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zimbabwe ジンバブエ
 2007.10.05 〜 10.06 ビクトリア・フォールズ
 2007.10.06 〜 10.07 ブラワヨ
 2007.10.07 〜 10.08 マシンゴ&グレート・ジンバブエ遺跡
 2007.10.08 〜 10.11 ハラレ


ジンバブエ関係リンク
ジンバブエのホテル
ジンバブエの移動
ジンバブエの写真

 
  【ジンバブエでは・・・】 有名観光地(ビクトリアの滝とグレート・ジンバブエ遺跡)と大都会を短期間で回った。
【感じること】 今はとても旅行に適した経済状況とは言えない。
【お気に入り】 経済状態が良くなれば、再び快適なハラレは戻ってくるはず・・・。
【お勧めは〜】 ビクトリアの滝。やはり強烈な印象を受ける。
 
懸念の国ジンバブエへ。(リビングストン-ビクトリア・フォールズ)

ついにジンバブエに行く。
ハイパーインフレという話は随分前から聞いていたが、最近は品物がないという話まで聞いていた。いったいどうなってしまっているのだろう。
12年ほど前に訪れたときは、アフリカの中でも最も気に入った国の1つだったのだが、どうも最近の噂ではそういった雰囲気は感じない。

噂は尾ひれをつけて拡大するものだし、行ってみたら問題なかったという状態だと良いのだが・・・。

宿の無料送迎で国境に向かう。
朝10時なのでもっと早く出たほうが良い気もするが、お金を払うよりは・・・って小額だけれど、無料で行ったほうがラクだ。しかも、宿から直行なので荷物を背負わなくてもすむ。

国境までの道は修理中だけれど、それほど悪くはない。
国境の手続きも簡単に終了。
橋を渡りジンバブエ側に向かう。水が豊富な時期は、国境の橋の上から素晴らしい滝の眺めが見られるのだが、今は水もなく崖が見えるくらい。それでも素敵な景色には間違いないけれど、滝の迫力とは比べられない。

ジンバブエ側にも簡単に入国する。
驚いたのは書類の記載も不要なこと。お金だけ徴収している。なんだか、とにかくお金欲しいみたいで、先行きが思いやられる。

暑い中頑張って歩く。汗を流しながら町に着く。
宿の前にまずは駅だ。チケットをなんとか確保したい!!
「満席です。」
(はぁ〜、残念。というか、やはり!!)
「明日も満席、明後日も満席。」
(やはりこんな状態?)

おそらくいつもこんなに混んでいるわけではないだろう。
分かってはいたのだが、週末に国境を越えるとこういうことが多い。しかし、ザンビアに長くいたくはなかったし、先に進むために賭けに出たのだった。そして失敗。ジンバブエの電車は安い割に快適で是非乗りたかったのだが。

仕方がないので、バスを調べる。
バス停までは随分と距離があるようだが、先日の勢いのまま歩いていってみる。暑い中、途中で水もなくなり、コーラを飲みたくなるがどこにも売られていない。我慢して突き進む。
ようやくバス・ターミナルに到着して話を聞く。途中からバス・ターミナルの近くに住むという女性が親切に案内してくれた。こういう優しさは身にしみて嬉しい。
大型バスは夜中の3〜4時頃に出るらしい。座席の争奪戦もあるらしく、乗るのは厳しい。それでも挑戦するか否か・・・。
他の手段を聞いてみる。ミニバスがあるらしい。今の時間・・・午後でも、遠くの交差点からは出ているとか。

見に行ってみる!!

既に足が疲れてきた。
ザンビアで歩きすぎたので足に疲れが残っているのだ。さらに30分弱歩いて到着。確かにミニバスが待っている。客の待っている。コレなら行けそうだぞ!!

