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Uganda ウガンダ
 2007.07.11 〜 07.12 カンパラ
 2007.07.12 〜 07.13 マサカ
 2007.07.13 〜 07.15 ムブロ国立公園
 2007.07.15 〜 07.18 マサカ
 2007.07.18 〜 07.19 カンパラ

 

ウガンダ関係リンク
ウガンダのホテル
ウガンダの移動
ウガンダの写真

 
  【ウガンダでは・・・】 地方都市マサカを中心にのんびり滞在した。入場の安い国立公園にも足を伸ばした。
【感じること】 ウガンダ人もアジア人を馬鹿にする。英語はうまく交流がしやすい。自然も豊富でゴリラやチンパンジーも見られる。
【お気に入り】 ムブロ国立公園はバイクで自分で訪れることができて、自然を堪能できるので素晴らしい。
【お勧めは〜】 ムブロ国立公園の自由な訪問、カンパラの中華料理店「重慶酒店」の安くておいしい料理。
 

バス故障多発。(ナイロビ-カンパラ)

ウガンダの首都カンパラ行きにはいくつかのバスがある。

会社もさまざまだが、ロンリープラネットによると、値段によって快適度は変わると言うことだ。最近は「苦しい移動」を避けている。そして、しばらくはそれが続くだろう。
値段が違うと言っても、最大で1000円とか500円もしない差なのであるから・・・。

さて、ニュー・ケニア・ロッジの近くにあるバス会社は2つである。
スカンジナビアと、アカンバ。大手はアカンバであるけれども、そちらは庶民の足だ。ただし、アカンバには「ロイヤル」という横3席の豪華バスもある。

様子を覗いていて、スカンジナビアかロイヤルにしようと決めていた。
マダガスカル行きの飛行機の手配や、日本行きの飛行機の手配を終えた昼過ぎに、ネット屋に行ってメールをチェックする。そこで、友人からのメール・・・。
「明日の夕方に会おう。」
そう、翌日である。メールを出して延期することもできるが、今夜のバスに乗らなければ明日の夕方には間に合わない。

私は「ロイヤル」で行こうと思っていたのだが、「ロイヤル」には早朝便しかない。到着まで12時間以上かかるので、朝便では待ち合わせの時刻にはどうやっても間に合わない。
(スカンジナビアに乗るか、待ち合わせを延期するか・・・。)
そうやって悩んでいる私に誘いが。
「一緒にアカンバで行きませんか?」
先日まで、ロイヤルでもスカンジナビアでも良いかと言っていたのだが、値段が気になるので安いバスで行くと言う。私は値段よりも快適さの方が優先なので断ったのだが、何回も誘われるうちに妥協してしまう。
(アカンバのバスでも無事に着くことはあるだろう・・・。毎回壊れることもないだろうし・・・。)
そう。アカンバのバスは評判が悪いのだ。

韓国人女性がカンパラからナイロビに来る際には、22時間かかったと言う。途中でバスが故障したらしいのだ。
最近の情報ノートにも、ナイロビからカンパラまで、バスの故障で21時間かかったとあった。
敢えて故障の多いそんなバスに乗るのも気が進まない。そんなわけで、アカンバだけは避けようと思っていたのだが。

「まぁ、いいか・・・。アカンバで行きますかぁ。」
アカンバのバスチケットを予約する。

そして出発の夜。
19時半発だが、バスはいっこうにやってこない。
・・・20時。21時。
ようやくバスがやってきたのは21時半。バスはのろのろとやって来た。

(やっぱりスカンジナビアにしておくべきだったかぁ・・・。)
既に後悔は始まっているがいまさらどうにもできない。仕方なく待つしかない。

バスに乗り込んだものの、なかなか出発はしない。
どうも運転手たちは何かを話し込んでいる。
ようやく出発したのは、22時をまわっている時間。

真っ暗の中、バスは進み始める。
(はぁ。ともかく安心。これくらいの遅れなら仕方ないなぁ。)

景色も見えないが、ともかくガタガタ揺られながら進む。
ケニアの道路は整備がなっていない。エジプトや中東の方がよほど、道路の整備ができているかと考えるとアフリカの現状が分かるようだ。ケニアは少なくとも、ブラックアフリカの中では、頑張っているほうなのだから。

深夜12時過ぎ。1時にはなっていない時間・・・。
私の座席の真下で大きな音が!!

