| ●ギリシャもやっぱりトルコと同じ。(アテネ)
アテネの町を歩いていて、ヨーロッパというよりは中東を感じる。
人の姿も、それらの人の行動も。
EUにとってもギリシャは飛び地である。
そして、隣国のトルコは(私が思うに・・・宗教の問題で)EUに入れないでいるが、経済や文化、人々のパッと見の印象で言ったらギリシャもヨーロッパとトルコ半々のような印象だ。どちらかと言ったらトルコに近いかも。
露天が多い。黒人も含めて、とても多くの人がバッグやら日用品、不用品などを売っている。
半日歩き回ってそんな風に思っていたら、夜にそれを確信させるような出来事が起こった。
アクロポリスの夜景を見ようと散策に出る。
ライトアップされているので、もしかしたら良い写真が取れるかもしれない。そんな期待を持って歩いていたら、1人の男が声をかけてきた。
キプロス出身でドイツで仕事をしているという。しばらく話して、特に怪しくはないのだけれど、ちょっと疑問も持った。
「なんで彼は話しかけてきたんだろう?」
ちょっと歩いた後に、1杯おごるから軽くビールを飲もうと言ってきた。
(う〜ん、ようやく風邪が治ったときでもあるし、飲みたくないなぁ〜。)
でも、彼がアレコレ話したそうなので一緒に行くことにする。
メインストリートを歩いていたのだが、その後に彼はやたらと明確な目的地があるようにどんどん進む。
(う〜ん、ちょっとおかしいような。)
入って値段を確認してビールを注文する。
ビールが5ユーロ、高いけれどしっかりした内装と雰囲気のあるバーだ。
(まぁ、交際費としては仕方がないよなぁ〜。)
キプロスの男と話していたら、突然に女のコが隣に座って良いかとやってきた。キプロスの男の隣にも女がやってきている。
(はぁ〜、この店って、そういう店なの・・・?)
興味ないのでその旨伝えるが、話すだけだしお金も掛からないとキプロスの男は喜んでいる。仕方がないので、ちょっと話をしてみる。
ロシア出身の女で、極東の方の出身らしい。家族で9年前に移住してきたといっているが本当かどうか・・・。今は21歳だとかだが、どうも話ができすぎている。話や雰囲気から察するに、仲良くなって女のコとでかけるようなお店のようだ。
しきりに飲み物を奢ってくれと言ってくる。キプロスの男は、シャンペンのグラスを奢っているようなので、その値段を聞いてみる。なんと30ユーロ、この店ではグラスの中で1番高い飲み物だ。
最近、パウロ・コエーリョの「11分間」という小説を読んだのだが、その主人公の働く場所での出来事と同じようなシチュエーション!?
まったく、しいてみるとやはりキプロスの男は客引きのようにも見えてくる。
まぁ、強引な店ではなかったので、そのままビールを一気に飲んで外に出た。
まったく気分が悪い。こんな風な気分にさせられるくらいなら、5ユーロ捨てたほうがましだ。「割りきり」が苦手なので、どうも困る。
今夜は飲むつもりはなかったのに、小さなお店でさらにビールを買って帰る。
そして、今もビールを飲んでいるのだ。
(はぁ〜。イスタンブールの暴力バーの客引きに比べればずっとマシだけれど、気分悪い。)
彼が100%客引きというわけでもないんだけれどね〜。
※イスタンブールでは、同様に外国から来ているという客引きが偶然を装ってボッタクリ・バーに連れて行く手合いが多いらしい。実際に友人も連れて行かれている。もめて、結局は払わなかったのだが、払ってしまう日本人も多い。
●アクロポリスを目指して。(アテネ)
チェックアウトぎりぎりの時間まで部屋でのんびりし、11時になってアクロポリスを目指す。アテネの観光は、数時間で終わってしまうという話を聞いていたし、昨日歩いた感じでは確かに狭い範囲に遺跡があるくらいのだようだ。
ギリシャのアテネ、私の持っていたイメージでは、遺跡がたくさんあって壮大なロマンのような場所だけれど、どうも実際は違うようなのだ。
むしろローマの方が見所も多く、同じような神殿ばかりでなく見ていて目を楽しませてくれる。どちらも似ているといえば似ているのだけれど、イランのペルセポリスとも似ている。
古代には中東と南ヨーロッパは、とても近い文化だったのだろう。ペルシャやエジプトなどでは、数学的発見や多くの理論も打ち立てられている。現実の世界での発展の差は、その後の紆余曲折により、逆になっていたかもしれないとも思わされる。
アクロポリスの丘は、ひときわ高い。
周辺のどこからも見える。夜にはライトアップもされている。
残念ながら、西ヨーロッパの中世の建物、例えばプラハやブダペストがライトアップされているような美しさはないのだが。
チケットを買い、遺跡を眺める。
修復中の遺跡が多く、しかも崩れている遺跡が多い。
パルテノン神殿は大きい。パルテノン神殿は有名なので、イメージを持っていたのだけれど、どうも重ならなくて、なんだか現実に「パルテノン神殿」を見ている実感が持てなかった。
他にも競技場跡や音楽堂跡などもあって、丘の上に大変なものを作ったのだと感心させられる。
ともかく見終わっての感想「(半日あればアテネは十分という)先人の話は本当だぁ。」。
似たような遺跡をあちこちで見ているからかもしれない。
けれど、ローマやギリシャの遺跡って、例えばヨーロッパのお城跡や、中国やインドの遺跡などは、何回見てももう少し興味がもてるのだけれど・・・。
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