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スコピエは聞いた通りの印象。
(ソフィア-スコピエ-オフリド)
朝7時半に出発のバスに乗りたい。
スコピエ行のバスは、1日2本で早朝と真夜中しかない。ちょっと、良くないんじゃないかと思うスケジュールだ。オフリド直行便もあるけれど、スコピエを覗いてみたいのと、夜間の移動は寝られないのでなるべく避けたい。そんなわけで、否応なく早朝便に決まってしまうのだ。
昨夜は久しぶりに12時過ぎ頃に寝た。いつも4〜5時頃に寝ていたのだけれど、ビールだのウォッカだので酔っ払っていたこともあり、あっという間に寝てしまった。
朝は明るくなり、6時半に掛けた目覚まし時計よりも早く目を覚ます。う〜ん、意外な展開。ともかく起きられたのだから出発するしかない。
顔を洗い、眠気眼でメールチェックなどをする。いくつかのメールに返信をし、サイトの掲示板を見る。
アレッ、書き込みが・・・。しかも、今ソフィアにいる方の書き込みらしい。お会いしたいけれど、これから出発、しかも1時間もない!?
出発を延ばすこともできるけれど、既にソフィアには12泊もしている。そう考えると、準備もしてしまったし、このまま出発しなくてはならない気がした。
こういう出会いも楽しそうだし、今となってはどうしたら良かったのか・・・。出発を決めていたと言っても、7/5にザグレブに行くという以外は何か予定があるわけでもなく、変更も簡単だったのだけれど。
ただし、予定を変更すると今後の予定は更に急ぎ足となる。いくら小さいと言ってもマケドニア、アルバニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナという4つの国を16日で駆け抜ける計画に余裕はない。アルバニアを飛ばせばラクなのだけれど、先日テツさんがアルバニア人は良いよ〜、と力説していたので見てみたい。ああ、タイミングが悪いのだ。私って運がないのかな。
バスは乗客15人だけの小型バスだった。
こんなバスに乗るのは久しぶり。マケドニアに行く人は余程に少ないのだろう。1日2便しかないのにこんな乗客が少ないのだから。
途中、山を越え、景色の良い中を走り続ける。比較的樹木が多く、草ばかりののっぺらぼうな東欧的風景に比べると日本を思い出させられる。次第に眠くなり、夢の中に落ちて行く。
途中でタイヤがパンクしたり、食事休憩もあったりしたが、全般に快適に進む。
ブルガリアの税関は本当にウザイ。
出国だというのに、イチイチ細かく調べる。トルコから入国する際はパスポートをルーペなどで1時間も調べていたし、仕事熱心なのかもしれないけれど、ちょっと無駄なことをしすぎだと思う。日本人を細かく調べろという指令でも出ているのだろうか!?
電車での出入国ではノーチェックなのに、バスで越える時だけチェックする。しかも日本人だけ。これに何か意味があるのだろうか!?
わざわざこの地域で目立ってしまう日本人が、何か違法で危険なものを運ぶとも思えないけれど。しかも出国時に細かくチェックするなんてかなり変わった国のような・・・。ブルガリアには来たくないと、また思ってしまった。
ウクライナなどはもっと最悪らしい。モルドヴァ内にある自称独立国もかなり性質が悪いらしいが、そういうところには行きたくない。旅をするにあたって、興味がない国に行くのに苦労をするなんて最悪。
とにかく「訪問した国の数を増やしたい」人も多いようだし、そういう人はどんな国でも行くのだろうけれど、面倒くさがりの私は面倒は避けたい。こういう旅人がいても良いよなぁ〜。
スコピエの町の様子を見て回る。楽しそうだったら1泊する予定だ。
聞いたとおりつまらなそうだったら、バスに乗ってそのままオフリドを目指す。
バスターミナルから出て景色を見る。
街の中心がある北の方に向かって歩く。
もう段々とそれだけの時間で、つまらなそうな気がしてきた。だって、普通の街なのだもの。何も変わっていない。歴史もそれほど感じない。
スロヴァキアの首都ブラチスラヴァでの後悔が思い浮かぶ。そう、貴重な時間をこんな場所に費やすことはない。このままオフリドに行くのだ!!私にしてはサッサと決断をしてバスターミナルに戻る。
チケットを買って、ジュースを飲み、久しぶりにボロボロなバスの出発を待つ。それにしても、こんなに暑いのにエアコンは効かないし、窓はほとんど開かないしマケドニアってアジアみたいな国だな、と実感。
皆が物価は安いし、貧しい人も多いと言っていたけれど、こういう面にも現れているのだ。
オフリドに向かうバスの車窓はとてもきれいだった。広葉樹から針葉樹林帯に徐々に変わる。日本の景色を見ているよう。山を掻き分けるようにして越えて行く。平野になったかと思うと湖はもうすぐそこ。
ああぁ〜、ようやく噂のオフリドに到着なのだ。楽しいオフリドライフが待っていると良いけれど!!