パーンッ!!
さらにモクオクと白煙や砂埃が舞い上がる。
何か事件だろうか!?
乗客は急いで外に出る。それはそうだ。爆発するかもしれないとか、想像をしてしまうような状況だ。

「どうやらパンクらしい。」
「何かが壊れているらしい。」
「熱くて触れないらしい。」

しばらくして分かったこと。
ブレーキが当初から調子が悪く、途中で壊れた。
そして、ブレーキが加熱して近くのタイヤがパンクしてしまったのだ。

修理はできないらしく、朝方になって代わりのバスを呼ぶ。
既に時は5時である。

(最悪・・・。やっぱりアカンバなんて乗るべきじゃなかった。)
しかし、誘ってきた女性にそんなことを言うわけにもいかない。
バスの故障は彼女のせいではないし、最終的には自分で決断したのだ。
(やっぱり、自分の意思を曲げるのはよくないんだなぁ〜。こういうのが嫌で、高いので行こうと思っていたんだから。)

バスだけでなく、ケニア側の道路はガタガタである。
ほとんどの区間が工事中でもあり、舗装されている部分のほうが少ない。

代わりのバスがやってきて、ともかく進み始めたものの、再びの故障、修理。さらには、遅くなったためにウガンダ側では渋滞に巻き込まれる。

唯一、このバス移動で良い思い出。
カンパラで待っている友人に「遅れます」というメールを送ったこと。
前の席の女性が携帯を貸してくれたのだ。
それで待っている友人に連絡が取れて、ある意味安心して渋滞に身を任せることができた。

カンパラにようやく到着したのは暗くなりかけの19時過ぎ。
ほぼ24時間かかってカンパラに到着した。
そして、到着したからと言ってすべてが終わったわけではなかった。

「荷物は明日の朝まで出せません。」
「??」
「鍵がないのですか?」
「係員がいないと鍵を開けることはできないのです。」
「バス会社の責任で遅れたのに、係員がいないなんてどういうことですか?」
 :
 :

あれこれ抗議したがどうにもならない。
でも、対応してくれた担当者は親切だった。携帯電話まで借りてしまったし・・・。

●久しぶりに出会う。(カンパラ)

リョウくんとは、エジプトで出会ってから2ヶ月ぶり。
カンパラの中央郵便局(G.P.O.)前で待ち合わせ。

懐かしい顔を見て嬉しい。
スポーツマンで身体も引き締まっていて羨ましい。

「久しぶりぃ〜!!」
「おおぉ〜。」
ホテルも後にして、まずは中華料理を食べに行くことにする。
なんとなく流れでか・・・バスでナイロビから一緒に来た女性も、一緒にレストランに行くことにする。
目的地は重慶酒店。ウガンダ在住の日本人には、結構人気があるお店らしい。「歩き方」などには載っていないが確かにうまい。

辛さも本場のままで一口入れただけで辛さがくる!!
「これっ、マジ凄いね!!」
「うまいでしょっ。」
一緒に食べに行った女性は辛すぎてあまり食べられない様子。
注文する前には、こんな会話をしていた。
「ここ、辛いけど大丈夫かな?」
「オレは辛いの大好きだよ。」
「なんでも良いですよ。大丈夫です。」
でも、やっぱり本場の辛さを認識していなかったのだろう。やむを得ないけれど、ちょっとかわいそう。
支払いは私とリョウくんで半々にすることにした・・・。

いやぁ〜、でもおいしい!!

その後、バー巡りなどをして朝方まで楽しく飲んで、倒れるようにして寝た。

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ミニコラム

++市内バス++

400UGXでどこでも行ける。

バイクタクシーなら、大抵1000UGX。少し遠い場合には、1500UGX払えば行ける。

どこでも歩いていけないことはないが、荷物がある場合には便利。









ミニコラム

++ATM++

スタンダード&チャータードのATMで、カードが取り込まれてしまう事件があった。

もちろん翌日には回収できたが、お金がおろせずに困ったようだ。

そういうことのないためには、日中にお金を下ろしたほうが安心かも。










●本場の味・中華料理。(カンパラ)

その後、カンパラでの食事は全て「重慶酒店」に通うことになる。

辛いけれどウマイ!!

「歩き方」などにも載っていないけれど、協力隊など現地に住む日本人たちも通っている。私が行った際にも、一番目にするのが日本人だろうか。集団で食事に来ていたりしてとても楽しそう。もし私が長期でウガンダにいても、きっと通うだろう。
だって、そんなに高くなく(もちろん現地料理に比べれば高い)、しかもおいしいのだから。

お店は、室内だけでなく、テラス、そして庭まである。
雰囲気も良いし、従業員の教育もしっかりしている。
従業員のウガンダ人には北部出身の者が多いようだ。北部出身者はスーダン系の言葉を話すと言うことで、多くのウガンダ人とはマザーランゲージも異なる。それによって、仕事などを探す際にも言葉の障害があるらしい。そういったことは、リョウくんがウガンダ滞在中に感じたことらしいがきっと真実なのだろう。