なんて軟弱な旅行者なのだろう?
電車は1,000,000Z$(約250円)、大型バスも1,000,000Z$(約250円)。ミニバスは2,000,000Z$(約500円)だが、正直行って、夜中に寝ずに座席争いをしてまで安さを追求したくない。電車に乗れれば1番だったのだけれど。

ところで、上の金額の桁が大きすぎると思うでしょ?
この国のお札でかつて見たことのない文字を発見!!

有効期限付きのお札なのだ。どのお札も有効期限は1年だけ。インフレのためとはいえ、ふざけた国だ。結局は失政が原因だと思う。あんなに居心地の良い国だったのに、全く残念だ。住んでいる国民は更にそう思っているのだろう
アフリカに来てずっと、普段よりも政治の大切さを垣間見る。日本は「あんな政治家」たちに投票するばかりでいいのだろうか。まぁ、実際に日本の政治は財政面だけ見ても、大赤字であり失敗は分かっている。反して、企業活動では成功している。要は責任の所在が曖昧で自分の懐が痛まないような財政活動が可能なことがまずいのだと思う。それにしても、日本の選挙は同じことの繰り返しだものなぁ・・・。

ともかく、ジンバブエでは移動も大変そう。
道端での闇両替や、様々な勧誘も凄い。

やはりジンバブエはサッサと出るべき国になってしまったようだ。

●品物なさすぎ。両替もわけ分からなすぎ!!(ビクトリア・フォールズ)

まずは両替しないとならない。

銀行で両替すると・・・、とんでもなく悪いレートになる。

1USD = 30,000Z$。

現地のペットボトルのジュースが、370,000Z$で売られているから、なんと正規の両替レートでは12USDもすることになってしまう。
こんな両替レートには意味はない。むしろ企業活動にも支障をきたすだろうし、外資系が逃げる姿が目に見えるようだ。
もっとも、外国人や富裕層相手の場合には、USDで取引をしているのだろう。でも、庶民相手の商売は、外貨での送金が海外に出来ないわけで大問題だろう。

で、路上の両替屋に話を聞きながら宿を見てまわる。
大きなホテルの従業員も両替を持ちかけてきた。名札を見せて。
「私は名前も出して安心して大丈夫だ。良いレートで交換できる場所を知っている。任せてくれ。」
「路上の両替商は危ないのでやめた方が良い。」
そういう彼のレートが1番悪い。
でも、彼の言う路上の両替商は危ないというのは真実だろう。
私もなるべくならどこかの商店などで両替したい。場所が明確なら割と安心して取引が出来るのは、世界中どこでも同じだ。

決めたホテルに向かう。
両替商はついてくるが、奥でそれについて、ホテルのマネージャーらしき人に聞いてみる。
「問題はないと思うが危険はあるよ。」
(う〜ん、もっともな意見だ。)

そんなわけで、そのホテルでの両替と相成った。
まぁ、レートはそれほど良くなさそうだけれど、確実なことは確か。

で、両替レートだが。
 500,000Z$ (路上)
 450,000Z$ (ホテル)

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ミニコラム

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●移動も一苦労。(ビクトリア・フォールズ-ブラワヨ)

出発前日に、交通手段の状況を確認した。
その結果、バスかミニバスということになった。

早朝2〜3時に起きるのは面倒だ。目覚まし時計も持っていないし、自力で起きられそうな朝5時頃を目標にする。朝5〜8時頃まではミニバスがあるということなので問題なくいけるだろう。
ジンバブエの公共交通には不安が大きかったけれど、もしかしたら問題なくいけるのだろうか。まぁ、人が住んでいるわけだから、なんとかなって当たり前なのだが・・・。

朝起きて宿を出る。
バス・ターミナルに向かおうとタクシーに値段を聞く。
「5USDか、1,200,000Z$よ。」
女性の運転手が答える。
彼女にとってはそれが同じ金額なのだろうか。ジンバブエの現地通貨で払うと大きく得だ。とはいいつつも、もしかしたら安くなるかもしれないと、ちょっと考える。
そこにバスが通りかかった。昼間にも走っていたが、どこに行くかは確認していなかった。

