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Portugal ポルトガル

 2006.08.05 〜 08.06 リスボン
 2006.08.06 〜 08.10 BOOM FESTIVAL '06
 2006.08.11 〜 08.16 リスボン

 

ポルトガル関係リンク
ポルトガルのホテル
ポルトガルの移動
ポルトガルの写真

 
  【ポルトガルでは・・・】 急いでBOOMに参戦し、その後はのんびりとリスボンで疲れを癒した。
【感じること】 ポルトガルは西ヨーロッパにしては物価が安いよう。首都リスボンでも店が閉まるのはとても早く不便。
【お気に入り】 特になし。
【お勧めは〜】 2年に1回開催される BOOM FESTIVAL はトランス好きには。。。やはりオススメ。
 

夜中に宿探し。(リスボン)

バスターミナル周辺での野宿を諦め、市内中心部に向かう。
ロシオ駅の周辺には安宿がたくさんあるらしい。ユースの窓口は24時で閉まってしまうらしいが、2時を回った夜中でも開いている宿はいくつもあるだろう。

グッチくんが情報ノートから書き写してきた小さな紙切れには、3つの宿が書かれていた。ケイコちゃんもガイドブックを持っているけれど、グッチくん情報の宿がもっとも安かった。
1番安そうな宿に向かって6人で歩く。週末の夜でもあるし、安い宿に6人もが泊まれるほどに空ベッド(部屋)があるとは思えない。2軒目を探すのは面倒だなぁ〜、そんな倦怠感が漂う雰囲気を全員が醸し出す。

暗くて床がギシギシと音を立てる階段を上る。何だか古臭いし、安宿という入口だ。ベルを何回か鳴らしたものの誰も出てこない。夜中なので仕方がないけれど、このまま宿の前で待つわけにも行かない。更にベルを鳴らすと老人男性が扉を開けてくれた。
英語は通じないものの、一緒に来たブラジル人女性のナニは、当然ながらポルトガル語はペラペラ。値段を交渉し、情報ノートよりは高いながらも安い値段で泊まることができた。夜中の到着で疲れているし、本当に一安心。シャワーを浴びて酒を飲んで、すぐに寝入ってしまった。

ああぁ、久しぶりの宿。
白くて柔らかいベッド。気持ちいいぃ〜!!






●朝もバタバタ。着けるのか??(リスボン-カステロ・ブランコ)

「コインロッカーのキーナンバーは!?」
「えっ?」
「鍵を閉めたら紙が出てきたじゃない?」
「あぁ〜!?」
食料や酒、飲み物の入った重いバッグや、タイヤの付いたバッグを取り出そうとしたが、ダイちゃんは重要なキーナンバーの紙を捨てていた。
ああぁ、失敗。私が預かっておけばよかった・・・。3コのコインロッカーのうち、自分で払った1つ分だけのキーナンバーは持っていたのだが、それはグッチくんの荷物とケイコちゃんの荷物のナンバーだった。そんな風に慌しい朝が始まった・・・。目覚めた時はのんびりだったのに。


朝7時に目覚めた。
まだ眠たいけれどTVを付けて目を覚まそうとする。

グッチも一緒に起こしてしまったようだが、ちょうど良いかもしれない。エジュアンとナニに、起こしてくれと言われていたが(ケイコちゃんかダイちゃんが起こしに行くだろう)とほっておく。

8時も過ぎて、エジュアンたちが本当に起きているのか気になる。階段を上り扉をノック。・・・出てこない。寝ているに違いない。何回もノックしてようやくエジュアンが寝ぼけた顔を出す。

いつのまにか8時半出発と言うことになっていた。
グッチくんと私はレセプションで待つ。ケイコちゃんとダイちゃんも少し遅れて出てくる。
(よしっ、出発だ!!)
ようやく少し BOOM に近づけそうな雰囲気。手荷物だけ持って、身も心も身軽になってバスターミナルに向かう。

