世界ぷらぷらロゴトップ

集団泥棒の伸びる手。(サルバドール)

ニョキニョキ。

とても混雑した通り。
人だかりで身動きも難しい。

そんな中、後ろから伸びる黒い手が!?

しかも。
前の女性の胸を触っている!!

う〜ん、カーニバルってこういうものなのだろうか。


また次の人の波が。

(あれっ?)

ポケットに手が伸びている感触がある。

(やっぱり。)

わざと人の波を作って、むちゃくちゃに混雑した中を通り過ぎていくうちに、周囲の人間のポケットをまさぐるのだ。
単純と言うか、どうしようもないというか。

ブラジル人って面白いことをする・・・。

きっと、ブラジル人は皆この手口を知っているんだろう。

特に何も入っていないポケットだけれど、その後も数回、手が伸びてきた。
実に大胆な手口。
というか、やっぱり稚拙な気がする。

でも、これでカーニバル期間中は荒稼ぎなんだろう。


お金は靴下の中に入れていたので、特に被害は無かった。

●トラブル日記 どこにいたの?(サルバドール)

海で行われたパーティから帰って来た時のこと。

「あれ? ユキト君がいないね。」
キーボーが部屋に入って言う。
まぁ、それは出かけていることもあるだろう。

「オレの鍵がないぞ!!」
ヒョジュンさんが言う。
「ユキト君の鍵があるよ。」

(???)
どうしてこうなっているのか、状況が分からない。

ヒョジュンさんは宿をチェックアウトして、これから一緒の部屋をシェアする予定だ。
しかし、鍵がないのではチェックアウトもできない。でも気持ちの切り替え早い。
「ここ。寝かせてもらって良いですか?」
「もちろんOKですよ。」

でもユキト君はいったいどうしているのか?

ヒョジュンさんとキーボーが寝付いた後に、ユキト君が帰ってくる。
「いや〜、部屋の鍵を忘れて外に出ちゃいましたよ。寝る場所がなくなって困りました。」
「どうしてたの?」
「上田さんの部屋の床に泊めてもらいました。」
「はぁ〜、大変だったね。」
「ホント、どうしようかと思っちゃいました!!」

(そういえば、ヒョジュンさんの鍵は・・・??)
「ヒョジュンさんの鍵、持って行った?」
「この部屋の鍵と間違って・・・。」
(どうしたら間違えられるんだ? キー・ホルダーも全然違うのに・・・。笑)
「で、ヒョジュンさんの鍵は?」
「上田さんの部屋に置いてありますよ!!」
ユキト君が笑顔で答える。

「ヒョジュンさん起きる前に取って来た方が良いんじゃない??」
「あっ、そういえばそうですね〜。」
「ヒョジュンさん、チェックアウトできなくなっちゃったみたいだよ。」
「申し訳ない・・・。」


そんなことの翌日のこと。
ビーチから戻ってくると部屋の窓は開け放たれている。

鉄格子があるので外から入ることはできないが、もちろん中にユキト君がいると思った。鉄格子の上部から、身体の細い人なら侵入できないこともない。それに、鉄格子から手を伸ばして盗みを働くこともできるだろう。

「あれ?いないよ。」
最初に入ったキーボーが言う。
「あっ、鍵がある。」
「まただね。」

しばらくするとユキト君が帰ってきた。
「いや〜、またやっちゃいました。」
「やりすぎでしょ〜〜。」
(まぁ、良いけど・・・。)

それ以降、ユキト君が慎重になったのは言うまでもない。

●キーボーの告白。(サルバドール)

好みの女性や、町で見かけた女性について話していた時のこと。

「オレ、いつも言ってるんだけどさ〜。」
キーボーが話し始めた。

「顔は子供っぽいのがいいな!!」
私や同居しているユキト君、遊びに来ている友人らが耳を傾ける。

「で、身体はオトコがいいな〜!!」

周りの全員が一瞬凍りつく。

顔を見合わせる。

「・・・。」
「・・・。」
「まじですか?」

突っ込みづらいけれどユキト君が果敢に、いや、やむを得ず突っ込む。
ユキト君は同じベッドを、キーボーとシェアして寝ているからだ。

大きなベッドなので、真ん中に抱き枕を置いて区切っているのだ。

私は近くにマットレスを敷いて寝ている。
でも、キーボーがゲイだったら、・・・困る。


「間違えた!!違うよ。身体は大人だよ。」
キーボーが一生懸命訂正したが、しばらくその話題が消えなかったのはもちろんだ。

up↑

ミニコラム

++ホテル予約++

割引価格
ブラジルのホテル予約ならこちら!!