●オフリドの宿は。
バスの中に宿の客引き(プライベートルームのオーナー)がいる。
偶然だったようだけれど、ちょっと驚く。それに今回は安さではなく、オフリド湖に近い宿に泊まろうと思っている。客引きの宿は湖ではなくバザールの近くらしい。値段も聞かずに断ってしまう。
しばらく近くにいたけれど、私が眠たそうにしているので諦めてか自席に戻っていった。オフリドの到着が近くなり再び誘いに来る。
個室が10ユーロと言っているが、湖に近くないので断る。
今度は7.5ユーロと言っているが、やっぱり湖に近くないので断る。
下車すると5ユーロと言っている。安いし、かなり真剣なのでとりあえず部屋だけでも見に行こうという気になった。
「とりあえず見に行くだけだよ。」と伝えてついて行く。
湖からは少し遠かった。キッチンもない。
でも部屋はきれいだし静か、それにバルコニーがあるのは良い。
湖から徒歩10分弱と遠いのでかなり悩んだが、最後にはいつものような決断になってしまう。
(安いし、まぁいいか。)
楽しいオフリドライフが見つかると良いけれど。
●オフリドの街を散策。
オフリドに来る前は、本当にただのんびりしようと思っていた。
でも、来て見るといろいろ観光スポットが気になる。しかも、どうやらオフリドは世界遺産らしい。う〜む、世界遺産に来て観光しないのもどうかと思う。まぁ、たいしたことのない世界遺産も多いけれど。
私が思うに、自然遺産はナカナカ良い。文化遺産は5分5分。もっとも、知識があれば文化遺産の方が楽しめるのかもしれない。ともかく、自分は平均的な人間だと思うから、半分くらいの人にとっては文化遺産はそんなものじゃないかと思う。
オフリドは山に囲まれた湖を正面にして街が広がっている。
丘があり斜面には赤い屋根の旧市街がある。周囲は城壁に囲まれている。城壁の中には要塞、たくさんの歴史ある教会。湖を見渡せる高台がたくさんあり、オフリド観光では外せない場所だろう。
適当に歩いていると、まずは聖クレメント教会に出合った。そこだけは行こうと思っていたので、ちょっと驚く。ガイドブックによると、この教会の内部にあるフレスコ画はとても保存状態がよく、他の教会よりも楽しめるらしいのだ。大きな教会を想像していたが意外に小さい。内部はせいぜい20m×20m程度の大きさ。でも、確かに内部のフレスコ画はきれいだった。宗教的な意味は分からないけれど、軽く流されている祈りの音楽もマッチしていて、イヤホーンで聞いていたトランスを停止して、その世界に浸った。
旧市街には、観光ポイントに向けての標識がたくさん出ていることにようやく気付いた。
そんなわけで、その後は順調にたいしたことのない古代劇場を見て、巨大だが内部はなんてことのないサミュエル要塞を見て、さらに教会を見に行く。
初期キリスト教会の遺跡があったが、地面に模様が残されているだけのものだった。歴史を経て、未だに人々が眺めに来るというのは凄い。聖バンテレイモン教会を通って、ちょっと悩む。
(もう十分観光したような・・・。)
でも最近、食べすぎで太ってきているのも気になっている。少しでも身体を動かさないと。食事制限するのも良いけれど、まずは身体を動かさないことには。
トルコ以来で、食べ過ぎの感があったけれど、特にソフィアはひどかった。もう見たい場所もないし行きたい場所もない。行く場所といったらバーくらいなのだから・・・。
そんなわけで、前の日記にも書いた通り、バザールとキッチンの往復と言う生活。全く身体を動かさないのに、凝った料理ばかり作り食べ過ぎる。まさに太る為の生活だったような。
そういう理由もあって、さらに聖ヨハネ・カネヨ教会まで足を伸ばす。聖ヨハネ・カネヨ教会は街から最も遠い岬の先端に立つ教会で、歴史うんぬんは別にしてちょっと憧れてしまうような場所に経つ教会なのだ。こういう風景ってヨーロッパぽいな、とか勝手に想像する世界が確かにあった。
旧市街自体も良いと思う。坂道が多いし、クネクネしているので道に迷いそうになりそうだが、雰囲気がある。
そしてオフリドはリゾートでもあり、街角にはカフェやバーが並び、湖付近で身体を焼く者、泳いで遊んでいる者などさまざま。それでいてボートの客引きもしつこくはない。
おじさんたちはのんびりとボートでビールを飲み、ベンチで雑談をかわし、そんな風に時間が過ぎて行く。ちょっとのどかでホッとさせられるようなリゾートなのだ。
こういうところに1人でなく来れたら、もっと楽しく過ごせそうだけれど。

●要塞ライトアップ。(オフリド)
やはり観光地だからちゃんとライトアップしている。
う〜ん、世界中考えることは同じ!?
簡単に出来る客集めといったところか。そんな私もライトアップはきれいだし、好きだものね。でも、電気代ってかなりかかりそう。巨大な建物が映えるようにライトアップするのだから相当なものだろう。
オフリド湖は、海のように十分に広い。
気の性か干満もあるような気さえする。さらに波もある。そんな海岸線のような場所でライトアップされた要塞を眺めるのも良い。
周囲は日中の暑さから開放された観光客やら地元民やらで、とてもとても賑わっている。日が暮れてくると居心地が良い温度に下がるのは湿度が低いからだろう。暗くなった頃の温度は25度で数字だけだと暑いような気もするが、とても快適な温度に感じる。
明日はワールドカップの対ブラジル戦。
可能性はないだろうけれど、とりあえず応援に行きたい。でも何時からなんだっけかな!?
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