世界ぷらぷらロゴトップ

ブラジルは遠い。(サンタクルス-カンポグランジ)

電車は思ったより快適だったが、問題は座席間の肘掛がないこと。
隣の男性は太っているので、すぐにはみ出してくる。でも、ありがたいことに、迷惑であることを認識してくれている。なるべくはみ出さないように、気を配ってくれているのだ。

でも、問題がもう1つあった。
車内が暑い!!
エアコンも効かない車内で、しかも風がない。
なぜ??
彼の太った身体が、窓から吹く風を全て遮断してしまっているから。

最悪〜〜!!

まぁ、汗をかきつつ時間が過ぎるのを待つ。

そんなこんなで19時間強。
実は寝台列車や特急に乗りたかったが、席が空いていなかったのだ。

1人での長い移動は久しぶり。
自然といろんなことを考え始める。

そう、1人旅の醍醐味はこの「移動中」の瞑想時間にあるのかもしれない。
この時間こそが現状を分析させ、考えさせ、さらには哲学的なことまで考えさせてくれるのだ。

例えばバスに座る30時間。
いったい何をするか!?

寝る?・・・そんなに寝られない。
食べる?・・・そんなに食べれない。
読む?・・・それも良いけど目に悪いし、本自体が旅行中には貴重だ。
見る?・・・普通は映画とかないし、バッテリーの問題もある。
話す?・・・日本語以外ではけっこう面倒くさい。
他にも考えられることはいくつもあるだろうけど、どうも長時間を費やすのは難しい。そうなると「考える」以外にはなくなる。

電車はまだ良かった。
ほぼ時間通りに終点に到着する。


でも・・・ボリビアのイミグレーションは、書いてある時間(8時)になっても開かない。
(だからボリビアはダメなんだよ・・・。)
(こういう無駄が多すぎたら発展するわけないよ・・・。)
途上国に来るとこういう無駄が多すぎる。彼らはそれで良いと思っているのだろうけれど、私は「無駄な時間」が大嫌い。本当に途上国全般にある時間のルーズさ、効率の悪い考え方、顧客を優先することのでいない思考など全てが大嫌いだ。だから、そういう国には再訪したくない・・・。

ようやくに9時半になって、イミグレーションが働き始める。
(遅すぎ・・・。こいつ仕事する気あるのか??)

ブラジル側のイミグレーションは、単に混んでいて時間がかかる。
さらにバスに乗ってカンポグランジに。

ああ・・・、結局は今回の移動も32時間かかってしまった。
快適なバスに座っているだけより、乗り継ぎをしたりは面倒くさい。

1人になってそうそうに面倒くさい移動をしてしまった。
(もう2度とこんな場所来ないぞ!!)
いつもながら途上国で思うことを、今日も感じた。

●興味がわかない町。(カンポグランジ)

カンポグランジの町について、特に知っていることはない。

あっ、沖縄そばが食べられるらしい。
他には・・・、何もない。

「歩き方」「ロンプラ」にも見所が書かれてないくらいだから、本当に普通の町なのだろう。そんな風に、町歩きを始める。

普通の町が広がっている。
旧市街があるわけでもなし、単に普通の建物と普通の町。
レストランも気になるものがない。
お店もごく普通の店構えばかり。

で、結局・・・、面白いことは何もなかった。

う〜ん、南米で訪れた町の中で1番つまらなかったかも。

up↑

ミニコラム

++ホテル予約++

割引価格
ブラジルのホテル予約ならこちら!!



 

●宿探し・・・驚き!!(ブラジリア)

「NO!!」
なんだか分からないけど、宿泊を断られた。

宿のおばちゃんが何やら張り紙を指差している。

何やら今日の日付と、役所のマークらしきものが書かれている。
でも、意味は分からない!!

次の宿も同じ。
(どこの宿も満室なんだろうか??)
そんなことはありえない。

(どうしようかな〜〜。)
迷っていると見覚えのある顔の旅行者が!!

「あれ、こんなとこで何してるんですか??」
「久しぶり!! 偶然だね!! でもちょっと宿がね、これどういう意味かな。断られてて。」メンドーサ以来の再会となるサトシくんだ。
今回で3回目だけれど、本当にこの出会いにはビックリ。
お互いに相手がここにいるとも知らなかったし、道端での出会い。ブラジリアには旅行者は少ないし、しかも道端。このタイミングで同じ路上に居なければ、まず出会うこともなかっただろう。世の中って本当に不思議なことがある。

「う〜ん、なんでしょうね。ともかくボクの泊まってる宿に行ってみますか。」
「よろしく!! 部屋空いているかな〜。」
少し歩くとすぐにサトシくんの泊まっている宿に辿り着く。
鍵がかかっていたので、呼び出す。
すると、おばちゃんが出てきた。私を見て何か言っている。スペイン語はおろか、ポルトガル語など分からない私なのだが、どうも「ダメ」と言っているようだ。

「えっ、オレ、泊まれないのかな。」
「ボクも泊まれないって・・・。」
「えっ?? どういうこと??」
「よく分からないけど・・・。」
先に宿泊費を払ってしまっていたらしいが、なぜか半額の10R(約650円)だけを返そうとしている。
サトシくんに言わせると、部屋には荷物を置いただけで、何も設備を利用していないらしい。
しかも、宿主の都合で追い出そうとしているのに、半額を徴収しようとしている。道考えてもおかしい。荷物の保管代を少し取ると言うくらいなら分かるが半額とは!!