●「ナカタトシア」??(サルバドール)

「ナオ宿」のメンバがカーニバルに参加するチーム名は、「ナカタトシア」だ。
日本人の名前のようだが、どうもそうではないらしい。真相は知らない。

日本人がやっているという親近感、そして、知人が参加しているという好奇心。
そして、実は何よりも打楽器のみで構成されている音の響きが良い。何が良いって、カーニバルに抱く日本人(もしくは私)のイメージに近いものがそれだ。

宿の前からスタートし、演奏しながらセントロへ。
後ろを踊りながら歩く。

太鼓の音が旧市街の石の建物に反響し、さらに大きな音になって聞こえる。
日が沈んで幾分温度が下がったとはいえまだ暑い。

真剣に太鼓を叩く「ナカタトシア」のメンバも汗が出ている。
細い女性も力強く叩いている。手を見せてもらったが、マメができていたり硬くなっていたり、練習の跡がうかがえた。

サン・アントニオ通りから行くとセントロの入口にあるペロウリーニョ広場で止まり、演奏の順番を待つ。
しばらくして力強く開始する。先頭のナオ宿オーナーの指図で、順番にリズムを変えて行く。時には激しく、時には軽く、ときには重く、そして速く。太鼓の音に引かれたブラジル人たちもやってくる。

太鼓だけではなく、金属の小さな打楽器を扱うメンバなどもいる。

2/4の最後の演奏を終え、疲れてはいても充実感ある表情を見た。

全員で30人ほど。
皆で練習を重ねることを想像すると羨ましくもあるが、時間もなかったし仕方がない。そして、直前に訪れて参加するのは面倒にも思えたし・・・。

●バーハの若者たち。(サルバドール)

カーニバル初日にバーハ会場に行った。

セントロに行こうと思っていたのだが、女のコたちが誘いに来てくれたのでついていく。誰かが連れて行ってくれないと、遠出は少し面倒くさい。

(千載一遇のチャンスだ!!)
そう判断した私たちは、もぞもぞと準備を進める。

バスに乗って渋滞の中を行く。
歩いた方が早いかもしれない。
カーニバルに向かう車も多いし、きっと道路規制などで混雑しているのだろう。

会場は若者を中心にごったがえしている。
カーニバルでイメージした女性のセクシーなコスチュームも見当たらない。もっともブラジルでは普通の洋服でも、胸を強調するような服が多い。だから普通にしているので十分なのかもしれないが!?
とにかく若者が飲んでいる。そしてカップルたちが楽しそうにじゃれている(羨ましい!!)。

音楽は太鼓などの打楽器よりも、歌謡曲や電子音が中心。
巨大なコンサートに迷い込んだようで不思議。数少ない太鼓の音も、すべてスピーカを通して聞こえてくる。生の音が聞きたいのに。
巨大なトレーラ上で演奏し、その音がスピーカを通して街中に響く。大通りの脇には有料のブースもあり、高い場所で見学できる。各チームのTシャツを買うと、一緒に踊ったりもできるらしい。
ドイツで開かれていた LOVE PARADE は、カーニバルを参考にしたのだろうか。まさにそっくりの様子なのに驚いた。

連れて行ってくれた女性がブラジル人に絡まれている。
絡まれているというか、口説かれているのだろうか。それもかなり強引に。
いきなり抱きついてキスを迫ろうとしている。

もちろん止めるが、カーニバルではこんなものなのだろうか。
通りすがりに触っていく女も多いし、もちろん男もすれ違いに女性に触ったりしている。
バーハの混雑振りは凄く、スリもとても多かった。

喧嘩もあるようだし、注意注意!!


up↑

 

●セントロの雰囲気。(サルバドール)