冒頭の話に戻って、コインロッカーは開かない。ダイちゃんはキーナンバーの紙をクシャクシャにして宿の灰皿に捨てた記憶があるらしい。バスターミナルから宿は、地下鉄で行かないとならないくらいに遠いが行くしかない。ダイちゃんは走って地下鉄に吸い込まれていく。
私たちも何とかしようとする。ガードマンや切符売りの人たちに相談したりするがどうにもならない。
そして、遅れてやってきたナニに、コインロッカーの会社に電話してもらう。話は以外に簡単についた。15〜20分後に来て、開けてくれると言う。手数料が7.5ユーロかかるらしいが、それは仕方がない。

グッチくんの荷物だけは全て取り出せたので、グッチくんはギリギリの時間にバス乗り場に向かう。

ともかくバタバタしながらも、バス出発時間ちょうどにダイちゃんが戻ってきた。しかもキーナンバーの紙を握り締めている。もう間に合わないと思っていたのに意外な展開。とはいいつつも、コインロッカーからバス乗り場までは数分かかるし、比較的時間に正確なヨーロッパのバスだから、もう出発してしまっているだろう。そんなことを考えながらも、せきたてられるように早足で荷物を運ぶ。

バスがいた!!
待っていてくれたのか何だか分からないけれど、荷物を勝手に積み込みバスに乗り込む。

(んっ?何だか運転手が NO とか言っている・・・?)
ダイちゃんとケイコちゃんがもめているが、分かったこと。。。
既に私たちの分のチケットを他のお客さんに売ってしまっている。そして座席にはお客さんが座っている。
ああぁ〜、ダイちゃんが頑張って宿まで戻ってきたのに結局はダメだったのだ。それにしても財布の中に入れていたキーナンバーを、わざわざ早朝の出発前にクシャクシャにして灰皿に捨てるなんて。それさえなければ快適に出発できたのに残念。

私は残った1つの座席に乗り込み、2人を心配しながら進む。2人が喧嘩とか始めないと良いけれど。
パーティも過酷なのに、そこに辿り着くまでもかなり過酷。疲れていてお互いにイライラしないと良いけれど。

ともかくも、遅れて出発した分だけバスは遅れて、カステロ・ブランコに到着した。バス停は小さい。お店も余りないし、何だかパッとしない・・・。

グッチくんとビールを飲む。
会場にはナニとエジュアンと一緒にタクシーで行くことにする。

シガレットペーパーや食べ物などを追加で買物する。ダイちゃんとケイコちゃんと別れてしまったので、主食系の食材は持っていない。会場で会うことになるだろうけれど、最悪の場合は BOOM 参加をやめてしまうかもしれないし、会えないかもしれない。節約のためにも買物は重要なのだ。

ベンツのタクシーは飛ばしに飛ばす。
130kmくらいを普通に出して走る。さすがにベンツは凄い。というかヨーロッパに来てからベンツのタクシーをやたらに見かける。日本はクラウンが多いけれど、それと同じような理由だろうか。安全そうだしスピードも出ているし満足満足。
いくつかの街や村を越えてさらに、人気のない場所に入り込む。パーティが始まって既に数日。会場への狭い道に渋滞はなく、快適に進む。本当に遠く感じた BOOM はもうすぐだ。

●ついにBOOM到着!!(BOOM FESTIVAL '06)

BOOMだぁ〜!!
本当に遠かったがついにゲートに辿り着いた。まだ音も聞こえないしメイン会場は随分と先にあるのだろう。それでもゲートにくると長かった道のりも考えてホッとしてしまう。

「95ユーロ?」
途中参加なので安くなっていると思い聞く。本来は110ユーロなのだが「途中から安くなる」とサイトで読んでいたのだ。
「今夜の真夜中から95ユーロだよ。」
ガーンッ!!
今はまだ110ユーロなのだ。オープニングから既に3日目だと言うのに!!