ともかく結局は2人とも路頭に迷う状態。
野宿なんかしたくないし。そんな風に困っている時に英語の分かる女性が登場した。なぜ底に現れたのか分からないけれど、ともかく通訳してくれる。

宿に泊まれないのは、ブラジリア地域の役所が無届の安宿を一斉に閉鎖させたためらしい。税金を払っていないとか、いろんな問題があるのだろうか。
いずれにしろ、長年にわたって宿を経営していたのに寝耳に水だろうか。空いている部屋を貸しているというような宿ではなく、本当にもう「宿」として建てられている建物が多いのだから。

で、宿主と同じように・・・。
もしくは宿主よりはずっと小さい問題だが、ともかく困った。


「どうしようか??」
「う〜ん。」
そして、紹介されたのが宿というよりは、アパートとして使われているような「宿」??
泊まってみると人々は親切だし、設備も悪くないし、本当に良かった。むしろ訪れた安宿に泊まるよりも快適だったかも。

サトシくんとの再会も驚きだし、宿の突然の閉鎖も驚き。
世の中、何が起こるか分からない。

●建築物が面白いと噂。(ブラジリア)

ブラジリアといえば、建築物が有名だ。
計画的に作られた新しい都市でもあり、南米を訪れる建築マニアは大抵ブラジリアを訪れる。

でも、それほど建築物に興味のない私としてはテンションが低い。
(とりあえず、有名どころを見に行くか。)

建築好きに聞いた場所を厳選し、3箇所だけ回ってみることにする。
カテドラル2つと電波塔だ。

宿を出て、町の中心方向に向かうが、確かに変わった建物が多い。
(だからどうした!?)
という程度の建物で、感動したりするようなものではないが。

で、町を歩き回った結論。
「別に面白くない。半日観光で十分。」

ブラジリアを訪れる旅行者が少ないのも分かる。
でもま、大都会だし、変わった建築物が多いのも確か。

(良くもないけど悪くもない、そんな感じかな〜。)


※ドン・ボスコ教会。きれい!!
※博物館もこんな!?

up↑

 

●行き先が急に変わる!!(ブラジリア-レンソイス)

「レンソイスって良いらしいですよ。」
「どこだっけ、そういえばロンプラに載っていたのみたことあるな。」
「トシオさんも行くらしいですよ。」
トシオさんとは、パラグアイやブエノスアイレス、ラパスなどで出会った旅行者だ。珍しく医者の旅行者ということでちょっとインパクトがある。今まで医者のバックパッカーには、他に1人しか会ったことがないし。

とりあえず私も軽く興味をそそられ、ロンプラをめくる。
「ん? アウトドアの hot spot って書いてあるね。」
更によく読んでみると。
「お! 落差400mの滝があるんだね。」
「ヨサゲでしょ。」
「だね。どうやって行くんだろ。」
ガイドブックには、ブラジリアからの行き方が載っていない。
分からないことがあったら、まずはネットで調べてみる。日本語のサイトは見つからなかったので、英語のサイトで探す。いくつか読んで、目的の情報を発見!!
「サトシくん、セアブラっていう場所で乗り換えて行けるみたい。」
「けっこう簡単ですね。」

そんなことをしているうちに、だんだんとレンソイスに行くのも良いような気がしてくる。
「どうしようかなぁ・・・。」
「一緒に行きましょうよ。」
「う〜ん、1人だったら絶対に行かないだろうな。」
「きっと行ったら楽しいですよ。」
「う〜ん、そんな気もする。」

そのままサトシくんに勧められ続ける。
「ま、行ってみるか。何とかなるでしょ。」

ということで、突然に行き先が変わった。

本当は白砂漠にできるラグーンで有名なレンソイス国立公園を目指すべく、サンルイスに行こうと思っていた。
それが、レンソイスという「町」に行くことになるとは。こちらには、チャパダ・ディアマンティーナという国立公園がある。そこに滝やテーブル・マウンテン、洞窟、清流などがある。

名前が同じというところも不思議。
世の中、何が起こるか分からない。

●トラブル日記 バスチケットは!?(セアブラ)

サトシくんがやって来ないな・・・。
バスの中で待っているが、すぐに来そうだったサトシくんがやって来ない。

バスのエンジンがかかる。それでもサトシくんが登場しない。
(もう出発も近そうなのに。)
(どうしたのかな。)
少し心配になって窓から外を覗くが、どうもバスの入口付近にもいない。
(おかしいなぁ。)

数分後に入ってきたサトシくんが言う。
「チケットが見つからなくて。」
「で、あったの??」
「ええ、ゴミ箱に捨ててました。」
なんと、今、買ったばかりのバス・チケットを、すぐ近くのゴミ箱にそのまま捨てていたらしい。大胆すぎるといえば大胆すぎる。ともかく見つかったので良かったのだが。

「そういう人もいるのか〜。」
「やっぱり、バスチケットは買う前にゴミ箱で探した方がいいね。」
「ま、買ってすぐに捨てるのは勇気いるよね。」
そんな風に少しいじめてしまった。サトシくんごめんね(笑)。

up↑

 

●ともかく観光はツアーで。(レンソイス)

「この町いいね。雰囲気あるよ。」
着いて早々に、いや、着く前の車窓を眺めながら2人で言う。
「ね。来て良かったでしょ!!」
「だね!!」
ちょっといかにも観光地という感じだが、街並みも素敵だし橋や広場には趣もある。
小さな村なので、全景が見えているというのも良い。