夜勤が終わった人たちだろう。
きちんと制服を着た5〜6人がバスに向かって急ぐ。

私もバスに向かって走る。
「バスターミナルに行きますか?」
「ん?近くに行くよ。早く乗れ!」
「早く乗れ、乗れ!」
後ろから押してくる人もいる。別に混んでもいないけれど。
思い切って乗り込む。

一緒に乗ってきたのは、高級ホテルの従業員だった。旨にネームプレートも付けたまま。制服だし、ネームプレートも付けたままなので安心することも出来るわけだが。でも、は2〜3人は酔っ払っているようだ。親切なんだけれど妙になれなれしく触れてくるのが困る。
バスがしばらく走ると真っ暗の中に降りつ立つ。
昼間に来ていたから分かったのだが、ここは日中にブラワヨ行きをヒッチする場所だ。ここからバスターミナルは確かに遠くない。でも、1人でこんな時間に歩くのは無理だっただろう。彼らがいてこそだ。

真っ暗な中を彼らと話しながら歩く。
これから帰宅、しかもこんな未明。大変な仕事だろうけれど、現在のジンバブエの経済状況では、恵まれている方だろう。

バスターミナルに着いた。
「おっ、お前はツイテいるぞ!!走れ!!」
「バスがいるぞ!!」
一緒に歩いてきた2人が押し出す。
確かに大型バスが今にも出発するところだ。混んでいるが・・・、座席に座れないくらいならミニバスでもいいのだが・・・。
ともかくせっかく勧めてくれるので乗り込む。コンダクターが、なぜか1番良い席(最前席の1人座席)の乗客をどかしてしまった。
(悪いなぁ・・・、顔をあわせられないなぁ・・・。)
コンダクターに問題ないのかと何回も確認するが、OKだと言う。まぁ、確かにもうどかしてしまったのだから。ありがたく座席に座る。
後で分かったのだが、どかされた彼女は割と近くで下車した。まぁ、申し訳ないけれど、終点まで乗っていたりしたら自責の念が強くなってしまうから助かった。

立っている乗客もいる。
しかし、混雑が凄いというほどでもない。予想の範囲内だ。
バスが出発し、ウトウトしかける。もしかしたら寝ていけるのかな!?

バスが停車する。
乗ると思われる人々がバスに群がってくる。
(こんなに乗れるのか!?)
数十人が群がっている。既に立っている乗客もいるのに、乗り込めるものだろうか!?

(凄いな・・・。乗れたよ!!)
もちろん凄い混雑ぶり。
凄いに決まっている。
65人乗りバス(横5席のバス)に、150人近くも乗り込んだのだ。
こんなに混んだバスに乗ったのは初めてかもしれない。ミニバスや乗用車の場合は身動きが出来ないほど乗り込むのは一般的だが。

その状態が何時間も続く。
立っている者の精神力に敬服するしかない。
とはいっても自分でもきっとやりぬくしかないのだろう。降りてもどうにもならないのだから。ともかく、すごく厳しい状態であることは間違いない。

座っているとは言っても、私の場所も押され気味。
申し訳ないけれど、なるべく押さないで欲しい。出来たら眠りたい。そう思いながらもしっかりと押される。徐々に場所が押し込まれる。肘掛には既に座っている者もある。

そんな状態が8時間ほど続き、バスはブラワヨに到着した。
タクシーの客引きが少しいたが、どうも活気はない。さて、宿を探すぞ!!