旧市街では3箇所に別れてカーニバルが行われている。

「ナオ宿」のメンバが演奏したペロウリーニョ広場からセー広場に向かい、クルッと回って戻ってくるコース。このコースを演奏するのは、生演奏のチームばかりだ。中にはバイーアの衣装を着た踊り子たちもいたりする。もっとも若い女性の踊り子は少なくて、むしろ太ったおばさんが多いのには驚く。
音楽はここで行われているのが1番好き。踊りやすいし、とても身近に感じられるし、一緒になって楽しむことができる。

セントロの、その中心ではバーハと同じようにトレーラが爆音を出している。
そして、セントロの反対側でもトレーラが爆音を出している。
音も歌謡曲などが多い。
有名歌手なども来て大盛り上がりなのだが、できたらサンバのリズムで楽しませて欲しいのに。

そういった中で、カポエイラをする人たちの姿はあちこちで目立つ。
人だかりができていると、大抵はカポエイラが行われている。

サルバドールでは普段から、あちこちでカポエイラの練習が行われている。
見学も出来るし、練習に参加させてもらうこともできる。
以前からカポエイラの話は聞いていたし、知人が始めたという話も聞いたりする。それでも見たことがなかったので、今回のサルバドールではカポエイラを見るのも目的の1つだった。こんなに日常的に行われているというのに驚いた。

日本の柔道や空手なども、同じくらい日常なのだろうか。
カポエイラのように道端で見ることはないけれど、確かに道場などはある。でも珍しいような気もする。私が気にしていなかったので、目に付かなかっただけかも。

カポエイラは、格闘技の練習を踊りのように行うもの、と言ったら分かるだろうか。
植民地時代に格闘技が禁止され、庶民の知恵で踊りとして格闘技を受け継いできたらしい。

とにかくセントロでは、人ごみの中でゴチャゴチャにたくさんの見世物が行われているのだ。




●ユキトくん、それはやり過ぎ!!(トランコーゾ)

ある日のこと。
部屋になぜか大人数が集まって酒を飲んでいた。
もう酔っ払って何をするのも面倒な時間のこと。

おなかが減ったという声を聞き、ユキトくんが立ち上がる。
「ぼく、ラーメン作りましょうか!?何人食べますか〜??」
「え、まじで?」
「本当に作れるの? オレは無理だよ。食べたいけど。」
「大丈夫、任せて下さい。」

そんな声を聞き、皆が。
「お願いしま〜す。」
「ヒーローだね〜。」
「まじで、ヒーローだよ〜!!」
なんだかんだと、褒められ、感謝され、おだてられ(?)一気に動き出す。

おなかの減っている人は、これでラーメンが食べられると元気になる。
「1人だと面倒だな〜。誰か手伝ってくれる人?」
ユキト君が仲間を募集する。
「は〜い。手伝いますよ〜。」
ミキコさんが手を上げる。
「おっ、ありがとう!!」
そんなやり取りを頼もしげに見る酔っ払いたち。
ミキコさんが立ち上がってキッチンに行く。

「じゃ、よろしくお願いします!!」
そんなことを言って、ユキトくんはさっさと座ってしまう。

(・・・。)
(・・・。)
(・・・。)
皆は唖然として無言。
私も冗談だと思って何も言わずに見ている。

ユキト君は何も無かったかのように座って、酒を飲み始める。
「まじですか?」
「え?」
ユキトくんは何も悪びれた様子すらない。

正直、ありえないと思う。

でも、仕方がないと、ミキコちゃんが1人で作ることになった。
おなかが減っていた本人でもあるし、まぁ仕方がないか・・・。

その後、ヒーロー像が話題になる。
「絶対に裏切っちゃまずいでしょ。」

・・・ユキトくんは本物のヒーローにはなれなかった(笑)。

※この写真はサンパウロ。

up↑

 

●トランコーゾを目指して。(サルバドール-トランコーゾ)

借りたアパートの期限はまだまだ残っている。
でも出発することにする。


というのも、ある日のこと。
「どうしよっか、トランコーゾ・・・。面倒くさいね。」
「うん。面倒くさいね。」
「チケット買うのも面倒だね。」
バス・チケットは3軒隣の建物で帰るのだが、どうも"移動をする"という気力が起きないのだ。サルバドールはソコソコ快適でもあるし、仲間も増えた。部屋もあるし、このままビザ切れ近くまでここにいても良いかな、なんて思い始めている。
「よし、オレが買ってくるよ!!」

