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ああ、またソフィア。(イスタンブール-ソフィア)

BOOMのために飛行機でスペインのマドリッドまで飛ぼうとしていた。しかし、1人でパーティに行っても楽しいのだろうか、寂しくならないだろうかという不安もある。

それに、何と言ってもポルトガルは遠い!!
かなぁり遠い。パーティはいつも辺鄙なところで行われるけれど、ポルトガルに着いてからも時間がかかるようだ。まぁとりあえず、スペインまで行けばやる気も出てきて何とかなるのだろうか。

ソフィアにいるケイコちゃんとダイちゃんだが、話し合った結果2人してBOOMに参戦することになった。そのメールを受け取り、私も一緒にソフィア発のバスに乗り込むことにする。
ソフィアからマドリッドまで行くバスは、飛行機に比べると半額くらい。でも、長い時間乗車するのでかなり大変になりそう・・・。まぁ仲間が2人もいればどうにかなるだろう。中国以来の長い移動になる。しかも寝台ではなく座席。大丈夫なのかと不安を持ちつつソフィアに向かうバスに乗り込む。

いつものようにイミグレの前で行列が出来ているバス。
手続きまでは遠い。外でゴロゴロしたり時間を潰すものの、列は一向に縮まらない。結局4時間も掛かって国境を通過したのだが、いつもながら思う。ブルガリアが関わると国境でロクなことがない。
今回の国境手続き待ちは、もしかしたらトルコの責任かもしれない。が、いつもブルガリアが絡んだ途端に時間がかかるようになる。そんなわけで、今日もブルガリアの質の悪さに文句を言うのだ。


●決断の時!?(ソフィア)

ダイちゃんもケイコちゃんもようやく活動開始。
もうBOOMに向かうには時間的な余裕もない。

スペイン行きのバスのチケットを買いにバス停に向かう。急げばいいのに、活動を開始したのはようやく夕方の16時半だ。こんなのんびりで無事にBOOMに辿り着けるのだろうか。

いつものバスターミナルではなく、駅前広場にたくさんある旅行代理店のようなバス会社のオフィスでチケットを購入する。国際長距離バスは、こちらだけで取り扱っているのだ。
手分けをしてスケジュールや値段を確認する。3人が集まって情報を集めたところ、マドリッド行きの値段は70〜100ユーロくらい。随分と値段には差があるが、バスはそれほど違わないのかもしれない。
翌日に出発するバスに限ると90〜100ユーロ。BOOMに参加するためには、なるべく早く行きたい。翌日のチケットを取ろうとするが、安いお店では満席で無理だった。100ユーロという高いお金を払い、なんとかバスの席を確保する。

チケットを購入する直前には、3人の間で微妙な駆け引きがあった。
(こんな遠くて大丈夫なのかな・・・。)
(BOOM遠いよな、遠くて行くの面倒だな・・・。)
(100ユーロか、結構高いな。)
(誰かが行くのやめたらどうなるかな。)
(明日は高いから明後日の遅い便の方が良いかな。)

そんな思いを断ち切るようにダイちゃんが言う。
「どうせ行くなら明日にしよう。早く行かないと意味がないでしょー。」
「・・・そうだね。じゃ、100ユーロで予約しよう。」
ようやく3人が何とか重い腰を上げてチケットを購入する。

「ところでさ、誰か行かないって言ったらどうなったんだろうね。」
「う〜ん、1人じゃ行くの面倒だなぁ。」
「どうなっちゃったんだろうね。行く気のあった私とタカくんよりダイちゃんがやる気を出してくれてよかったね。」
「オレたちだらだらで決断できないしね・・・(笑)。」

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●買出しし、いざ出発。(ソフィア-マドリッド)

バスのチケットも買い、ようやくBOOMに向かうことが確定した。

西ヨーロッパの物価を考えて、なるべく物価の安いソフィアで買物をして行くことにする。ソフィアなら西ヨーロッパで買うよりも、ほとんどの品が半額などで買えそうだ。
深夜2時頃に、24時間スーパーに行って買出しする。まったく夜中に何を買っているんだかと言う大量買いだ。