●ブラワヨにも何もない。外国人料金も高い。

宿を探す。
宿のある場所のすぐ近くで地図を広げる。

「何を探しているんだ?」
「ホテルだよ。」
「そこだ、そこだ!!」
そうやって、指差してくれた彼が、その後にしつこかったのには参った。
「教えたのだから金をよこせ」
と言う。

「目の前だし、地図もあるし、お前がいなくたって何も問題なかったよ。」
言うのだが着いてくる。
もう1軒の安宿の値段も確認したかった。
最初に訪れた宿は、シングルで15ドル。設備も考えると悪くはないのだが、アフリカでは高い部類に入る。念のため、もう1軒も確認したかった。歩いていくと少し遠い。1km以上はあるが、とにかく汗を流しながら歩く。

その宿も随分と値上がりしていた。
というか、外国人料金が導入されていた。
現地人料金では、シングルやドミなど金額差は小さい。しかし、外国人料金ではシングルがドミの3倍以上。ちょっとふざけた金額である。外国人料金の差が小さいドミでも、既に倍以上の差がある。シングルでは6倍以上もの差がある。
どうも泊まる気をなくした。そもそも、場所も不便であるし・・・。最初に訪れた宿に戻る途中で、もう1軒の宿に寄ったが、高級ホテルに変わっていた。

しつこい男もようやく観念して去っていった。
去ったことはありがたいが、当たり前のことだ。

結局は最初に訪れた宿が、最も雰囲気も値段も、設備も良かった。
レセプションの女性はとても話しやすい。しかも、のんびりしている。インフレの速さに追いついていないようだ。

スーパーの場所について聞く。
町の様子について聞く。

散歩に出たが、スーパーなどにはモノがない。
まだビクトリア・フォールズの方がモノがあった。モノというのは、主に食べ物のことだ。その大切なものがない。特に主食がない。そして牛乳などがない。

レストランのメニューも1品しか注文できない場所から、せいぜいが3品ほどのところまで。ファースト・フードのハンバーグ店に行ってもパンがない。
そう、ジンバブエではパンが消えてしまっている。たまに高いパンが売りに出されるが、普通に食べられるモノではなくなっている。

食べ物を探しに言って、運良くパンに出会った。
私には普通に買える金額だし、レセプションのおばさんに2つ買って帰る。
「そんなに貰えないわ。」
「自分に4つ。あなたに4つ買ってきたのだから。」
「そう。どうもありがとう。」
脇からはげ頭の男がやって来る。
「オレの分は?」
(おいおい、あんた誰だよ。知らないよ。)
「彼女とはいろいろ話して教えてもらったからだよ。」
無視して部屋に歩き去る。
冗談にしても、こういう話が出るほどの国情なのだろう。

本当にモノがないというのは恐ろしいことだ。
お金があってもどうにもならない。いろいろ考えさせられる。日本と言う国の豊かさは、こういう国に来てこそ初めて実感できるかも。もちろん、日本の豊かさは常に感じている。日本にいたって感じるし、普通に外国に出ても感じる。それは、日本が特別に便利で豊かな国だからだ。
でも、この国では。日本の常識が全て否定される。70年代のオイルショックなどを話しには聞いているが、それ以上の状態だろう。
実際にガソリンもない。闇で手に入れることは出来るが庶民には手が出ない。

スーパーにもほとんどなにもない。
何を食べればいいのか。

天からの贈り物である果物は豊富にあるようだ。
野菜も高くなっているが手には入る。外国からの輸入品はもちろんのこと、加工品はないようだ。

大変な国に来てしまった。
ようやく実感してきた。この国は今は旅行で訪れるような国ではないのかも。

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●久しぶりのヒッチハイク。(ブラワヨ-マシンゴ)

バスがあるかどうかも分からないという。
朝の4時頃にバス・ターミナルに行けば「多分」乗れるだろうと言う。

早朝に起きるのは大変だし、前日が予想外にうまくいったために危機感が足りなかった。
朝6時前のガソリンスタンド前のヒッチポイントには人だかりが!!
既に昨日の昼間からヒッチしている人もいると言う。

(大丈夫かなぁ・・・。)
バスターミナルに今さら行っても遅い。
ハラレを目指す手もあるが、それでは、グレート・ジンバブエ遺跡を目指すのには遠回りになる。なんとか頑張って、ブラワヨから行きたい。