キーボーが初めて積極的に移動を主張している。
そもそも、トランコーゾは南米のゴアとして有名だった場所だ。最近は開発もどんどん進み"既に終わった"という評判も聞くが、やはり行ってみたいと以前から思っていた。
それを以前に話していたので、パーティ(野外音楽フェス)好きなキーボーとしても行ってみたくなっていたのだ。

(えっ、マジで連れて行ってくれるの??)
もちろん自分が主体的に動かないで、連れて行ってもらえるなら依存はない!!
「お〜!!お願いしていいの?」
「いつ出る??」
「う〜ん、5日とか6日とか・・・。」
「よし、行ってくる!!」

そうして買って来てくれたチケットは、5日夜発のバス。少しだけ高く少しだけ快適なバス・チケット(笑)。だから出発しないわけには行かないのだ。

やって来たバスは横4列だが、ブラジルでの中クラスに位置するバスだ。アルゼンチンのセミ・カマとほぼ同等のようだ。まぁ割と快適だろう。
正直ブラジルのバスは、アルゼンチンに比べていつも質が劣っている気がしていたのでとりあえずは一安心だ。

で、バスは良かったのだけれど、あちこち寄って時間が掛かりすぎるのはありがたくなかった。本当にブラジルのバスは無駄な時間が多い。少し高くても直通のバスにしてくれれば良いのに・・・。

朝にポルトセグーロに着く。
「バス待つの面倒だね。行き先も説明しにくいし。どうしよっか?」
「タクシーにする?」
「いいね〜!!」

「20レアル(約1,300円)。」
そんな答えを聞きビックリ。
いくらなんでも高すぎる。目的地のフェリー乗り場までは3キロほどしかないのに。
2人で話し合った結果、気分が悪いので歩いていく。
後ろで値下げした値段を言っているがもう乗らない。最初の言い値が高すぎるような運転手のタクシーに乗るのは嫌いなのだ。その性格のために、随分と苦労をすることもあるけれど、自分の気持ちは大切なのでコレで良いのだ!!(他の人には勧められないが)

坂道を下っていくが、段々と暑くなる。
荷物も重いし、日陰がないとつらい。
「やっぱりバスに乗るべきだったかな。」
「まぁ、もう良いでしょ。行こう。」
汗をダラダラ流しながら、ようやくフェリー乗り場に着く。

30分ほど待って、無事に対岸に渡る。
バスに乗って、トランコーゾに。
想像以上に面倒で、時間のかかる移動をしてしまった。

やっぱり移動は面倒なのだ!!

●早速のパーティ??(トランコーゾ)

飲んでいたバーの女のコが教えてくれた。
「〜〜って行くと、パーティがやっているわよ。」
「おお〜、ありがとう!!」

屋台(バー)で飲んでいると、突然におじさんが何か言い始めた。まったく理解できない私たちのために、近くで飲んでいた女のコが通訳してくれたのだ。

さすが屋台のおじさん、夜な夜な営業しているだけあって"情報通"!?
パーティに行きたいと思ってはいたが、まさか初日から簡単に行けるとは思っていなかった。初日は疲労もあるので、軽く飲んで寝ようと思っていたのだ。

真っ暗な中を歩く。
坂道を下り登り・・・。外灯もないので強盗の危険を感じるが、リゾート地でもあるし、それほど危ないこともないだろう。

※分かる人は分かると思いますが、パーティの写真はありません!!

言われたとおりに、耳を澄ませながら歩いていく。
「おっ、聞こえない??」
「聞こえる、聞こえる!!」


否が応にも興奮してくる。
音もなかなか良い!!

持っていたカップのウォッカを飲み干す。

ゲートをくぐり、熱気漂う室内に入る。
詳しいことは分からなかったのだが、どうもクラブイベントらしい。
音にあわせて久しぶりに思い切り踊る。サルバドールでもビーチパーティに行ったが、音がイマイチ、スピーカもイマイチだった。もちろん楽しんだのだが、クラブの中で音がガンガンに響くのは良い!!

