには、細長い奇妙な跡ができる。










ミニコラム

++ペンギン道++

ペンギンは、獣道ならぬ「ペンギン道」を作る。

ペンギンが通る道は、雪が踏みならされている。そして、糞やもろもろで汚れている。
道筋がすぐに分かるので面白い。

岩場と岩場の間に続いていることが多い。









ミニコラム

++お土産++

南極から持って帰って良い物。IAATOルール。

写真
思い出


洒落たルールだ。

何も持ち込んではいけない。何も持ち出してはいけない。

●クーバービル島の丘に登る!!(南極)

サウスシェトランド諸島を南下し、ついに南極半島に辿り着く。

クーバービル島は南極半島の内湾に浮かんでいる。そして、いくつかの小さな島々にふさがれ、まるで小さな海に浮かぶ島のようだ。

今まで見られなかった水面上だけで20mはある巨大な流氷や、流氷の上に乗ったまま流されるペンギンなども増えてくる。

クーバービル島以外は、ほとんど氷河の崖に覆われている。
接近できるのは浅瀬にペンギンが密集するクーバービル島だけなのだ。



卵を温めるために小石を積んで、円形の枠の中でお腹を下にして横たわっている。
その姿もまたかわいい。でも・・・、かなり臭い。ペンギンが密集した場所に来るといつも臭い。あんなにかわいらしいのに、臭すぎると少し残念だ。
まぁ、ペンギンにしたら私がどう思うかなんて関係ないしね・・・(笑)。

上陸前の説明で聞いていたが、丘の上に登る。丘まで登ると360度のパノラマで、周囲の氷河が全て見渡せる素晴らしい場所があるらしい。
登りたい人だけスタッフの後について歩く。いつの間にか、私がスタッフの直後を歩いている。キーボーは私の2人後を歩いているが、既に100m以上離れている。確かに登りはキツイ。足を上げても、雪が沈む。膝を常に高くまで上げて歩かないと、前に進めないのだ。きっと雪国の人なら分かるのだろう。ともかく雪を掻き分けて進まないとならない。しかも、急坂を。

ようやく登頂し、周囲を見渡すと・・・。
(おおぉ、南極だ〜!!)
良く分からないけれど、南極だと思った。
もう普通ではない。全てが氷河に覆われ、白銀の世界。空に青空があるのが、唯一の恵みのよう。

キーボーとはしゃいで写真を撮りまくる。
降りるときは、雪の斜面を滑り降りる。お尻で滑るのだ。いたって簡単!!
アッと言う間に下に辿り着く。






●南極大陸パラダイス・ベイに上陸!!

ついに南極大陸に上陸する!!

チリの基地を訪れる。
掘っ立て小屋でお土産物を売っていたり、ペンギンの研究をしているらしい。

「準備は良い?」
「バッチリ!!」

上陸用小型ボートで基地を目指す。
カメラを取り出して、流氷の写真を撮る。

「あれっ?おっ・・・?」
「どうしたの?」
「・・・。カメラのバッテリー忘れた・・・。」
キーボーが悲しげな顔で言う。
「まじで??」
「・・・。」
「仕方ないね。青空でよかったよ。オレのカメラでも撮れるよ。」
「オレは写真じゃなくて、記憶に残すからいいんだ。」
「キーボーには無理。3歩で忘れる。」
「100歩以上は行ける!!」

南極大陸訪問の証明書などを買ってしまう。
キーボーはワッペンなども気になっている。

「そろそろ行こうか?」
「そうだね。」
「(プロカメラマンで、同じ船に乗っている)飯島さんにバッテリー忘れた人がいるって言っていい?(笑)」
「駄目駄目!特に今は駄目!!」

ちょっとからかってしまったので、キーボーがまた悲しげな表情をしている。
(ごめんね。キーボー。)

ポケットをまさぐるキーボー・・・。
突然に笑顔がはじける!!
本当に子供のように表情が分かりやすい!!

「あった〜!!!!」
「んっ?」
「バッテリーがあったよ。寒いところだとすぐに(バッテリーが)なくなっちゃうから、ポケットで暖めてたんだ。」
「おお〜、良かったね〜!!」

その後、パラダイス・ベイを堪能し、写真を撮りまくった。
青空が広がり、本当に運が良い。
青空と銀世界は・・・本当に映える。










●南極を望む優雅な夜!?

南極大陸に上陸した。

お祝いをしないと!!