客引きに連れられて宿に行く。
「自分達で探しても良いんじゃないの〜。」
「ま、1軒だけ行ってみようか。」
1軒目に行ったところ、満室なのかお断り状態。今日はブラジルの休日とのことで、若者やグループがたくさん来ている。それで満室や値上げも行われている。
「次、すぐだから。」
客引きにそう言われて、すぐならとついて行くことにする。

結局泊まることになったのだが、立地はともかくとても快適な宿だった。
ホットシャワーとTV付きで、15R(約1,000円)/1人となった。宿から見える景色も良い。キッチンも快適。それになんと言っても、宿のおばさんが親切!!(あまり言葉は分からないけど・・・。笑)

テーブルマウンテンを眺望し、景色を満喫。
滝つぼで気持ちよく泳ぎ。
洞窟を1kmほど散策。
透明度の高い川で遊び、
テーブルマウンテンから夕陽を眺める。

けっこう充実した1日。
特にテーブルマウンテンから眺めた景色は素晴らしかった。

※洞窟の入口。長さ数キロ。

※洞窟の出口の細い崖の道で。


※洞窟から透明度の高い水が流れ出てくる。洞窟内のシュノーケリングも可能。

※透明度が高く、水面下も普通に見える。

※テーブルマウンテンの上から(1)。

※テーブルマウンテンの上から(2)。



※ツアー仲間との集合写真。

●滑り台の滝。(レンソイス)

「滝の滑り台に行きましょうよ。」
「散歩がてら行くかね〜。」
昨夜、そんな風に話していたのだが、今朝も私は起きるとネットカフェに出かける。いつも通りに電話を掛けるためだ。ネット環境の良い場所では、日本に連絡を取るのが日課になっている。そして、ネット大好き(?)な私は長時間そこに居ついてしまう。

ようやく部屋に戻ったのは午後1時過ぎ。
「すみません!!そろそろ行こうか!?」
「行きましょうか〜。」
「まず、明日のツアーと、バスチケット?」
「ツアーは後でいいかな。」
「バスチケットだけでも買わない?」
「そうしますか。」

無事に用事を済ませ、午後もだいぶ過ぎてから出発となる。
「どうやって行くのかな?」
実は何も道を知らない私が聞く。
「大丈夫ですよ。」
やる気のあるサトシくんがいるので、完全に任せっぱなしなのだ。「任せっぱなし」ということはしたことがないので不安でもあるが、ありだろう。
旅行代理店で貰った小さな冊子を見ながら歩く。どの道から町を出れば良いかは書いてある。その先は・・・、聞いていくことになるだろう。

町外れの少し急な坂道を登りきり、いくつもの分かれ道に出る。
「ちょっとそこで聞いてみますよ。」
大胆にも門が閉まっている宿の呼び鈴を押している。何回も・・・。
私だったらそういうことはしない。だって、宿泊客でもないのに、呼び出されて道を聞くだけなんて失礼のような気がするから。
「ねぇ、通行人に聞いても良いんじゃない?」
「宿の人なら英語が通じるかもしれないし。」
「そりゃそうだけどね〜。」
サトシくんはまともや呼び鈴を押している。
(サトシくん、強ぉ〜〜。)
おばあちゃんが出てきた。
サトシくんはジェスチャーで説明している。
それも私が見ても良く分からないようなジェスチャー。
滝で滑るところを真似したらしい。

おばあちゃんは、すぐに左のほうを指差した。
良く分からないが、すぐに通じたのだ。
「(サトシくんのジェスチャー)あれで良く通じたね。」
「そんなもんですよ(笑)。」
(いや、あれは運が良いだけだと思う。もしかしたら通じてないかも・・・。)
おそらくは、そうやって聞かれることも多いのだろう。そして、この先で観光客が訪れる場所は少ないのだろうと思う。

ともかくも歩き始める。
ガイドと行くことを勧められた道らしいが、轍ははっきりとしている。いや、むしろ普通の散歩と変わらないほどだ。
森の中をどんどんと進む。サトシくんは山も登るし行動的な旅人。なので歩くのも速い。せっかちな私はゆっくり(ちんたら?)歩くのが嫌い。だからサッサと歩くサトシくんと一緒だと気分がラク。

ドンドンと突き進む。
前を歩く人たちも次々に追い抜かす。
「滝は町からすぐ。」
そう聞いていたわりには遠いが、それでも自然の中の散策は楽しい。
途中にいくつかある売店もすぐに後ろのものとなる。

時計を持っていないので正確な時間は分からないが、30分ほども歩いた頃に渓谷に出た。
「きっとここですね。」
「だね。」
斜面を降りていくと、ビキニ姿の女性も目に入ってくる。
「水着ギャルですよ。」
「たくさんいる。けっこう皆来てるね!!」

滝つぼも広い。周囲にはBBQ屋さんも出ているし、飲み物屋さんもいる。
泳いでいる人、滝を滑っている人、肌を焼いている人、遊んでいる人。
思い思いに身体を休めているようだ。

冷たく感じる水に身体を浸し、すぐに慣れる。
外気は暑いので気持ちの良い温度だ。
泳いで滝側に渡り、まずは滑りに挑戦!!