気がつくと左スピーカの前で踊っている。
普段は右スピーカに近づくことが多いので、なんとなくしっくり来ない(笑)。

数時間して喉も渇き、疲れてきたのでフロアを離れる。

(お〜!!いいね〜。)
フロアを出ると、チルスペースは野外になっていた。
自然もあるし、半野外でダラダラする場所もある。

英語を話す客たちと雑談する。

やがて音がやみ、人が少しずつ流れるように消えていく。
それでも居心地が良いので、私たちはだらだらと過ごす。

音が再開する。
少しBPMが落ちているが、それでも気分良い。
短いアンコールではなく、本格的に再開した。その心意気が嬉しい。中途半端な時間に放り出されたらたまらない。


気がつくと空が明るくなっている。

もう完全に明るい。
明日もビーチでパーティがあるらしい。うん。ツイテいるぞ!!

●ムシにやられた〜〜!!(トランコーゾ)

キーボーは汗疹(あせも)ができてしまい痒い痒いと言っている。
私は滅多に汗疹ができることもないし、割と冷静に言う。
「もっとシャワー頻繁に浴びないと駄目だよ。」
実際に私は1日に4〜5回浴びているし、汗疹ができる気配はない。

私の場合は清潔好きというより、汗を流すと気持ち良いのと、水を浴びると身体が冷えて気持ち良いからシャワーを浴びるのだけれど。


そんな会話をした翌日の朝、私も身体がやたらと痒くなっている。
キーボーも昨日と同様に痒いと言っている。

(??)
起きて疑問が。
蚊はそんなにいなかったと思う。
昨夜に外でハンモックに揺られていたキーボーは刺されていたが、室内でパソコンをしていた私は蚊にも刺されていない。

痒い箇所は背中、足首周辺など。
覗いて見ると虫刺されがある。蚊のようだけれど、どうも違う。
「ダニっぽいね。」
キーボーも汗疹、蚊、ダニにやられているようで痒そう。
蚊にも種類があって、痒い時間が長いものがいる。もしかしたら慣れていない種類の蚊に身体が対応できていないためだろうか。

久しぶりにダニにやられた。
エアコンも付いているし清潔そうなのに、まさかダニにやられるとは。
前日まで泊まっていた人がダニを連れてきたのだろうか。カーニバル期間中だし、どんな人が泊まったことか・・・。

「とりあえず引越しでしょ。」
「もちろんでしょ。」
エアコン、プール付の、更に快適な宿に移ったのは間違いない。

up↑

 

●海までお散歩。(トランコーゾ)

海まで行ってみる。
町は丘の上にあって、ビーチまで出るには少し気合いがいる。

丘から海を眺めると、ビーチが2重になっているのが見える。
丘の近くからしばらくマングローブが広がっていて、その先に海に臨むビーチがある。マングローブ林にも海水が入ってきて、周辺がビーチになってるのだ。

緑と白砂の風景はとても美しい。
写真を撮っていても嬉しくなってくる。

期待しながら坂道を下る。
マングローブ林を通り過ぎるために、林道ができている。既に周囲には海が広がっているのと同じだ。ここは満ち潮になると海水で一杯になり、ひいてくると海水は少しになってしまうようだ。

ビーチには海の家があり、多くの観光客がのんびりと過ごしている。
海で泳いでいる人たちも少ないながらもいる。家族連れなどは泳いでいる人が多いようだ。

奥に行き、マングローブ林と海がつながっている部分で泳ぎ始める。

(んん?)
流れが強い。
どんどん海に連れて行かれる。
一生懸命に泳がないとあっという間に沖に連れて行かれそう。その周辺では若い男しか泳いでいない。楽しくてしばらく泳いでいたが、危ないので場所を変える。

ビーチはきれいなのだが、残念ながら海水は流れのためか砂でにごっていた。
日が傾く頃に満足して家路に着いた。帰り道は外灯もなく、薄暗くなっていた。真っ暗になる前に帰途について良かった。

●プールでだらだら。(トランコーゾ)

海に行くのも面倒だが、暑い日中は水に浸かりたくなる。
1日中エアコンの中にいるのも不健康だし、せっかくリゾートにきているのだから泳がなくては!!