出発のための荷物整理にケイコちゃんは徹夜。
私は買物後にすぐに就寝。イスタンブールから着いたばかりなので身体も疲れている。ダイちゃんも私の後にすぐに眠りに就いたらしい。
それにしてもケイコちゃんのパッキングはなぜ、あんなに時間がかかるのか・・・!?効率の問題ではなく、やる気や集中力の問題だろう。

8時にチケットオフィスに集合と言うことなので、7時に起きて準備を終わらせる。インターネットなどもして落ちついた朝。
「カードが使えない!!」
ケイコちゃんが昨夜不調だったカードを試してみて、同じ結果に意気消沈している。
「俺のも使えない!!」
ダイちゃんのカードは、すぐに残高不足だろうと言うことが分かった。すでに、残高不足になることは分かっていて、友人に振込みを依頼済みとのこと。

カードが使えないだの、パッキングが終わっていないだので、8時になっても2人が出られる気配はない。仕方もなく、私だけチケット3枚を持ってオフィスに向かう。バスの座席が悪くなったり、キャンセルされたりすると困るので、とりあえず行く。
昨日購入したチケットは、どうも仮発行らしく本物のチケットに見えない。チケットをちゃんと受け取らないとならないだろうという不安も大きいのだ。

バスに乗り込む。座席は後部の方。結果的に後部にいることがとてもよかった。チケットはギリギリに買って正解だったのだろうか!?(笑)
ケイコちゃんとダイちゃんは隣の席。私は通路を挟んで斜め後ろの窓側。1つ後ろの座席が空いており、隣の女性は後ろの席に移った。かなりラッキー。
さらに最後部もあいており、途中までずっとゴロゴロと横になって進むことができた。

相変わらずブルガリアの国境では、炎天下の中だらだらと3時間も待たされた。無事にイミグレを通過するまで随分と疲れたし、全く距離を進んでいないのに時間だけ過ぎて行くのは、55時間と言う長い道のりが更に伸びるような気がして嫌になる。

途中の休憩では、ソフィアで購入したパンに缶詰やトマト、キュウリなどをはさんで食べる。毎食同じなのだが随分と節約になるし、食べるのもラク。バスの車内に食料を持ち込もうとすると、常にもめることになる。でも、ほとんどの乗客が持ち込んでいるし、私も気にせずに持ち込む。
セルビア、ハンガリー・・・ようやく個別通貨圏を脱してユーロ通貨の使用できるオーストリアに入る。ちょっとした買物をしたりもしやすい。

イタリア、フランスを越えてバスはどんどん進む。いつの間にか国境を通過しているので、正確に自分がどこにいるのかは分かりづらい。休憩のたびに自分がどこにいるか確認しつつ楽しむ。

「初イタリーだよ〜。」
「でもこれじゃ、行ったことがあるって言えないね。」
「単なる通過だね〜。」

「おフランスだよ。」
「ここも初だよ。もしかしてこれが最後だったり!?」

スペインに入り、車窓の景色も変わる。
赤っぽい土に、乾燥した大地。そこに生える樹木たち。青空が広がり雲1つない。そんな景色がずぅ〜と続いている。スペインに来たんだなぁ〜と良く分からないながらも感じてしまう。南欧はさすがに東欧とは雰囲気も全く違うのだ。

マドリッドまでの道のりは確かに長かったが、仲間に恵まれた。座席の後部が開いていて順番に横になったりもできた。55時間の道のりはそれほど辛いものではなく、このまま行けるものならリスボンまで連れて行って欲しい!!そんな風に思えてしまうの不思議だ。

マドリッドの町に入り、バスターミナルに降りる。やはり巨大。設備がハイテクとかいうことはなく、ただ規模が大きいのだが、ようやくスペインに来たと言うことでとてもホッとしたし落ちつけた。

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