半日待てば15ユーロ安くなる。
少しだけグッチと迷ったけれど、こんなに頑張ってきたのだからすぐに入ることにする。今さらゲートの外で夜中まで待機なんて辛すぎる。

ゴーッ!!ゴーッ!!ゴーッ!! だ〜。

ゲートからはすぐにヒッチに成功!!
ゲートから遠いのだから全く困ってしまう。ステージまではゲートから2kmほどもあるらしいのだ。助かったぁ〜。

快適に車に揺られて会場近くに降ろしてもらった。
会場、凄い。車も凄い数。テントも凄い数。うわぁ〜っ!!!
いやぁ〜、来てしまった、来てしまった!!!
ついに来てしまった。

重い荷物を持ってキャンプサイトに向かう。
昼間なので暑いし、重いし、汗もダラダラ出てくる。ああぁ、音はなっているけれど楽しむどころではない!!

何とかキャンプサイトの入口に到着し、日陰に荷物を降ろす。
グッチとどうしようかと相談。暑いしやる気もない。重い荷物を持ってこれ以上進みたくない。ああぁ〜。

1〜2時間も休みどうしようか悩む。さっさと決めて落ちつきたいけれど、決め手があるような場所が見つからない。荷物を降ろした場所でもいいのではないかとさえ思えてしまう。トイレも近いし、シャワーもあるし。

とりあえず、一服してからグッチと頑張ってキャンプサイトを探す。はぁ〜、もうどこでも良い気分。とりあえず木陰で比較的平らならいい。もうテントを張るのも面倒だけれど、なんとか済ます。グッチはひたすら頑張っているけれど、小1時間かかってようやく張り終えた。
ステージからそう遠くなく、水場も近い。ステージに近いので音も響いている。近いのでステージが一望できるのは重要なポイント。うんうんと、満足してだらだら開始なのだ。

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ミニコラム

++ホテル予約++

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ミニコラム

++コインロッカー++

バスターミナルの近くにある駅にはコインロッカーがある。

1回の利用は3ユーロから(6時間)。さらに6時間毎に追加3ユーロ。

暗証番号がなくなった場合には、電話をすると来て30分ほどで開けてくれる。手数料は7.5ユーロ。
人件費の割りに意外と安い!?

 

 

 

 

 

ミニコラム

++渋滞++

パーティ開始直前などは、会場につながる細い道が大渋滞だったらしい。

5時間も待ったという話を聞いた。

車がすれ違えないような細い道が1本。他に新しくパーティ用の道を作ってあったがイマイチだったようだ。

 

 

 

 

 

ミニコラム

++水場充実++

ありがたいことに、水場は至る場所にある。

どこか1箇所にまとまって蛇口があるのではなく、会場のあちこちに2コほどの蛇口があるのはありがたい。要望を良く分かっている!!

シャワーやトイレも待つと言うことは余りなかった。

 

 

 

 

 

ミニコラム

++休憩時間++

とにかく日が長い。
なので音が止まるのは夕方(?)5〜7時ころ。再会は10時とかなっていたのかもしれないけれど、実際には8時ころだった。

昼間は暑すぎて寝られないし、踊るしか日陰を探して逃げるしかない。
私はもっぱら太陽に連れて動いてしまう日陰を追いかけていた。

夜は暗くなって(9時ころ)から涼しくなる。暑くなるのは朝方8時ころから。


 

●なんとか再会。(BOOM FESTIVAL '06)

「たかく〜ん!!」
おっ、ケイコちゃんが登場!!
今、着いたところらしい。話を聞くとすぐ近くにテントを張っていた。
さらに、探し始めてすぐに私たちを見つけたとのこと。
ケイコちゃんたち神がかっているなぁ〜。

歩いて見ると本当に2人のテントは近い。
自分たちのテントから近いと思っていた水場の目の前にテントがある。

いやぁ〜、本当に安心した。こんなに早く会えるとは思っていなかったし、まさか2人がこんなに早く明るいうちにやってくるとも思わなかった。夜になったら入場料が安くなるので、それまでは入ってこないと予想していたのだ。

バスに乗れなかったあとに、すぐに電車でやってきたらしい。

故障で電車を乗り換えたりと大変だったらしいけれど、ともかく良かった。後で聞くと、ケイコちゃんは行くのが面倒になっていて、明日とか言っていたらしいけれど、ダイちゃんのお陰で助かった。ダイちゃんのお陰でソフィアを出発したようなものだし、ありがたいなぁ〜。