とにかく大変だったので、詳しく書くのも面倒だが、昼前には車に乗れた。
ピックアップトラックなのでパワーもあり、車は快適に進む。

無事にマシンゴに到着して宿を探す。

ジンバブエの移動は大変だ。
ここまでして、今、ジンバブエを訪れる理由もない気がする。以前の快適だったジンバブエは今はない。まるで別の国だ。本当に残念。もちろん住んでいる人にとったら、残念どころではない。

今日感じたこと。
移動をするのはジンバブエ人にも大変。彼らは待ち時間が、お金の浪費・消費になってしまう。現地通貨しか持たない者には、1日の待ちだけで「資産が減る」ことを意味している。現地通貨の価値は常に減っているので、常に新しいお金を稼がないことにはどうにもならないのだ。

荷物を持っている人は本当に大変だ。
荷物を乗せるスペースのある車にしか乗れない。そして、荷物を乗せる場所にも人は乗り込もうとする。争いがある。喧嘩ではないが実力、力のみの世界だ。お金があるからといって乗れるものでもない。もちろんお金は必要だが・・・。私などは何回も思った。

「USD 100!」

と書いて紙を持ったらどうだろう、と。
きっと、それでも結果は大きく変わらないだろう。車そのものを探すのも大変なのだから。

今日もジンバブエ人の優しさに触れた。
助けられた。
中でも「外国人旅行者」ということで止まってくれた車がいたのは嬉しい。
行き先が違かったので乗せてもらえなかったが、心が和んだ。

トイレに行く際に荷物を見ていてくれた人たち。
いろいろとアドバイスをくれた人たち。

みんなに、ありがとう!!

●南部アフリカでの最大の遺跡とはどんなものか。(マシンゴ)

グレート・ジンバブエ遺跡。
南部アフリカの遺跡としては最大級で、世界遺産にも指定され有名なものだ。

以前にジンバブエを訪れた際に行っていなかったので、今回は「是非にも」と思っていた。

遺跡は町から遠い。
ヒッチに疲れ、もうお金で解決することにする。
闇でガソリンを購入する人の車をチャーターだ。20ドル。少し高いが仕方ない。ともかく今はサッサと観光を済ませて安心したい、満足したい。

町から25キロほど郊外に遺跡はあった。
敷地内にホテルもある。

入場料は15ドル。値上がりしているが仕方がないだろう。
運転手には2時間で戻ってくると告げる。
「ビール飲んで待ってるよ!!」
ジンバブエの運転手は飲酒運転など気にしない。

「誰が怒るんだよ!?問題ないよ!!」
都会なら飲酒運転はだめなのかもしれないが、地方はそんなもののようだ。

遺跡を巡る。
石積みの壁が、それも精密に積み上げられた壁が続く。崩れ落ちている部分も多い。
これだけ細かく石の形を整えて積み上げるには、余程の労力を使っただろう。


90mの高さの丘の上にある遺跡にも向かう。
これらの石積みは、外敵から身を守るためだろうか。

確かに凄い気もする。
でも、ちょっと・・・面白みには欠けた。
良いのだけれど、見所も少なく、労力を考えると・・・。

今のジンバブエの状態で、苦労をしてまで行く遺跡ではないと思った。
少なくとも私のような普通の、もしくは軟弱、もしくは好奇心の薄い人には。

中東(サハラ以北含む)や、アジアの遺跡の方が面白みがある。年代を考えても、それほどのものとは思えない。歴史的重要性を別にして、アフリカは果物や自然に恵まれていたから文化の発達が遅れたのだろうか。
ここで言う文化とは、近代的な文化という意味で、彼らに文化がなかったという意味ではないが。

●またヒッチハイクだよ・・・トホホ。(マシンゴ-ハラレ)

マシンゴから首都ハラレまで行く。

宿の人に聞いていた場所に行くが、そこはバス・ターミナルでもなんでもない。
単なるヒッチ・ポイントだった。

「バスはないの?」
「さぁ、たぶんないんじゃないかな。」
ここにいる現地の人はバスには期待していない。
私もヒッチするしかないだろう。

通りかかる全ての車を止めようと手を上げるが、ガソリン不足のためだろう。市内を走る車はあっても、ハラレまで行く車は少ない。
朝6時から9時まで。3時間やって収穫なし。

(んっ?バスだ!!)
ハラレ行きのバスがバス・ターミナルに向かうのを見た!!

