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内陸へ向かう準備をした。(ケアンズ)
少しけだるい現実感というバックパックも背負った私たち。
永遠に楽しく過ぎていくかのような錯覚に陥っていたダイビング・クルーズも終了し、私たちはクルーズ前に泊まっていたバックパッカーにチェックインをした。
クルーズに高額をかけていたため、クルーズ前は個室だったがドミトリーに泊まる。ただ、ラッキーにも3人部屋だったので気は楽だ。
ケアンズは観光地だが、大型ショッピングセンターなどがあって便利な街だ。
私たちはここでエアーズロックに登るための靴と靴下を手に入れた。
また、余談になってしまうが料理用ミニ・ナイフも買った。マレーシアで買い、愛用していたナイフが紛失してしまっていたからだ。
オーストラリアのバックパッカーにあるキッチンには、なぜか使いやすいナイフが置かれていない。どこでも置かれているのは、刃面がギザギザしていてパンか肉を切る専用のものだ。私たちは野菜を切るのにナイフを使うので、もとも置かれているナイフではとても使いにくい。オーストラリアや西洋人は、野菜を切って調理することがごく稀なようなのだ。お店で売られているベジタブルミックスを利用している姿もよく目にする。
●あまり知らない街・・・、タウンズビル。
はっきり言って、この街の詳細についはてほとんど知らない。
なぜかと言うと、夕方に街に着き、翌日早朝にはこの街を出てしまったからだ。
行動範囲はトランジットセンターからホテル、ホテルからスーパーの道のりだけだ。
ここにはボトルショップ(酒屋)やBARがなぜやらとても多い。
ボトルショップというものは、街の中心に数軒しかないものだが、ここにはいたる所にある。また、BARも多数の軒を並べている。
街の中心には川が流れていて、2つの橋がかかっている。
夜景としてはきれいな景色だ。街の中のライトアップが一望できる。
また、タウンズビルは旅の拠点となる場所でもある。
ここからケアンズに行く人、南(シドニー方面)に向かう人、東(ノーザンテリトリー州)に向かう人。そういった人たちが訪れては去って行く街のようだ。
泊まった宿もこの街の小ささで考えたら多くの客で混みあっている。おそらく、長期滞在する人は珍しいだろう。
ただし、ダイビングでは「ヨンガラレック」という沈船があり、オーストラリアでも屈指の人気ポイントになっている。私たちにとっては、それくらいが興味を惹くことだ。
●怠惰で優雅な大移動の日(タウンズビル)
朝からバスで大移動。
タウンズビルから1日以上かけて、アリススプリングスを目指す。
タウンズビル早朝出発→マウントアイザ夜着→テナントクリーク翌朝着→アリススプリングス昼前到着!
26時間の予定が大幅に遅れ、実に28時間以上もかかった!私にとっては生まれて初めての長い移動だった。
遅れたのはマウントアイザのバス乗換時で、内陸を走ってやって来るはずのバスが遅れたため起きた。
バスの待ち時間の多くは、車内で過ごすことができない。30分の休憩時も含めて、深夜の時間帯は是非ともバスの中で寝ていたい。だけれどむなしくも、運転手に「おはよう」と言って(なぜかここだけ日本語で)起こされてしまうのだ。
休憩所のパブで椅子に座って時間を潰した。ビールのおいしそ〜な誘惑もあったが、値段が高いのでじっと我慢した。
ニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州の車窓に見える景色は実に平凡だった。草原や林が永遠に続くかのような景色が続く。だけれど、アウトバックに向かう道は、景色を見ているだけでも楽しい。
乾燥した地域に入り、植物の姿も低い木や針葉樹林など種類を異にする。また、大地はきれいな赤をしていて写真などのイメージにあるような「オーストラリア」を実感できる。そういった変化を窓越しにじっと見ていると、「旅をしている」気になれていい。
●赤茶の大地をどこまでも走り抜け・・・。(アリススプリングス)
徐々に木々が乾いてきている。幹が黒く、葉も死んでいるかのように茶色でパリパリだ。
赤茶色した蟻塚もいくつか見えるようになった。蟻塚は最大だと人間くらいの高さになるらしい。遠めから見ると小さい山がいくつも連なって見える。蟻が土を一生懸命に運び、遠めからでも分かるくらいの蟻の巣の山を作る。蟻の働きぶりに驚愕と尊敬の念を感じてしまった。
バスはいつも時速約100kmで走る。広い道路には速度規制がないエリアもあるくらいだ。規制があっても、だいたい100kmとか120kmとか日本の高速道路並みだ。基本的になーんにもないので、速く走っても速度を感じない。
みんなスピードを出しすぎているせいか、動物の死体がやたら多い。カンガルーや鳥類などをはじめ、牛にまで及ぶ。綱でつながっている飼牛の姿も普通に見えるが、こちらは道路に飛び出せない。自由にさせておくと道に出て轢かれたりするので、柵で囲ったり網でつないだりするのだろう。
自動車で牛を轢く気持ちはどんなもんだろうか?車に大きな損傷がありそうなものだが・・・。もっとも、そのために多くのオーストラリアの車には大きなバンパーが追加で補強されている。
オーストラリアには日本でいうサービス・インター、「ロード・ハウス」がある。このアオシスで水を買ったりご飯を食べたり、またはガソリンを補給したりする。
運び代が加算されるからだろうか?値段は通常よりずっと高い。だから、私たちはいつも持参した飲み物やパンなどをつまむだけだ。
またここには(場所によるが)トイレ、シャワー、ロッカーなどが設備されていて便利だ。東南アジアのようにトイレ代を徴収されることもない。(笑)
タカはアフリカ、マユはアメリカに行ったことがある。
それらの土地をオーストラリアと比較し、2人とも感じたことは「何となく似ている」ということだ。広い大地というものは似通ったものなのだろうか。木々や動物こそ種類は違うだろうが、ぱっと見の印象は同じように見える。本当は細かい知識があると、そうでもないのかもしれないが。
ところで、オーストラリア人は車の運転が乱暴だ。
広い土地を早く走りたい気持ちは分かるが、傍から見たら危険な運転をしている人が多い。車のタイヤの”キキキキキー!!”と急ブレーキを踏む音をしょっちゅう聞く。道路には黒いタイヤの跡がついていることも多い。なぜか交差点を曲がる時に、スピンしながら急ターンする。若さのアピールなんだろうか?つい事故かと思って見てしまう。
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