●グッチが初ものづくし。(BOOM FESTIVAL '06)

グッチは無口だ。
きっと慣れるまで離せない性質なのだろう。
人見知りするのは私と同じ。

グッチがパーティに行ったのは、ブルガリアの1回だけ。そう今回が初のビッグパーティ。緊張しているようでもあり、期待しているようでもある。

初めはテントを近くに張ったけれど、私はダイちゃんたちの方にテントを移動してしまった。グッチも移動するかと思ったけれど、テントの張りなおしが面倒らしくそのまま最後まで頑張った。
起きるといつも私たちの場所にやって来る。そして寝てしまう。グッチくんはとにかく寝ているのだ。私たちもだらだらだけれど、さすがにそんなには眠れない。


夜になるとさすがにグッチくんも行動を開始する。
凄い笑顔で、そして話し方もとろけてしまっている。何だか普段とのギャップが凄く楽しい。

まぁいろんなこともありつつ、私たち3人と一緒に遊んだグッチくんだが、ブログを見ると最高だったらしい。しかもハマってしまいそうだとか。
それを読んでホッとした。3人は勝手にマイペースにでも楽しんでしまう。一緒に行ったグッチくんだけ「つまらない時間」になってしまってたら、ちょっともったいないし。



●パーティ好きな人々。(BOOM FESTIVAL '06)

FULL MOON で出会った人や、皆既日食で出会った人たち。
いったん日本に帰ってから、再びパーティにやって来ている人たちもいる。本当にパーティに対する熱意が凄い。

かつての自分を思い出させる人も多い。とにかく踊るのが好きで、どこまで踊れるかを挑戦しているような人たちから。ダラダラしている人たちまで。

今は踊り続けることに意味を感じないけれど、その楽しさは分かる。
何よりも「とにかく踊り続け」て最後は自分との戦いをする。周りと一体感を持って、共に最後まで戦い続ける気持ちになる。
DJによっては、終わるような終わらないような微妙な続け方をされて、虐められているような、DJがサドのような感じに陥る。でも、それも快感なのだけれど。
踊り終わった瞬間の充実感や達成感は他に比べられない。
太陽が昇る瞬間と同様に素晴らしい。
野外であれば風が吹き、太陽を見上げ、疲れきりつつも充実した表情の仲間がいる。

やっぱりパーティも人が重要!!


●頑張って自炊。(BOOM FESTIVAL '06)

ちょっとダルイけれど、汁物の方がパンなどよりも食べやすい。
ソーメンやラーメン、ちょっとラーメンは元気な時の方が良い。

麺汁を作る。ダシ、しょうゆ、砂糖、ニンニク・・・。
麺をゆでる。野菜を切って上に乗せてマヨネーズをかけるのも良い。

そんな風に麺はとても良いのだけれど、作るのが面倒でもある。なので、朝食は軽くパンに野菜や魚の缶詰を乗せるだけだったりもする。
節約にもなるし、買いに行くのが面倒な私たちにはこれがちょうど良い。
パーティ中に頑張って自炊する人は割と少ないかもしれない。大人数でキャンプ生活を楽しみながらパーティ、と言う人たちは大きいテントや自炊道具、ターフなどしっかり準備をしてワイワイと自炊もする。それに比べると小さなテントで、車で行くのでないから荷物も小さい。それなのに飲み物から何からたくさん持って行っている私たちは頑張った方だと思う(笑)。

ところでカレーを作ろうかと思ったけれど、油モノは洗うのも面倒なのでやめてしまった。食べるのもちょっとキツイしなぁ・・・。かなりのカレー好きの私がそうなのだから、数日続くパーティ中にカレーを食べる人は少ないのだろうか・・・。日本のパーティの場合は、なぜか食べられたりするんだけれど、あれは疲労度がすくないのだろうなぁ・・・。



●BOOMの参戦者たち。(BOOM FESTIVAL '06)

駅のホームで「寝ていた」怪しげで汚らしい集団が、清潔そうな列車に乗り込む。しかもほとんどのメンバーは、ここまでヒッチハイクでたどりついているのだ。
警察も様子を見に来ていたほどだ。警察は、酒を飲んだり寝たりとやりたい放題の様子を見ながらも、問題はなさそうだと帰って行ったのだが。