片手にスコッチ(Green Label)を持って、夕食後にダイニング・ルームに登る。

船内は暖かい。
窓から見える風景は雪景色だ。
流れる巨大な流氷、稀に崩れ落ちる氷河、泳ぐグペンギンだち。

キーボーはTシャツに半ズボンだ。
私も比較的形相でのんびりモード。

グラスにスコッチを注ぐ。
南極から持ってきた氷でオン・ザ・ロック。

「いや〜、贅沢だね!!」
「南極を眺めながら、うまい酒!!」
「さいこうだよ!!」

酔っ払ったエクスペディション・リーダーがやって来る。
スタッフの多くはほろ酔いで気持ち良さげ。

キーボーも私も気持ちよくなる。
夜3時になっても明るい。白夜をあらためて実感する。

部屋に帰って、音楽をかけ、踊って寝た。

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ミニコラム

++匂い++

何回行っても慣れない。ペンギンのコロニー(ルッコリー)は本当に臭い。

臭くて近寄りたくない!!
でも・・・かわいいし近寄りたいのだけれど。

家でペンギンを飼ってみたい。毎日、きれいに掃除すれば臭くはならないのだろうか!?











ミニコラム

++船++

南極半島近辺に来ると、他のクルーズ船に出合うようになる。

訪れられる場所や、見所は限られるので、どうしても同じようなクルーズになるのだろう。

そうすると、乗客の人数が重要な要素になる。船が大きくて人が多すぎると、全員が上陸するのに時間もかかる。
上陸用小型ボートの数も十分でないと待ち時間が長くなる。
南極クルーズを選ぶ際には、その辺も重要。











ミニコラム

++天候++

南極は天候が変わりやすい。上陸する際に天気がよいかどうかは、本当に運次第。

青空の下で上陸できると本当にきれいな世界。雪の中だと、極地の厳しさを体感できる。

夏期でほぼ百夜とはいえ、日中の明るさに差はある。
朝の上陸よりも、昼の上陸の方が明るいので、写真がきれいに撮れるのはお昼。











ミニコラム

++カメラ++

全てが白い色になってしまう南極では、カメラの露出がとても難しい。

+とーの調節をこまめに行わないと、真っ白な写真や真っ黒な写真が撮れることになる。

コンパクトカメラの場合は、液晶画面で確認しながらの撮影なので問題は少ないと思われるが、一眼レフの場合にも慣れていないなら小まめにチェックした方が良い。












ミニコラム

++免税++

ウシュアイアは免税地域らしい。

お酒の値段も確かに高くはない・・・。しかし、国内産のワインがとても安いので、外国産のお酒を飲む利点は少ない。

電化製品に関して言えば・・・高い!!
地方でもあり、需要が少ないからだろうか。

アウトドア用品店だけは、随分と充実しているが。







ミニコラム

++長靴必須++

底の厚い長靴は必須。上陸する時や、雪上を歩く際に濡れてしまう機会が多々ある。

長靴と防水のズボンがあればほとんどは防げる。

防水の上着は天気次第ではそれほど重要ではない。自分で手ごろなものがあれば、利用可能。





●ルーメア海峡を抜けて。(南極)

朝、いつもよりも少しだけ早く起きる。
前夜は朝方まで飲んでいたので、起きるのが少しつらい。

狭い水路が近づいてくる。
左右の氷河の距離が近づき、巨大な壁がのしかかってくるような圧迫感がある。

雪が降っているため、視界が悪いのが残念。
舞ってくる雪の白さと、空の白、雪山の頂上の雪の白が交じり合い、境界が分からない。
流氷が船の脇を流れる。

この狭い水路は、南極クルーズ船などしか通ることが出来ない。
水路が狭すぎるので、豪華客船などは通れないのだ。

雪が降る中、1時間もかからずに水路を通過した。
次第に舞う粉雪が減り、空に青みがかかってきた。


●雪の中の上陸。(南極)

アデリーペンギンの群れがいる。

雪が降る中、島に上陸する。

起伏のない島に、ペンギンがたくさんいる。 卵を温めているペンギンが多く、動きが少ない。

新雪が多いためかアデリーペンギンの特徴なのか、歩くのではなく、お腹で滑って移動している。その姿もとてもかわいい。

ペンギンの遺骸に群がる鳥たちがいる。
この苛酷な環境では、とても栄養価の高い食べ物だろう。

さすがにペンギンが共食いすることはない。

深い雪に足が沈む。
大地はもちろんあるのだろう。

一歩一歩と足を進めるたびに、深く足が沈みこむ。
(もしかしたら、空洞に落ち込む?)
そんな疑念がわいてきて、足を踏み出すのが怖くなる。

足跡のない、近道を歩きだす。
戻るべきか、進むべきか。
悩む必要もない場所で、そんなことを考えながら、ペンギンに眺められながら足を踏み出す。

●幻想の世界。自然の芸術は・・・。(南極)