(おお〜〜〜!!)
かなり気持ち良い。サトシくんはお尻が痛いといって余り挑戦しないが、私はむしろズボンのお尻が破けないかが気になる。

その後、滑ったり、泳いだり、楽しい時間を過ごした。
この滝もオススメ。

かなり良い!!

up↑

 

●落差400mの恐怖。(レンソイス)

レンソイス近郊の シャパダ・ディアマンティーナ国立公園(チャパダ・ディアマンティーナ) の最大の見所にツアーで訪れる。

落差400mの滝があるというのだ。
「おお〜!! 凄い!! 400m?? 行く行く!!」
「でも、水がチョロチョロらしいですよ。」
「え〜〜。どうしようかなぁ。」
「行きましょうよ。絶対凄いですよ。」
「う〜ん、行こうかなぁ・・・。」

そんな風に行く気が薄かった私だが、当日になるとさすがにやる気が出てくる。
一緒に行くのは、サトシくんとサンパウロから来ている夫婦、そしてガイドだ。ガイドはリオ・デ・ジャネイロ出身の若くて気が利く若者。アメリカに留学していたらしく、英語が堪能。何を話しても通じるのですっごくラク!!

カポンという村に到着し、すぐに出発する。
まずは入域者と言うことで名簿に名前を記載して山を眺める。
「いや〜、テーブルマウンテンもきれいだ!!」
「ね、来て良かったでしょ??」
「レンソイス全部が良かったよ。」

サンパウロから来た2人がとても遅いので、置いておくことにする。
サトシくんはアコンカグアをはじめとして、普段から山も登っている。だから登るのが遅いわけがない。あっという間に後ろの3人は見えなくなる。
「景色が良いとこまでとりあえず登っちゃおうか。」
ガイドの説明によると、丘を3つ登るとテーブルマウンテン頂上の平らな部分に出るらしい。

一気に上まで登り眺めの良い場所に腰を落ち着ける。
「風が気持ち良い〜。」
「凄い景色ですね。もう少し青空になったら良いのに・・・。」
「滝に着く頃には青空になって欲しいなぁ。」

雄大な景色を眺めつつ、雑談をし、3人が登ってくるのを待つ。
彼らはいつまでたってもやってこない。歩くのが遅い上に、あちこちで写真を撮ったりしているから当然だろう。実際に急いでいるわけでもないし、彼らがのんびり歩いているのは私にとっても問題なしだ。

頂上部の平らな場所は景色も普通で面白みはない。
ただひたすら歩く。
(まだかなぁ・・・。)
そう思ったら、ガイドが少し先を指差して言う。
「あの向こうが滝だ。」
「おお〜。」
サトシくんと2人で少し興奮。
でも、水がないっていったいどういう状態だろう。ちゃんと滝だってことが分かる状態なんだろうか。

「おお〜〜!!」
「凄い!!」
「写真、写真!!」
400mも下に台地が見えている。まさに切り立った絶壁。
こんな垂直な崖は、人生でも何度も見たことはないはずだ。



想像したよりずっと凄かった。
水量は確かに少ないが、この景色は滝だけが主役ではなかった。

絶壁から飛び出している岩がある。
飛び出している部分の下は、もちろんただの空間。転がれば落ちて死ぬこと必須。
「怖いよ。下の滝つぼ見られないよ。」
「(石から)顔を出した方が良い写真取れるよ!!」
「それは怖すぎ!!」
下を覗き込んで、ちょっと見るのが精一杯だ。
ちょっと覗くだけでも400mの高さが凄いのが分かる。

この高さを、この恐怖をどのように撮れば伝えられるか。
写真のことを考えて動き回る。
でも、最終的には身体を地面にはりつけて、少しだけ岩から顔を出しつつ、滝の水が落ちる姿、下までの距離、そんなものを肌で感じる。やはり、感覚を写真で伝えて共感するというのは難しい。
もう難しいのが分かれば悩むことはない。楽しめばいいのだ。難しいことは忘れて。

帰りも夫婦をおいてサッサと山を下る。
景色の良い場所でのんびりと過ごす。

今日の滝ツアーも大成功だ!!



※雨季の滝の様子。水は落下途中で、雨や霧のようになる。

up↑

 

●誕生日の夜に。(レンソイス)

「今日、誕生日なんですよね。」
事前に何も言っていなかったけれど、言ってしまった。

昨夜、ネットカフェで久々の偶然の再会を果たしたトシオくんとカオリちゃんだが、さとしくんはブラジルの弓場農場で仲良くなったらしい。私がトシオくんたちに会ったのは、パラグアイ、アルゼンチン、ボリビアなど。
う〜ん、考えてみると3カ国で会っているのか・・・(で、ブラジルで4カ国目)!?

「え〜、昨日言ってくれればいいのに〜。」
「とりあえず酒飲みましょう!!」
「ビールとか買ってあるの持ってくる。」
「お菓子も買ってくる。」

誕生日と言うことでちょっと普段より良いお酒を買ってくれる。
サトシくんにお金を払おうとするけど「誕生日くらいは」と受け取ってくれない。

コーラやジュースとかも買って、準備万端。
でもどこで飲むんだろう。

「バスのチケットだけ買いに行っちゃいますよ。」
皆でぷらぷらと橋を渡り、バス会社の窓口に向かう。

カオリちゃんとトシオくんだが、とっても細かく移動している2人だ。
トシオくんが好奇心旺盛で、それにカオリちゃんが付き合っているようにも見えるのだが、どうなんだろう?? 2人はもうパラグアイから3ヶ月も一緒に行動している。
当初はカップルなのかな、もしくはカップルになるのかな、なんて思っていたけど、どうもそういう雰囲気でもないところが不思議なのだ・・・。