急いでバスターミナルに向かう。バスターミナルは2箇所あるが、町に近い方だ。
大行列だった。
バスには75人を数えて乗せ、それ以上は定員越えということで断っている。
朝5時半前に行った者も乗れなかったとのこと。

1台のバスがあったのだから次のバスも。
そう期待して待つが・・・。
「ガソリンを何とか手配している!!もしかしたら14時にもう1台バスがあるかもしれない!!」
警察か軍か分からないが、それを告げに来た。
私はヒッチ場所から一緒に歩いてきて、ずっと話しているジンバブエ人に通訳してもらった。
「どうする?14時にある かも しれないだって・・・。」
「長すぎる。戻るぞ!!」
彼の決断につられてヒッチに戻る。
2kmほどもあり、遠いが仕方ない。暑くて汗を流しながらだ。

「今日行けるかなぁ・・・。」
弱気な私が言う。
「必ず行けるよ。間違いないよ。車はたくさんいるよ。」

ヒッチ場所に戻ったら、やはり人がたくさんだった。
暑いし喉も渇いている、かなり乾いている。苦しいほどに渇きを感じるのは久しぶりの経験だ。ジンバブエではミネラル・ウォーターもないので、ジュースばかり飲むことになる。健康に悪い!!

なんとか捕まえようと道端でヒッチを続ける。
しかしどうにもならない。
一緒にいる彼は割と真剣に車を止めようとしない。

「行くぞ!!」
彼が突然に走り出す。
少し先で止まっている大型トレーラーを目指しているようだ。既にそこには他の人もいるのだが・・・。彼が運転席の方に乗り込み、何やら交渉している。
「行くぞ!!」
そういって2人で乗り込んだ。
(ありがたい。とてもありがたい。)
大型トラックなので遅いが、ともかくハラレに行ける!!

大体こんなに巨大な乗り物に乗るのは初めてだ。
30m以上、40mはないと思うがとにかく巨大なトレーラーだ。南アとザンビアを往復して鉱物を運んでいるとのこと。
途中で1人が下車するまでかなり狭い車内だったが、とにかく嬉しく、心は快適(?)な移動だった。

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●首都にもモノがないのか。ジュースも買えない悲しさ。(ハラレ)

首都について期待して、まずはスーパーに行く。

(・・・モノがない。)
地方と大して変わらない。
いや、ビクトリア・フォールズの方が物があった。国境が近いことと、観光地だったからだろうか。

少ない品物から欲しいものを選ぶ。
瓶ジュースだ。
そしてたまねぎも。

せめて、ミネラル・ウォーターが欲しかったがない。

長い列に並んでようやく自分の番に。
「空瓶がないと瓶ジュースは売れません。」
(ガーンッ!!)
ショックである。こんなことなら並ばないで良かった。時間の無駄だ。
つまり旅行者は買えないのだ。それを狙っているわけではないだろうし、瓶すらもが貴重になっているのも分かる。瓶がないとお店も次の分の仕入れが出来ないのだろう。

その後に分かったのだが、ハラレのスーパーは全てと言っていいほど、空き瓶との交換制だった。

そんなことを各スーパーで重ね、思ったこと。
(あったら買え!!)
そう、欲しいものがあったら買っておいたほうがいい。
翌日になると値段も上がる可能性がある。品物もなくなる可能性がある。

インフレと物不足をまた一段と実感した。

●さすが中国系は凄い!!(ハラレ)

