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スタンプ無しで不安な国境。(サラエヴォ-ザグレブ)

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの入国スタンプが、パスポートに押されていない。
(これで大丈夫なんだっけ?)
(何か言われたらどうしようかな・・・。)

やはり杞憂だった。

並んだ墓が見える景色も、私にとって一般的になりつつあるボスニア・ヘルツェゴヴィナだが、セルビア人地区を通ったりとバス旅にはまだ刺激もある。警察が乗り込んで来るのは何のためか。バス料金に警察代と書いてあるのは、警察が乗車していないと危険だからなのか。

美しい川沿いの渓谷を抜け、山を抜け、バスはたくさんの停車を繰り返しながら進んで行く。たくさんのバスターミナルによったり、食事休憩があったり。こんなんで、時間通りに着くのだろうか。それとも時刻表は、これらの休憩を全て考慮したうえで作っているのだろうか。乗る者にとっては、休憩よりも早く着きたいという要望が強い人も多いと思うのだが。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナのイミグレの係官は、私のパスポートをチラッと見てそれだけ。スタンプなど確認しようともしない。自分も押そうともしない。本当にあっという間なのだ。バスの乗客も少なかったけれど、全員分のパスポートを見て1分もかかっていないだろう。

不安になっていた自分はなんだったのだろう。最近は多くの国境を越えるたびに"国境"についての疑問がわく。ほとんどチェックもないし、データの登録などもない。誰が国内にいようが、気にもしていないようなのだ。今までの国では、とてもそんなことはなかった。

日本国がそうやって、鷹揚になる日は来るのだろうか。
そしてそうなった場合には、どうなるのだろうか。逆説的に、どう日本が変わったらイミグレも鷹揚になるのだろうか・・・。

ちなみにバスは少し遅れてザグレブに到着した。


●バックパッカー文化未発達!?(ザグレブ)

サラエヴォと同様にロクな宿がない。

バスターミナルに降りたが、客引きはいない。首都でもあるしそんなものだろう。訪れた東欧の国で、首都で宿の客引きがあったのは、ハンガリーの首都ブダペストだけだ。なぜあれだけ発展したブダペストで客引きがいるのか。ホステルがたくさんでき、プライベートルームの需要が落ちたのだろうか。そう考えると、今まで多くのバックパッカーにとってありがたかった存在なのに申し訳なく思う。

バスターミナルを出て街の方向を尋ねる。
左の方だとは思っているのだが、なるべく土地の人に確認をしてから歩き出したいのだ。
「遠いよ。歩いてじゃいけないよ。」
「どれくらい遠いの?」
「トラムの駅3〜4つ。」
それがどれだけ遠いか分からない。でもガイドブックを信じて歩いて駅の方に向かってみる。駅の近くにはホステルがあり、もし満室の場合でも近くの旅行会社でプライベートルームを紹介してもらえるのだ。

暑い中、確かに思いバッグを背負って歩くと遠く感じる。
都会だけれど、大都会ではない。クロアチアは旧ユーゴスラヴィアの中では発展している方だと思っていたので、少し驚く。より発展しているというスロヴェニアの首都はどうなのだろう。

汗でTシャツが濡れ始めた頃、ようやくホステルに辿り着く。
こういう宿のイメージ通り、レセプションの対応はイマイチ。まぁ、そういうことに期待するほどのお金も払っていないのだから仕方がない。人間だから、そんなもんだろうとは思うけれど、やはりホステルのレセプションの対応は白人に対してと女性に対してだけ良いと思う。これって、考えすぎ?

清潔でもない部屋にベッドが6つ。
これも普通だ。何よりも暑いのが気になったが夜になれば、少しは冷えてくるのだろう。そう思ってその部屋に荷物を下ろした。サラエヴォの宿と同じような印象だな〜。

※書いた後に資料を整理していて気付いた!! BUZZ BACKPACKERS という新しい宿ができていたのだった。おそらくそちらの方が良い。きっと今後ロンリープラネットにはそちらの宿も載るだろう(歩き方には安宿の情報はない)。

●考えていたよりも小さな町。(ザグレブ)