「どうしようか!?」
行き先をアレコレ話している様子。レンソイスを出るにも、大きな町に行くなら直行はサルバドールしかない。日曜日のみはマセイオにも行けるけれど、まだ週ははじまったばかりだし。
サルバドールの手前で降りて、乗り換えて南東に向かう。そこから船で島に行き、のんびりしたらサルバドールまで船で。

う〜ん、こんな風に細かく回る旅行者は少ないだろうな〜。
私の勝手なイメージだが、一般的にはブラジルを訪れる旅行者って、偏った場所に訪れている気がする。

(旅行者の多くが行く場所)
・リオ
・サンパウロ
・サルバドール
・ボニート
・イグアス

(旅行者の一部が行く場所)
・サンルイス
・ブラジリア
・マナウス
・弓場農場 ← 私は絶対に行かないが。

その他を訪れる旅行者って、かなり少なそう。
で、トシオさんとカオリちゃんは、これから頑張って北東部のビーチを回るらしい。

そうやって、時間があるっていうのも羨ましい。
先を考えずに時間を配分できるって、なんて幸せなことだったのだろう・・・。


2人もチケットを購入し、ようやく落ち着いて飲むことに。
「どこで飲む?」
「そこのベンチで良いかな。」
「良いでしょ〜!!」

自称ガイドも参加し、大騒ぎが始まってしまう。
気持ちよく酔っ払って、サトシくんやトシオくん、カオリちゃんは、私の酔いっぷりに驚いただろうか。まぁ、私にとってはいつものことなのだが。

最高に楽しい夜。
川沿いの路上でヘベレケに酔って楽しんだ。

●ツイていない移動。(レンソイス)

昨夜遅くまで飲んでいたので、睡眠不足だし、お酒も身体に残っている。

ともかく目を覚ましたものの、気合も何もない。
「サトシくん、面倒くさいね・・・。」
「早く起きましょうよ。オレなんて、シャワーも浴びちゃいましたよ。」
「おお〜〜!!」
とはいえ、サトシくんだって、間違いなく睡眠不足のはず。

何とか気合を入れて準備をする。
昨夜は飲んだまま眠ってしまったので、荷造りさえもしていないからだ。

いつもよりもいい加減に、洋服や小物をバックパックに突っ込んでいく。きれいに入れていないので、バックパックはパンパンにふくれてしまった。バッグは大きいが、ともかくも荷造りは完了。サトシくんといざ出発。それにしても起こしてくれたサトシくんには感謝しないと!!

少し早めにバス停に行ったが、まだバスは来ていない。レンソイスは経由地なので、ギリギリにバスが来るのだ。

「もう寝たいよ〜。早くバス来ないかな。」
「来てほしいですね〜。」
「あっ、あれかな?」
「逆方向かなぁ。」
「あっ、次の!!」
そうしてやって来たバスに乗り込む。

いつの間にか眠り込んでしまう。
(んっ?)
しばらくたってだろうか、目が覚めたがバスはどこかに停車している。しかも路上のようだ。どうもしばらく動いていないようで、周囲の乗客も外に下りてしまったりしている様子。
(なんだろうなぁ・・・。)
しかし、眠くて仕方のない私は気にしない。再び眠りにつく。
(んっ?)
また、しばらくたってだろう。目が覚めたものの同じ場所にいる。
「さっきから動いてないですね。」
サトシくんも目が覚めていたようだ。
「なんでなんだろう?」
「さぁ・・・。眠いので確認に行くの面倒ですね。」
「まぁ、いっか!?」
2人とも再び眠りにつく。こんなにいい加減で良いのだろうか。

そんな風に、バスは随分と遅れた。
もっとも特に急いでいるわけではなく、眠くて仕方がなかったのでバスで寝られて良かった。いや、でも、さっさとサルバドールに到着してベッドで寝られたほうが運が良かったというのだろうか・・・。

ともかく、運が悪くバスは遅れたが、運がよくバスでたくさん寝られたのだった。

up↑

 

●デング熱(?)と思われる症状について。

◎発病初日〜3日目

 ・発熱による強い悪寒。39度前後まで熱が上がる。
 →デング熱の場合には、アスピリン系の解熱剤は良くない。

 ・腰の間接や筋肉に激痛が走る。あまりの痛さに普通に歩くこともできない。
 →布団で横になっているだけでも痛い。
  とにかく痛くて仕方がなく、寝ることも出来ない。
  ※扇風機の風に当たるだけで、肌が痛く感じる。

 ・激しい倦怠感。
 →トイレ往復、階段の上り下りなど、少し身体を動かすだけで疲労感あり。

 ・激しい頭痛。

◎4日目〜

 ・発熱や倦怠感は次第に減っていく。(〜10日目)

 ・全身の皮膚が赤く色づきボツボツが。
 →発疹か!?