電車に乗ると禁煙車両にも関わらず、控え目に車両の連結部で吸い始めた。ひっきりないに吸う人が訪れ、車内でも吸っている人がいる。

(ああぁ!!)
当然の帰結ながら、火災システムか何かで電車は止まってしまった。
初めは原因が不明だったらしく、電車は朝まで動かないとの放送まであった。皆、寝る準備をはじめると思いきや事態はさらにエスカレートしていく。
なにやら怪しげなペットボトルを回し飲みしたり、巨大なパイプで煙を吸ったりしている。もう車内は煙でもうもう。



パーティ帰りではない一般客は、もう本当に呆れ顔。
さらに駅では乗り込んで来つつも、引き返してしまう人たちすらいた。

電車は動き出さないし、眠くなってきた。
仕方がないので(?)扉の前の床が広い場所でそのまま横になる。マットを敷こうかとも思ったが、面倒くさいのでそのまま・・・。
周囲では誰が持っていたのか、大きなスピーカでトランスも流れ始める。言葉では説明しきれないほどに凄い車内!!

まったく凄い。
乗り込んだ電車はリスボン行きではなく、途中の町行きだった。しかし、余りに遅延しているためか、こんな乗客たちとはサッサとオサラバしたいのか、リスボン行きに変わって最終的にはありがたかった。


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ミニコラム

++パーティ物価++

(COLD)
レッドブル 2.5ユーロ
ビール330ml 2ユーロ
水 2ユーロ
コーラ 2ユーロ

(常温)
ジュース 1L 2.5ユーロ

(食事)
ベジ・サンド 3ユーロ
チップス&サラダ 5ユーロ

 

 

 

 

 

ミニコラム

++野宿スポット++

オリエンテ駅の構内は居心地が良かった。トイレもあるし清潔。

ガードマンがいて朝型には起こされる。

●リスボン観光!!

べレム地区の世界遺産を見に行く!!
初めはそう思っていた。でも、ダイちゃんとガイドブックのロカ岬を見ている間に、そちらの方に行ってみたい気がした。そして・・・でも面倒になってとりあえずやめる。

べレム地区行きの電車に乗ったつもりなのに、各駅停車の電車ではなく急行に乗ってしまった。ああぁ、やはりこのままロカ岬に行ってしまおうか。さっき、ロカ岬行きはやめたはずなのに・・・。

でもまぁ軽く悩みつつもべレム地区へ。
ロカ岬は明日にダイちゃんと一緒に行くだろうから・・・。

修道院はとても大きくてきれい。
私が行った時間は既に本当の内部には入れないのだけれど、天井のきれいな教会などだけは見て回れた。観光客も多いが、さすがに訪れるのが多いのも納得できる。
近くにある発見の塔はただの記念碑なのでたいしたことはなかった。べレムの砦はちょっと趣があった。
ここから大航海時代に船が出港し、運がよければ戻ってきた。想像は出来ないけれど、歴史の重みみたいなものは少し感じる。

暑い日中にべレム地区を歩いて見て回るのは少し疲れた。
それでも、ちゃんと観光したという気持ちになってちょっと嬉しかった。リスボンでダラダラ滞在しているけれど。


●ロカ岬に行っちゃう!?

「ユーラシア最西端だって!!」
「えっ?行っちゃおうかぁ〜!!」
ダイちゃんとガイドブックを見て思い出した。そういえばポルトガルには最西端の岬があるのだ。ユーラシア大陸を横断していたのに、そんなことには全く気付かなかったし、思いも至っていなかった。ほぼ全路程をバスと電車で来た。陸路の長い旅の、ある意味で終着点。

せっかくユーラシア大陸の東(というか最南端)シンガポールからバスと電車を乗り継いでやてきたのだからなぁ〜。


近郊電車の駅に行き、、、どうしようかと2人で話す。
もう遅いしどうしようか・・・?
「明日にしようか?」
あっという間の話しだった。お互いにすぐに諦める。早すぎる。
最西端の岬に行くって盛り上がってから、すぐにやめてしまうなんてちょっと情けない。
「じゃあさ、明日行こう!!」
「そうだ、そうしよう!!」
2人ですぐにそう決める。現金なものだ(笑)。