上陸用小型ボートで、流氷の密集する水域に入る。

上陸ではないので期待はしていなかった。
ボートは勢い良く流氷の中に入り込む。

左右に広がる白銀と水色の世界。
絵本のような、ディズニーランドがまがい物だと認識できる幻想の世界。

自然の形成する美しさは、想像することもできない美しさで迫ってくる。

こんな幻想的な世界があるのか!?
カメラを構え、写真を撮り続ける。あっという間にメモリがなくなり、驚きの声を上げ口を開けたまま見つめ続ける。

「凄い。凄いよ〜。」
「本当に凄い!!」
「おお!!」
もう言葉になっていないけれど、周りの人とも通じ合う。
南極クルーズに来て、最高の時間を過ごした。

流氷にはいろいろな表情がある。
水面下で溶けてゴルフボールのように緩やかな表面になった流氷、それらは上下が逆さまにひっくり返ったものだ。

高く塔のようにそそり立つ流氷は、氷河から崩れ落ちたままの姿なのだろう。

海の近くで氷となった流氷は、薄く広がっている。

いろいろな流氷が混じりあい、水面下にも薄い水色を広げている。
小さなゴムボートでの1時間20分のクルーズは、あっという間に終わってしまうように感じた。



●再度!!流氷に上陸!!(南極)

「クルーズに再度参加したい方は、レセプションまでお越しください。」

(んっ?)
そのアナウンスに驚いた。
(聞き間違えたのかな?)
「キーボー、もう1度行きたい人を募集してるよ。ちょっと見てきてよ!」
「えっ!?行ってくる!!」
キーボーが勢いよく出て行く。

すぐに走って戻ってきた。
「急いで行けば乗れるって!!」
「行こう!!」
すぐに準備を終え、上に行く。
キーボーはカメラの充電がどうとか、パソコンがどうとか言ってなかなか来ない。

もうボートが出発する気配だ。
キーボーを乗せずに出発してしまうそうなので、待ってもらう。
(なんで、こんなに遅いの??)

無事にキーボーも乗せ、流氷群に再突入する。
先ほどとは違い、余裕を持って眺められる。

「上陸しよう。」
その言葉に驚く!!

ボートが流氷に寄せられる。

飛び移る!!

流氷に乗った〜!!
ペンギンだけでなく自分も!!

さいこう!!

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ミニコラム

++小型ボート++

2人以上でクルーズに参加している場合の話です。

お互いの写真を撮りたい場合の注意点!!

上陸用小型ボート(われわれの船では、zodiac と呼んでいた) に乗り込む際、隣ではなく、選手に向かって、右側と左側に別れて座った方が良い。

隣に座ってしまうと、人物が間近になりすぎる。また、立って歩き回るわけにも行かないので構図が取りにくい。










ミニコラム

++自由時間++

できたら船室で過ごすのではなく、ダイニングルームなど景色の見える場所で過ごした方が良い。

突然に車窓で、素晴らしい風景に出合う可能性がある。

流氷の回転や、動物の動き、氷河の崩壊など、とにかくいろんなモノが見られる可能性あり。

 

●南極大陸ネコ・ベイに上陸!!

北上し南極大陸のネコ・ベイに上陸する。

2度目の南極大陸。
巨大な氷河とジェンツーペンギンの群れ。

南極での上陸にも慣れてきた。
印象的な大きな風景から、近くにある小さなものに目が行く。

ペンギンの日常生活がかわいらしい。
泳ぎ、つつきあい、鳴き、歩き回る。

氷河をバックに、ペンギンたちの姿をのんびり眺める。
いつの間にか2時間が過ぎて、戻る時間となる。




●鯨の群れ。(南極)

「鯨の群れが11時の方角にいます。」

突然のアナウンスに反応して、前方デッキに出る。

数匹の鯨の背が見える!!
鯨は水面下にいるので全体像は見えない。

アナウンスを聞いて、続々と人が集まってくる。

6匹ほどの群れだろうか。
鯨たちはたびたび浮上しては潮を吹く。

大きい!!
潮が高くまで吹き上がる!!

船は進路を変え、鯨の方向に向かう。狭い水路内でクルッと回る。
観光船の嬉しい点だ。

鯨が去るまでしばらく船は待機する。
鯨の群れを初めて見た。

南極クルーズでは鯨が頻繁に見られるらしい。
1つの目的を果たせて運が良い!!