 ・腰の痛さは最後まで残る。
 →解熱鎮痛剤(Tylenol, paracetamol 750mgが強力)が効いていると分かりずらい。


◎医者往診

 海外旅行保険の窓口に連絡したところ、英語の(多少)通じる医者の手配をしてくれた。病院に行くのではなく、医者が往診に来てくれるのはとても助かる。
 病院での検査についても、キャッシュレスで受けられるよう手配してくれた。

 ※ブラジルのサルバドールで、キャッシュレスで治療ができるとは思っていなかった。

 海外旅行保険「ジェイアイ」は2度目の利用だが、対応がとても早く迅速で満足している。日本の大手損保の海外旅行保険の場合には、アフリカや南米地域はどんな対応になるのだろう。「ジェイアイ」はヨーロッパ系の会社なので、アフリカや南米地域ももちろん問題なく対応してくれる。日本の会社の場合にも、同様にキャッシュレスな対応や医師の往診の手配などしてくれるのだろうか。

●サルバドールには縁がある。

カーニバルにも訪れたサルバドール。
そして、療養のために長居してしまったサルバドール。

正直、サルバドールは嫌いではない。いや、けっこう好きかもしれない。でも、合計で1ヶ月も滞在するほどの魅力は感じなかったのも事実だ。
カポエラや楽器を習う人にとっては特別な町らしいが、私のような怠惰な旅行者にはサルバドールは基本的にすることがない。ビーチは遠いし、大きなスーパーも遠い。坂道も多くて歩きづらい。
だから、ついホテルから出不精になってしまう。宿で海を眺め、ネットをし、ご飯を作っていると日が暮れていく。

そんなことばかり書くと、まるでしかたない町のように感じてしまうかもしれない。実際のサルバドールは、旧市街の趣はあるし、黒人も多いバイーア州を感じるという意味でも特別な場所だ。有名なわりにつまらなく感じたサンパウロやリオ・デ・ジャネイロよりは、ずっとずっと楽しい。そして、居心地が良い。
旧市街においしい日本食レストランがあったら、どんなに最高だっただろう。そうしたら、自主的に1ヶ月の滞在をしてしまったかもしれない。

ともかく、サルバドールの旧市街を随分と屋上から、窓から眺めてしまった。
今回の旅でも1ヶ月滞在した町はかなり少ない。そう考えれば、理由はともかくサルバドールには縁がある。

そして、縁がある町がくだらない町でなくて良かった!?

●療養のための2週間。(サルバドール)

ベッドでひたすら横になる。

ずっと仰向けになっていると腰が痛くなるので、たまに横を向く。
汗をかくので気持ちが悪くなってくる。それでもシャワーを浴びる気力もなく、我慢するしかない。

汗をかくので、とにかく水を口にしておく。
食欲はないが、何か食べなくてはとバナナなどを食べる。キーボーとエミさんが作ってくれたご飯を少し食べたりもする。

そんな生活が続き、歩けるようになっていく。
不思議なことに、上り階段がキツイ時もあればキツクない時もある。治ったと思うときもあれば、やっぱり駄目だと思う時もある。

(いつサルバドールを出られるのだろうか。)
(病気がぶり返したりしないだろうか。)
そんなことを思い悩みながら、治るのを待つ。

明日は出られるだろうか、明後日はきっと大丈夫だろう。
楽観的過ぎる予想は、そうは簡単に実現しない。


もう時間がない。

旅を終わらせよう。

そんなことを考えていた時でもあり、このまま旅を終わらせても問題はないな、とか思ってしまう。

正直、この旅で100カ国くらいは行きたいと思っていた。
中米、カリブ海、北米ときれいに回りたいと思っていた。
しかも、ちゃんと明確にそう考え始めたのは旅の途中からだ。


なぜ、そんなことを考えていたのか??

自分の夢ではない、目標にすべきことでもない。

自己顕示だ。


そんなことを顕示して何になるのか??

旅という娯楽、旅という時間は自己快楽に過ぎない。

意味はない。


そう思うと、おのずと旅の今後が見えてくる。
簡単に見えてくるのではなく・・・。あきらめというものを考え、選択する。

あきらめなくして、満足はあるのだろうか。
完全なる満足は起こりうるべきことでもなく、完全に満足するためにはあきらめを経て、満足のためのラインを下げなくてはならないのではないだろうか。

いつかは帰らなければと思っていたが、夏には帰る。夏前には帰る。
そう実感として思い始めた。


もちろんこの理屈は、今の自分の状況が故に生み出した理屈。
この状況が変われば、自分にとっての理屈も変わっていく。
だから、この瞬間の自分の考えは、流れの通過点でしかない。ただ、どう流れていくかは今後の自分の考えに影響する。考えて置いたほうが良い。少しでも自分が前に進むために。

up↑

 

●そろそろ次の町に行きたい。(サルバドール)

「明日、もし体調に問題がなかったら出ようか。」

キーボーにそう相談する。
キーボーとエミさんは、体調が良くなるのを待っていてくれた。本当に感謝しないとならない。こんな風に想ってくれる友人はありがたい。


翌朝、起きてみて、体調は改善方向に向かっていると感じた。
「キーボー、行こうか。」
「じゃ、チケット買おう。」
急がせて言ったというよりは、キーボーとエミさんが早く出たいだろうと言った。しかし、エミさんにとっては急なことだったらしくとても慌てて準備をしたらしい。

サルバドールの次に向かうのは、北にあるフォルタレーザだ。
少し前まで、フォルタレーザという町を知らなかった。ましてや行こうなどとは、思いもしなかった。
ブラジル北東部にあるフォルタレーザからサンルイスまでの、ビーチが続く長い一帯は、とてもきれいなビーチや楽しい移動などが満載のオススメ地域らしいのだ(By Lonely Planet)笑。


慌しく動いていたエミさんとキーボーも一段落し、部屋で休憩中。
「よし、出発しようか。」
久しぶりに荷物を背負う。
とても重く感じる。

それはそうだろう。
病み上がり、しかも完全に治ってもいない。
(はぁ、荷物降ろしたい。)
(休憩したいなぁ。)
いつもなら、なんともないはずのバス停までの移動で疲れてしまう。