プールで軽く泳ぎ、ごろごろと寝ながら浮かべる浮き輪(?)で身体を焼く。
普段は身体を焼くのは好きではないが、すぐに水に疲れる観光なら良い。それも塩水ではなく真水ならばなおさら。

それを繰り返しているうちに1日が終わる。
「贅沢だね〜。気持ち良いね〜。」
そんな風にキーボーが笑顔で繰り返している。
「悠久の時を感じるよ〜。このままでいいんだね〜。」
キーボーは本当に嬉しそうだ。
「そういえば最近、日付も曜日も分からないよ。こういう生活ってあるんだね〜。」

おいしい朝食を食べ、部屋でサンドウィッチを食べる。

そうだ。
トランコーゾにはキッチン付の宿が少ない。
誰かの家に間借りする形態の場合にはキッチンが借りられるようだが、普通のホステルみたいなものが見られないのだ。
自炊ばかりしている私たちには厳しい。外食も良いけれど、値段も高いし、味も好みのものとは違う。そんなわけで、サンドウィッチや自室で簡単に作れるラーメンになってしまうのだ。

ところでトランコーゾには、なぜか寿司バーが多くて、ついおなかの減っている夜に食べてしまった。高かったけれど、ネタだけでなく、わさびも、ガリも・・・本当においしかった!!

●日本人旅行者に会う。(トランコーゾ)

プールでのんびりする日々も終わろうとする日、初めて通りで日本人に出会った。
「キーボー、向こうから日本人が歩いてくるよ。」
ATMを操作しているキーボーに声を掛ける。

「こんにちは〜。」
キーボーが気持ちよく声を掛ける。
「お久しぶりです。」
(えっ?そういえば見たことがあるような。)

私たちは物覚えが悪いので、人を覚えることができない。
まぁ普段は特に名前が覚えられないのだが、今回は顔さえも・・・。
スミマセン。

「サルバドールで会ったじゃないですか〜。」
(そういえば、そんなような。)
サルバドールではたくさんの人に出会ったので、誰が誰やら分からなくなっていたのだ。話しているうちに思い出してくる。

「今夜遊びに行きましょうよ。」
そんな話になって、夜12時に待ち合わせをして、クラブに遊びに行った。
土曜日なので野外パーティを探したのだが無かった。

このビーチでは平日も休日も関係なく、ランダムに野外パーティが行われているのだろうか?
少なくとも私たちが滞在した数日間は、平日に野外パーティがあり、土曜日はクラブだけだった。

up↑

 

●良い仕事をしたサルバドールの代理店。(トランコーゾ-サンパウロ)

昨夜も遅くまでクラブにいたので、移動がまたまた面倒に感じてしまうのだが・・・。

まずは宿を出て、近くの大きな町ポルト・セグーロの対岸に向かう。
バス停に行ってみると、運が良く既にバスが待機している。すぐに乗り込むと、数分後に出発となる。待つことを覚悟していたので本当にツイている。

バスを終点で降りると、次はフェリーでポルト・セグーロに。これも5分と待たずに出発となった。こんなに運が良くて良いのだろうかと思うほどだ。
まだ2時間以上も余裕があるので、ネットをして暇を潰す。トランコーゾの遅かったネットスピードと比べると随分とましだ。やはり大きな町のほうが回線状況が良いのだろうか。

やって来たバスは、毛布や枕も付いて、エアコンもガンガンに効いている。
まぁまぁのバスだ。
キーボーに聞くと、サルバドールの旅行代理店がこのクラスのバスを勧めたのだと言う。
GOOD JOB! だよ、彼!!