ザグレブの観光をする。
2日くらいはのんびり見て回れるかと思っていたけれど、そんなこともない。なぜか見所の2つの教会は両方とも工事中で興醒めだし。

観光も済ませ、日本食レストランを目指す。
ショッピングセンターの中にあり、高級店の様子。お客に日本人はいない。様子を伺いつつメニューを見る。残念ながら私の食べたいようなメニューはない。1人でなければ寿司とかも食べたいところだけれど、1人で寿司というのはどうももったいない。誰かと味わいたいと思うのは、本当に自分がその料理を好きなわけではないのだろうか。
ともかく私が食べたかったのは、カツカレーとかラーメンとかそういった類のもの。スーパーで牛乳を買って、飲みながら宿の方に戻る。

工事中でなかったら、もっとずっと印象的だったであろう「聖母被昇天大聖堂」。本当に高い、まずコレを見てイメージしたのがドイツのケルンにあると大聖堂。つい先日ソフィアで知ったばかりなので、まず思い出したのだ。次はサグラダ・ファミリア。街のどこからでも見ることができる2つの尖塔は、細かい模様で彩られ、周囲は塀で囲まれている。内部は予想外にシンプルに美しい雰囲気だった。やはり内部よりも、尖塔や外見の方が私にとっては印象的な聖堂だ。

他に聖マルコ教会という屋根の模様が面白い教会があるのだけれど、その近くにはなぜか警察がたくさんいた。政府関係の建物か何かがあるのかと思うほど、警察も多いし高級車も多く停められている。ちょっと不思議だ。
石の門には聖母マリアの肖像画が収められている。そこにあった城門が焼け落ちた際に、この聖母マリアだけは無事だったといういわくつきなのだ。

疑い深い私は、そんなことを聞いてもどうも信用できない。周りが全部燃えたなら無事であるわけがない。誰かが避難させたか、それほど門の被害が大きくなかっただけだと思うけれどうがち過ぎですか?


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ミニコラム

++駅&バス停++

駅とバスターミナルはすぐ近く。首都だと言うのに閑散とした雰囲気。
空き地などもあり、都会ではない。

駅のすぐ東にスーパーがある。

電車よりバスの方が利用されている様子。

 

 

 

 

 

ミニコラム

++トラム++

旧市街に安宿などがある。そこまで行くにはトラムが便利。
1.6KMと割に高い。駅に支店がある旅行代理店のホステルに泊まるなら無料送迎あり。






●最悪の夜。(ザグレブ)

早めに寝ようと思ってベッドに入る。
部屋にはベッドは6コだ。既に3人は寝ており、私も含めると残りは2コ。1つは開いているのだか何だか良く分からない。シーツはしてあるし、寝る準備は出来ているベッドなのだけれど、荷物は置いていない。それにしてはシーツは誰かが寝た後のようでもある。誰かが使用したベッドを片付けていないだけだろうか。

暑くて寝苦しい。
そんな簡単なことだけで寝苦しく身体を動かしていた私に、いや、部屋にいる私たち全員にとって衝撃の男が現れた。シーツが引いてあったベッドに男が横になったのだ。

しかも!!
すぐに寝入り、すさまじいイビキ!!
ず〜っと続く。最悪だよ。寝られないよ。それくらいのすさまじい音。私もイライラしているけれど、周囲もイライラしているのが分かる。

グォーッ!!ガオォーッ!!
まさに怪物のような響き。私も横を向いたり身体を動かす。イライラして動いてしまうのもある。
隣のベッドでも動き回り、壁を蹴ったりしている。少しでも音の刺激を与えたりしてイビキを減らしたいのだ。でも、その効果は本当に限られる。数秒すると、すぐにうるさく戻ってしまうのだ。結局、まんじりともしない時間が過ぎて行く。

しかし事態は急展開を見せる。突然、彼が早朝に起き出したのだ。どこかに出発するらしい。最悪なことに、その準備の音もうるさい。ドミトリーに慣れていないのか鈍感なのかどちらかだ。ともかく存在自体がうるさいと言う最悪の出会いだった。

「良く眠れた?」
フランス人が、ジェスチャーで彼のいたベッドを指差す。
それはそうだよね。他の人だってそう思うはず。その会話を聞いていたもう1人も起きだす。
「うるさすぎる。毎日ああなんだろうか・・・?」
どうなのかは分からないが、同室の全員が不眠状態のようだ。ああいうイビキをかく人はドミトリーは遠慮して欲しい。切実にそう思った。

うるささに比べると、ことが小さいが、その夜は本当に暑くて寝苦しかった。窓が対して開かないと言う、上述の通りイマイチな宿で・・・。

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