中華料理店「金龍」。
情報ノートを見て行ってみる。両替のためだ。

こんな物不足でもあり、さすがに料理は食べられないだろう。

(なんだ!?この大行列は!!)
お店の前から行列が伸びている。
(両替にこんなに並ぶわけがないし。)

「この列はなんですか?」
「食べ物だよ。」
「行列があるけど、中を覗いても大丈夫ですかね?」
「覗いて見なよ。」
中に入ると、ジンバブエでは少ないパンが売られている。
しかも、パンにモノをはさんだサンドウィッチやバーガーなどがある。コレは人が並ぶのも当然かもしれない。外務省の危険情報で、中国人が襲われることもあるので注意と書いてあった。それは、ジンバブエで働く比較的恵まれた中国人と日本人の区別がつかないから。でも、この様子を見ると、中国人だけ品物を豊富に揃えるコネと実力があるのは明らかで嫌われてしまうのも分かる。

カウンターで両替について聞くと、レストランの中に入れと言う。
(うんっ?この雰囲気は・・・。)
「食事もできますか?」
「もちろん。メニューはこれ。」
(素晴らしい!!何でも食べられるのだ!!)

値段もドルや円で考えれば高くない。
もちろん好きな料理を食べる。魚香肉線(?)とご飯、ドリンクを注文。
来るのが待ち遠しい。久しぶりのご馳走だ!!

(素晴らしいぃ〜!!)
おいしい。ボリュームもある。
舌鼓をうって食べる。
隣の座席には日本人がいる。それも良く分かる。

(明日も来るぞ!!)
もうこれは確定事項なのだ。

ドルからジンバブエ・ドルに両替も済ませレストランを後にした。

こんな場所で、中華系の凄さを再確認。やはり、彼らは生き抜く力があるのだ・・・。

●格安国際電話に唖然。(ハラレ)

中央郵便局に行く。

国際電話が安いとの情報ノートを参照してだ。
確かに正規の為替レートが安い以上、国際電話の値段設定も安くならざるを得ないかもしれない。

階段を登り、電話ブースを見る。
行列だ!!

30人ほど並んでいる。
しかし、中を覗くと電話は10台ほどはある。

30分ほども待つと自分の番が来る。

日本への電話へは固定・携帯ともに、約5円/1分だ。

安い!!

前払い製なので、デポジットを約500円払う。これで、100分は話せる。

指定されたブースに行き、電話を掛ける。
(あれっ?つながらない・・・。)
数十回トライしたが無理。
(掛け方が悪いのかな・・・!?)
係員に確認する。
やはり間違いない。

ブースを変えてもらい更に挑戦。
結局100回以上掛けてようやく日本につながった。

普段、利用するインターネット電話ですらこんなに安くはない。しかも、普通の電話なので音質も良い。
海外への回線数が限られているのかもしれない。ともかく「つなげること」は大変だが、つながってしまえば快適。

ジンバブエの人々が苦しむインフレに助けられ、そして、直接的に外貨不足を促進してしまっている自分が恥ずかしい。しかし、ここ1ヶ月ほど電話をかけたかったのに掛けられなかった。その誘惑には負ける。

ジンバブエの皆さん、申し訳ありません。

●インフレの本領発揮。(ハラレ)

日本大使館に行く。
パスポートの増刷のためだ。

日本大使館の値段設定は数ヶ月に1回のみだ。
以前からミャンマーなど、正規レートと闇レートの差が激しい国では、パスポートの更新や増刷が格安で出来る国があった。

今はジンバブエだ。

パスポートの増刷 約1円。
パスポートの再発行(新規) 約10円。

日本大使館の対応も悪くない。

しかし、置いてある雑誌や新聞はあまりにも古すぎる。
その辺は今まで訪れた大使館の中では最悪だ。でも、置いていない大使館や領事館に比べればずっと良い。

漫画や小説も置いてあるので暇つぶしもできる。

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