ロカ岬を目指して、ようやく午後2時に出発する。午前中に出るかとおもいきや、全てが遅い。ダイちゃんと2人で行くつもりが、ケイコちゃんも含んで3人になったのもある。
カスカイス駅を目指して近郊列車で進む。そして、ロカ岬行きのバスに乗るのだが本数が少ないので1時間待ち。スーパーでビールやらお菓子を買出しする時間も出来て逆に良かったかな。

でも、ヨーロッパの不便なところ。
日曜日なのだ。多くのお店は閉まっているしバスの便も減ったり、とにかく困る。いつもヨーロッパの日曜日には「不便」を感じて、日本の凄さを実感する。
この日も本当に不便だと思いながら仕方なくスーパーを探す。さすがに観光地への起点の町だからやっているお店があった。値段も安いしホッとする。

バスがやって来て人が乗り込む。
満席になるほどでもないのは嬉しい。ロカ岬を目指して、大西洋沿いの道を走る。
もう大西洋を見ている。地中海を見た時は感慨があったけれど、今はそれほどでもない。これって、目的のない自分の精神状態が原因かもしれない。充実している時の方が感動はありそう。
逆に今は変にリラックスしてしまっているので不思議に花を眺めたりできたりもするのだけれど、充実感とリラックスを両方とも保てるようにしたい。

ロカ岬のバス停は意外と小さい。というか何もないに近い。
いくつかの建物があるけれど、レストランやお土産物屋さんくらい。少し離れた場所に塔がたっている。

小走りにロカ岬の先端を目指す。
おおぉ〜、やはり最先端に来たのは嬉しい。
突然できた目的地だったけれど、これて良かった。

ガスが出ているから、水平線が見れないのが残念。
140mの高さの断崖絶壁の上から皆で海を眺める。
何が他と違うというわけではないけれど・・・。

●リスボン徘徊。

リスボンにはお城がある。

せっかく何日も滞在しているのだから「行こうか!」という気になった。行きつけ(?)の中華食材屋さんまで行って、裏の坂を上っていけば行けるだろうと、とにかく向かい始める。

ガイドブックも読んでいなかったので、どんなお城かも分からない。リスボンの町の中からでもお城は見えているので、眺めが良いだろうとだけは分かる。とにかく眺めだけは期待して登って行く。

観光客がたくさんあるいているので、私はその後を辿って行くだけで良かった。門の前にはお土産物屋さんもたくさん並んでいて、いかにも観光地といった雰囲気。
とりあえずチケットを買わないでどこまで行けるのか確認するが、景色すらも見ることができない。景色も見ないで降りるのは、丘の上まで登ってきたのがいかにも無駄である。
そう思って、チケットを買いに行く。入場料は3ユーロ。でも学生証を出せば1.5ユーロになるようなので安心する。列もそれほど出来ていなかったので、すぐにチケットを買えた。

入口から景色が見えるところまで一直線に歩く。
おおぉ〜、本当に待ちが一望できる。ナカナカ良い景色なのだ。

景色以外といえばお城というよりは、砦というよな跡が残っている。興味深くはあるけれど、どこにでもあるようなものだなぁ〜と思う。レストランや出店なども出ていて、いろいろなものが売られていたけれど、1番気になったのはコインの内部を模様に沿って削り落としてしまったもの。例えば100円玉の外円(丸い形)は残っていて、中の数字以外の部分は削り落とされたような世界中のコインがあるのだ。でもちょっと無駄そうな気もして買わないのが、私の常なのだ。

一通り見終わって、帰途につくがチケット売り場には行列が出来ていた。観光客がたくさんくるスポットだなぁ〜。
そういえば、お客の中には BOOM に参加する時に腕に付けてもらえるリストバンドをしている人たちもたくさんいた。

●恥ずかしがりながらの宿帰り。(リスボン)