苦労しながらバスに乗り込む。
バスではいつもよりも早く寝付くことができた。不幸中の幸い(?)だ・・・笑。

●どうしようもない宿と、カテドラル。(フォルタレーザ)

夜遅くに到着し、目的地であるジェリコアコアラ行きのバスも既にない。
長時間バスに乗り続けていたためか、軽い頭痛もする。
「もう面倒だからタクシーで行こうか。」
「そうだね。」
「安い宿に行きたいのですが、知ってますか?」
そうして、ガイドブックの紹介ではなく、タクシーの運転手の紹介で宿に向かうことになった。

旧市街は結構遠い。
夜の道を気持ちよくスイスイと進む。

「あっ、凄い!!」
「なんだこれは!!」
突然に現れたライトアップされたカテドラルは、とても壮大で雰囲気のあるお城のようにさえ見えた。
「おお〜、意外に凄いね〜。」
「凄い凄い!!」

宿はカテドラルのすぐ近くだ。
「20R(約1,300円)よ。」
「え、18R(約1,170円)じゃないの??」
外壁に張ってあった垂れ幕を思って聞く。
「1人、18Rね。」

一般の家庭のような建物の階段を上ると、共同のシャワーといくつかの部屋が並んでいる。そして、そのうちの1つの扉が開かれた。
(えっ、これ!?)
部屋は相当に狭い。狭いというか、狭い空間にベッドを詰め込んでいる。床には歩く以外のスペースがない。こんなに狭い部屋は滅多に見られない。

狭いけれど仕方がない。
1泊だけだし、今さら暗い夜の中を歩きたくない。
荷物を置いてすぐに、1人でカテドラルまで散歩に行く。

カテドラルはやはり迫力がある。
建築については知らないが、建物の外にも柱があるような変わった構造もあり、とても見応えがある。ステンドグラスは外から見てもきれいだし、塔も大きい。

フォルタレーザには何も期待していなかっただけに、ちょっと嬉しい散歩だった。

●噂のジェリコアコアラへの移動が。(フォルタレーザ-ジェリコアコアラ)

フォルタレーザのバス・ターミナルに、比較的きれいなバスがやってきた。
このバスだったら結構快適に行けるだろう。そんな風に思いつつバスに乗り込む。

入ってみると、座席の前後間のピッチが狭い。
つまりリクライニングはあまりできない。
やはりローカルバスということだろう。南米以外の地域なら普通かもしれないバスも、最近ではとても駄目なバスに見えてしまう。

そんな風に思いつつも、バスには乗らないとならない。
車窓がどうということもなく、とにかく我慢。
(早く着かないかな〜。)

ようやく町に着く。
(んっ、ここがジェリコアコアラかな。)
「あっ、コアラって書いてある。」
「宿探し面倒だね。」
ガイドブックの印象では鄙びた町という感じだったけれど、普通の町だ。
なんだか乾燥した田舎のように、鄙びている感はあるけれど、面白みはなさそう。しかも、ガイドブックで敢えてオススメするような場所には見えない。

現地人が私たち3人にしきりに話しかけている。
(いったい、なんなんだろう??)

ともかく現地人について行ってみて分かった。
バスの乗換えなのだ。しかも、わけの分からないバス。4WDのトラックだろうか、その荷台に簡単な座席を設置している。そんなアフリカ風バスに乗り込んでビーチに向かうらしい。
「面倒だね。なにこのバス。」
「はぁ〜、早く着いてほしいな。」
「この町つまらなそうだね。来る価値あったのかなぁ。」

トラックのようなバスはがんばって進む。
エンジン音が相当にうるさい。
道路を外れ、泥や砂の道に突入する。海に向かうのだろう。そうして、自然の中を爆走し、ようやく海岸線に出る。今までとは逆方向で来た道を戻る方向に進み始める。

ビーチ沿いを走り、とても気持ちが良いのだが、やはりビーチは美しくはない。
「なんかたいしたことないね。」
「これが、世界のbest10?? それはないよ〜。」
「やっぱりさ、選ぶ人は現地になんて行ったことないんだよ。」
「写真と現実は違うからね。」
「は〜ぁ、面倒くさい思いしてしょうもない場所来ちゃったかな。」

頭痛もしてきて早く部屋に横になりたい。
なんだかジェリコアコアラに対する期待もしぼんでしまった。
やっぱりビーチは島が良い。少なくともこんなにゴミを出すような人が、たくさん住んでいるような場所ではない。自然に溶け込んだ生活をしている地域以外ではどうしても汚れが出る。

パッと見の景色だけならともかく、やっぱり砂浜、水(透明度とか)、サンゴ礁・・・そういったいろいろな条件を満たしてくれるのは、開発された場所ではない。そんな風に改めて思う。

up↑

 

●ビーチはともかく、確かに景色はきれいかな。(ジェリコアコアラ)

やはりジェリコアコアラのビーチはたいしたことがなかった。

でも、景色はとてもきれい!!