●巨大な流氷が!!(南極)

窓際に座って本を読む。
狭い水路内を航行しているのだが、巨大な流氷も流れている。

「Turning!!」
クルーズのリーダーが大声で叫んだ!!

窓際に座っていた私も視線を走らせる。

直径20m以上はある巨大な流氷が、回転し始める。
ゆっくりと、ゆっくりと。
そして一気にクルッと回転し、上下が逆になる。

水面は荒れ、波立ち、回転したばかりの流氷も動き回っている。
その迫力は凄い。

人だかりができても、まだ惰性でも回転運動を繰り返している。
水面下かと水面上の密度や重さに変化があると、回転をする。当たり前のことながら、その迫力ある瞬間を見るまでは想像もしていなかった。
それゆえに、様々な流氷の形がある。回転したことのある流氷の上部は滑らかだし、回転したことのない新しい流氷はゴツゴツしている。本当に自然の作るものは凄い。

●雪の堆積層を見る。(南極)

上陸用小型ボートで海に出る。

昨日の流氷群があまりにも凄かったので、同様に期待する。

昨日よりも巨大な流氷群に入っていく。
波が高い。
流氷は海底に接していないようで、大きく上下に揺れている。揺れている姿に迫力があり、ビデオに撮影する。巨大な氷の塊が、上下に数メートルも移動し続けている姿は大迫力だ。

流氷群を離れ、島を見に行く。
比較的傾斜が緩やかなのか、それとも、平らな島なのか。他の島に比べて、雪の堆積が深い。海に沿って、雪が崩れ落ちたあとがある。その切断面には、きれいに地層ならぬ雪の堆積層ができている。1年に1本ずつでてきいるというから、1,000年以上の年月を掛けてできた風景なのだろう。

鳥を見て、層を眺め、船に戻った。

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●キーボーがうるさい。(南極)

窓が閉められて真っ暗闇の中、キーボーが突然に大きな声で言う。
「タカちゃん、おはよう!!」
(ん?なんだ??)

キーボーに声を掛けられたので、返事をする。
「うん。おはよう。」
しかし返事はない。

時間は夜1時半だ。

なんで、朝の挨拶をされたのかも分からない。
寝ぼけているのだろうが、大声でやられると迷惑だ。

ガタガタ、ガターッ!!
「あ〜!!」
夜の3時半だ。
キーボーが椅子と、その上に載っていたものなどを倒した。
「FUCK!!」

片目を開けて様子を見る。
まだ夜中だから無視して寝続けようとする。

船の揺れが激しい。
眠りにつけない。キーボーが何回も騒ぐからこんなことになるのだ・・・。

キーボーはすでに寝息を立てて寝ている。

全く迷惑だ。


キーボーの迷惑。プライスレス。

●氷を砕いて温泉へ。(南極)

デセプション島に近づく。
大きなクレーターの外縁が島になり、窪みには海水が入り込んでいる。

外縁の一部だけが水没し、船がクレーター内部に入ることができる。
火山の地熱の影響だろうか。この島は雪の積りが小さい。

まるで門のように開いた島を通り、内部に入っていく。

内海の表面は一部が凍っている。
船が氷を砕きながら進む。砕氷船さながらに氷を砕きつつ、音を立てて進む。前方にアザラスが見えてくると、アザラシがどくまで停止する。写真を撮るための時間確保もあるのだろう。ともかくもありがたい休憩時間。
アザラシの1匹は、顔に怪我をしているようだった。こんな寒い中で身体を痛めるというのは、養生するためには良くないだろう。

他の船が割って進んだことがあるのだろう。一部は既に薄い氷になっている。
アザラシや砕氷を楽しみながら温泉に近づいた。


●クレーターを見に。(南極)

デセプション島そのものも、クレーター跡だ。
クレーターというよりは、カルデラと言う方が正しいだろうか。
そして、その島の外縁にも小さなクレーターがいくつか残っている。

島には噴火の時に出てきたであろう軽石ばかりが産卵している。
他の島に比べると雪は比較的少ない。まるで砂漠と同様に、氷の風紋がある。それらを固定するかのように、噴火の塵などが積もっている。まるで土が風紋を作っているようだが、踏み込んでみると雪が潰れる。

氷と細かな石の層が積み重なって出来たためだろうか。
大地はやわらかく、一歩一歩踏み出すたびに地面が軽く沈む。
とてもやわらかいので、歩くの余計な労力を必要とする。

外縁上部まで登り、クレーターを見る。
そして、島全体を眺めて船に戻った。


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