もう2回チェックアウトしている。
宿を出ると言って、荷物を預けておきながら夜になると戻ってくる。そして言う。
「部屋はある?」

3回目ともなると、笑っている。
おそらく呆れてもいるのだろう。
それはそうだ。毎回パッキングして重い荷物を持って出て行ったのに戻ってくる人なんてそうはいない。しかもそれが連日なのだから。ちなみに私より1日早く出発しようとしていたダイちゃんは、4回も出戻っていて現実のこととは思えないほどだ。

部屋を毎日替わっているので、どうも落ちつかない。
パッキングしたりするので、のんびり滞在しているだけよりもずっと疲れる。
部屋に戻ってくる理由だが「バスに乗って行く気力」が途中でなくなったり、バスが満席で乗れなかったりと、実にくだらない理由ばかり。
計画的に前日にチケットを購入し、普通に出かけていけばできるはずなのだが・・・。

部屋に戻ると近くのお店にビールを買いに行く。
そして晩御飯を作って寝る。

ケイコちゃんはそんな毎日に疲れてしまったようで、熱を出してしまっている。ダイちゃんも心配しているし、ちゃんと出発できるか不安になる。


●中華食材店近辺。(リスボン)

中華食材屋さんの品揃えはナカナカ良い。
ショウユはもちろんのこと味噌やカレールー、みりん、だし、乾燥キノコなどが並んでいる。食材を見るといろいろ買いたくなるケイコちゃんを待って、1時間半もダイちゃんと外で雑談してしまった。

そんな風に何回も通っているうちに気がついたのだが、目の前の通りには娼婦がたまっている。

なぜ中華食材屋さんの前なのだろう。もちろん理由はあって、ビール片手にダイちゃんたちと雑談しながら見ていたら近くに連れ込み宿と思しき建物があるのだった。

中華食材屋さん周辺には、他にも立っていたりする人が多いけれど、そういう理由なのだな〜。

私が買ったものはラーメンや漬物、キムチ。
キムチは本当においしかった。韓国料理だけれど、捨てがたい味。私にはもう日本料理の1つになったとさえ思える。

●今度こそモロッコに。(リスボン)

モロッコ!!
今夜こそは出発!!

でも・・・チケットも持っているけれど行くのは面倒だ。バスターミナルも遠いし、ダイちゃんとケイコちゃんは部屋でダラダラし続けるというのが気になる。
これが初めから自分だけだったり、一緒に別の場所に出発するなら意気込みも出てくる。でも・・・2人はのんびり。羨ましい(笑)。
しかも、私に遅れてどうせ翌日にはモロッコに向かうのだ。一緒の日にすべきかとも思ったけれど、とにかくリスボンは出たい気持ちになってもいた。

(そう、出たかったはずなのだ。)

そう思って何とか腰を上げる。
駅まで2人が見送ってくれて久々に「1人の感覚」を味わう。

バスターミナルには早く着いたので、チェックインすることもできない。
ベンチに横になって時間を潰す。そして、そこには BOOM で出会ったケイコちゃんの友達のピーくんがいた。そしてヒロシくんも。
雑談をしていると他にも日本人がいることが分かって、行き先が同じ3人組がいた。日本人とドイツ人のカップル。それと、一緒に目的地に連れて行ってもらうという女の子。
彼らと一緒に席に座りつつ、モロッコ行きのフェリーの出るスペインの南の町アルヘシラスを目指す。寝るために通路で寝てしまう。パーティに行く人たちが多いようで、このバスもやり放題。西ヨーロッパって意外とルールにうるさくないのだろうか。

ブルガリア発マドリッド行きのバスは細かいことにもうるさかった。車内でモノを食べるなとか。
困るときもあるだろうけれど、自由にできるっていうのはラクなものだ。

途中、セビーリャで降ろされてバスの乗り換えはあったものの、ブルガリアで買った軽い睡眠薬の効果か、ほぼ寝て過ごせた。夜行バスにしてはラクな移動だ。

早朝8時過ぎにアルヘシラスの港に到着。
荷物を降ろす。

あとはモロッコに向かうだけだ!!

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