海の前に砂丘があり、その地域一体は国立公園に指定されている。
国立公園に指定されているのは、景色もさることながら、亀の産卵が行われることが大きいのだろう。だから、ジェリコアコアラはビーチというよりも、付加価値が大きいのかもしれない。

まだ雨季が完全には終わっていないのか、思いついたように雨が降ってくる。

雨から逃げるために、見晴らしの良い砂丘から駆け下りる。
屋根の下に逃げ込んでビールを飲む。
「うまいね〜。」
「いやぁ、ビーチはそうでもないけど、うまいビールがあればどこでも良いかな。」
「雨やんでほしいね〜。」

砂丘のほとりにある小さな漁村が、今は観光村に変わりつつある。
村は白い砂漠の中に浮かぶ緑のオアシスだ。そして、その脇には青い海が広がる。

かなりの遠浅なので泳ぐのには適していないし、砂が舞ってしまい透明度も低い。それでも遠目には青くきれいな海だ。

いろいろな色が重なり合い、美しい景色を作り出している。
何かが欠けても、その魅力は減ってしまうだろう。でも・・・、敢えてこの景色を見に行くほどでもないかも。南米にはいくらでも美しい景色がある。南米大陸の魅力は、旅行者にとって雄大な自然なのではないかとも思う。

考えてみると大陸ごとに私にとっての魅力は随分と違う。

アジア: 人、食べ物
中東: 人、モスク
アフリカ: 動物
南米: 自然
オセアニア: 自然
ヨーロッパ: 文化

有名な旅行者の言葉には、「女の南米」とか言う言葉もあるようだけれど、私は魅力を感じない。だって、(極端に)太っている女性ばかり。雰囲気や表情だって、アジアの女性と比べると魅力に欠ける。・・・というか、日本人女性が1番なんだよな〜、といつも実感なので・・・(笑)。

●西洋人が好きそうな鄙びたビーチ。(ジェリコアコアラ)

ジェリコアコアラの風景がきれいなことは書いたが、お店や通りの雰囲気はどうだろう。
正直言って、着いた途端に感じた。
(欧米人が好きそうな場所だな〜。)
(かなりツーリスティックだな〜。)

まだ自然が、ほぼそのままの形で残っている。
欧米人好みのレストランやバーが並んでいる。

宿やレストランのオーナーには、外国人が多いのか英語の通用度も幾分は高い。
レンソイスという町も、世界中から旅行者が集まり、英語がどこでも通じたが、この町も旅行者がそれだけ多いということだろう。

思うに欧米人は擬似自然環境とでも言うか、「そのまま風」が好きな気がする。
もちろん「そのまま」では駄目で、欧米人の好むお店はは必須。
そして、日本人はもっと便利な場所を好む傾向があるような・・・。

かなり小さな村なのに、いろんなものが密集しているのはそういうことなんだと思う。

●緊急事態パソコン故障!!(ジェリコアコアラ)

(あっ、起動しない・・・。)
(まじ??)
(困る・・・。)

パソコンを起動しようとしたら、ウンともスンとも言わない。
画面は真っ黒のまま。
HDDにアクセスにすらいかない。
DVDドライブすら動かない。

WINDOWSが起動する前の段階で、エラーが発生してしまっている。
(まずい・・・。)

気分的に冷や汗が出てくる。
キーボーと一緒にお酒を飲んでくつろぎたい気分だが、それどころではない。

とりあえず、何回も試す。
(駄目だ・・・。)

DVDドライブが動けば、再インストールなどの対応も可能だが、何も動かないのでは対応の仕様がない。もちろん、セーフモードすらも起動しないし、そのセーフモードを指定するところもまでも進まないのだ。

(悲しい・・・。)
時間を置くともしかしてなおるかも・・・、そんな根拠のない事象に望みを託す。

翌日もパソコンは起動しない。
正直言って、あきらめた。
救いは一緒にいるキーボーのパソコンに、必要なソフトウェアはすべてインストールしたるということ。そして、ほぼ全てのデータはポータブルHDDにバックアップ済みだということ。

さすがにこの旅で、3台目のコンピュータ。
故障にも慣れてきている(笑)。

「キーボー、パソコン貸して〜。」
「いいよ〜。」

パソコンがないと「世界ぷらぷら」サイトの更新が滞りそう。
なによりもやる気が失せてくる。自分のパソコンがないと、思う時間に書けないので、なかなか先に進まない。

(もうサイトの更新は帰国までやめようか。)
(むしろ、その方が旅の最後を楽しめるかもしれない。)
(サイトのことを忘れ、本当の意味で旅だけを楽しむって、必要かも。)

そんな、言い訳のようなことも思い浮かぶ。
そして、それぞれも間違いないと思う。旅の途中で何回も思ったことだ。でも、パソコンが壊れたということをきっかけにするのではなく、自分の決断で変えたかった。そう思うと、こういう逆境に負けずに何とかしたいと思う。


翌日も、その翌日も、パソコンは起動しない。
もう正直パソコンの起動はあきらめた。日本に帰ってHDDを入れ替えて再インストールだろうかと・・・。


そして、10日ほどもたったある日、パソコンがエラー画面を表示した。

「SYSTEMファイルがありません。」

(おお!ラッキー!!)
(再インストールだ!!)
急いでDVDをドライブに入れて再起動する。

DVDを読み込んでいる。
再インストールが始まった!!

なぜ、パソコンが再び動き始めたのか??
それは良く分からない。

でも、ともかく、再インストールが成功すればパソコンでの処理が可能になる。ソフトウェアのインストールや、各種updateももう手馴れた作業だ。必要なソフトウェアは全て持ち歩いているし、あとはネットに接続できる環境で最新版に更新していくだけ。

助かった。
正直、凄く嬉しい。

これで、サイトの更新もできる。
暇な時間に映画も見られる。漫画も読める。・・・。

万歳!!

up↑

前へ 次へ