ちなみに彼はカーニバルの渋滞でチケットの配送が遅れていたので、部屋まで持ってきてくれた。他にもとても親切だったし「ブラジル人で1番信用できる男」との称号を私たち日本人数人の中で得ていたほどだ(笑)。

サンパウロには夕方に到着。
知っている町に着くとラクで良い。早速、イグアス行きのチケットを手配して町に向かった。

●再び、鹿児島会館。(サンパウロ)

鹿児島会館に戻ってきた。

驚いたことに宿泊者全員・・・と言っても4人しかいなかったが知っていた。
更に翌日にやってきたのも、サルバドールで部屋をシェアしたユキ君だったのにも驚き、その翌日にやってきたのも、ウシュアイアやブエノスで出会ったモリシタさんだったのにも驚いた。

う〜ん、南米は狭い?
いや、もちろん大陸は広いけれど、旅行者が行く場所はかなり限られてくる。
そもそも日本人旅行者は少ないのに、いくつもの日本人宿があるから再会する可能性がグッと高くなるのだ。

皆ですき焼きを食べたり、一緒に飲んだりと楽しい滞在を送れた。

ところで、鹿児島会館に1人だけアメリカ人が泊まっている。
毎晩のように遅くまで仕事をしているのだが、一緒にお酒を飲みながら。結構仲良くなれた。

それにしても、この宿に泊まっているメンバはネット好きだ。
私たちだけでなく、彼らも1日中パソコンをしているのだから全く・・・(笑)。

●ネット三昧で、敷地から出ない日々。(サンパウロ)

到着してから鹿児島会館の敷地を出ていない。

プールもあり、ネットもある。
食材は豊富に持っているし、足りない野菜はキーボーが買ってきてくれた。
サンパウロ観光は既にしている。これでは外に出る理由が無いではないか!?

というか、ネットでやりたい作業があったのだ。
だから無料でネットを快適に利用できるこの滞在を、どうしても有効に使いたかった。サイトのほとんどのコンテンツに修正を入れて、更新するとなると結構時間が掛かる。
そんなことをしているものだから、私は1日中ネットを触ることになる。

同じことばかりをしていると飽きてくるので、時にはネットサーフィンをしたり、プールで泳いだり。またやる気が出てきたら作業を開始!!

プールには葉っぱなどがたくさん浮いていたけれど、もう気にならない。日本だったらありえないけれど、海外では・・・まぁそんなものだろう。

夜になると、なんとなく宴会が始める。
少し酔ってくる頃に、宿泊しているアメリカ人も帰ってくる。
そして一緒に飲む。

そんな毎日が無事に進み、やりたいことは無事に終わった。

唯一のトラブルは、夜中にプールで泳いで怒られたことだろうか・・・。
スミマセン。

up↑

 

●ちゃんこを食べに。(サンパウロ)

今夜は東洋人街(日本人街)に行って、ヨシさん夫婦とご飯を食べる。
ヨシさん夫婦とは、アルゼンチンとパラグアイで一緒に飲んだりした。とても穏やかで話しやすい方たちだ。

そんな彼らと、サンパウロでは泊まっている宿が違っていたけれど、連絡をしたら一緒にご飯を食べに行くことになったのだ。

「どこに行きますか?」
「近くのちゃんこが良さそうなんだけど。」
「じゃ、行きましょう。」

行ってみると、看板も出ていない。果たして営業しているのか??
近くに立っていた隣のラーメン屋の方が扉を開けてくれた。
(おおっ、ちゃんと営業しているではないか。)

きっと看板など出さなくても、常連さんで一杯になるのだろう。
実際に食べていると、どんどんとお客さんが入ってきてすぐに一杯になってしまった。

ご主人は日本で相撲をされていたとのことで、とても体格がいい。
力士時代の写真も飾られている。

ビールを飲んで、ちゃんこ鍋をつつく。
他にも小皿などもつまみ、ご飯も食べる。おいしい!!

で、話は変わって、とても気になったこと。
「ちゃんこ鍋って、なに?」
「力士が食べる鍋でしょ?」
「それって定義になっているの?結局出てくるまでなんだか分からないってこと?」
「う〜ん。」
そんな会話もあったのだけれど、結局、私は最後まで納得できなかった。
で、思ったのが、例えば。
「ちゃんこ鍋食べに行こう。」
「ちゃんこ食べに行こう。」

「ちゃんこ鍋」も「ちゃんこ」も、「インド料理」「フランス料理」などと言うように、1つの分類として皆が認識しているのだろうか、ということ。
私はそうは認識していなくて、明確な料理としての定義があると思っていた。「力士が食べる料理」などではなく、「こういう料理」という。
でも、どうも違うようだ。

う〜ん、それで良いのだろうか?

up↑

前へ  次へ