ところで、オーナー夫妻と思われる中国人も、何回も通うとサービスしてくれるようになり、とても商売上手なようだ。

そうそう、中華料理店に行くと、どうしても英語メニューではなく中国語メニューが欲しくなる。英語表記では説明しきれない中国料理が多いように感じるし、中国を旅行した際に覚えた多くの料理を注文するには英語ではとても難しいからだ。
英語はどうも食事の説明に言葉が足りていない気がするのは気のせいだろうか。それとも、英語に翻訳するお店の人がどこでも力量不足なのだろうか??
いずれにしても、フライド・〜・オイスターソースなどと簡単な説明だけになってしまうものを読むよりは、中国語のほうがずっと分かりやすい。それは、結構、旅行者に共通の意見なのではないかと思う。

●コースターでの移動。(カンパラ-マサカ)

リョウくんの住むマサカに移動する。

マサカはウガンダでは大きな町らしく、・・・それでも人口は数万人らしい。
たくさんのバスが走っている。直行便に乗らないと、途中で客を拾い、客を降ろし、そんなことを繰り返すうちにとても時間がかかる。1人のお客を奪うために、マタトゥ(ワゴン車を利用した最も庶民的なバス)の運転手やコンダクター同士でも喧嘩が始まるほどだ。

ともかく、カンパラのニュー・バス・パークに向かう。
多くのみにバスが止まり、激しく客引きをしているが、私たちはマサカ・コースターと言うバス停に向かった。

コースターって何だろう?
その時に思ったのは、ジェットコースターのように早く進むとか言う意味。でも、その後に分かった(推測だが)のだが、コースターと言う車種の車があるのだ。コースターは中型のバスで、助手席も含めて30人弱ほどの乗り物だろうか。ともかく助手席も含めて満席になるまで出発しないものの、いったん走り出せば快適に目的地に向かう。しかも、途中で余計な客引きをして「キツキツ」の混雑状態にならないのがありがたい。

料金に関しては、少しでも安くしたい現地人乗客と少しでも高く徴収したいコンダクターの間でも微妙な緊張感が漂っている(ように思う)。私たちはもちろん最初に交渉して乗り込むのだが、周りの料金をチェックしつつ支払う。だいたいにおいて、数時間乗っても400円とか500円なので、少しくらい料金に上乗せされても特別に「高い!!」と感じるほどの値段ではないのだけれど。

夕方発のためだろうか。
町を出るまでにしばらく時間がかかった。その後は湿地帯や緑を抜けて進む。ここでも他の国の景色よりも、緑の圧倒的に多い姿を見て豊かさを感じる。
ウガンダは水も豊富なので、野菜類はたくさんとれるらしい。ウガンダで消費するよりもケニアに運んだほうが実入りが大きいというので、ジャガイモなど日持ちするものは輸出されるものも多いようだ。それにしても、自転車の荷台や、大きな袋に入れて運ばれる荷物は壮観だ。

マサカに着いたのは暗くなる直前だった。
この町ではリョウくんが頑張ったおかげで、他の町と私たちに対する呼びかけが異なる。
「チャイナ、チャイナ!!」
そう呼ばれるはず(?)が・・・。
「ジャパニーズ、ジャパニーズ。」なのだ。
もちろん、「チャイナ、チャイナ!!」などは文法的にもおかしい。
「チャイニーズ、チャイニーズ!!」
が正しいからだ。
そんな風に声を受けながら、バス下車地点からリョウくんの住む部屋に向かった。リョウくんの住む部屋は中学校の敷地内にある。
緑歌かな環境に、長屋が埋もれており、教師はそこに住む。教師ばかりの村のようで泥棒も少ないらしい。そして、入口にはセキュリティもおり、割と安全や盗難についても気にする必要がない。どこが素晴らしいのだ。

コースターのおかげで3時間ほどの移動がとても楽だった。
コースター万歳!!(笑)

●これはちょっと乗りすぎでは!?(マサカ-ムブロ)

25人乗り!?
しかも、普通のトヨタのワゴン車に。

マサカからムブロ湖国立公園へ向かう移動でのことだ。

「マタトゥは混むし、遅いから大きいバスで行こう。」
リョウくんは最初から言っていた。
「リョウくんがいいと思うので良いよ。」

「もうすぐ出発するよ!!こっちだよぉ〜〜!!」
早くもマタトゥの客引きが声を掛けてくる。
「大型バスで行くからいいよ。」
「こっちはすぐに出発するんだよ。」
「マタトゥはしょっちゅう止まって遅いから乗らない。」
「このバスは遠くまで行くから、そんなことはない。」
「大型バスで行くから!!」

しばらく待っていたけれど大型バスはやってこない。
「こっちはもうすぐに出発だよ!」
さっきから同じことを言っているが、残り3人ほどが集まったら出発するらしいのだ。
「どうする?」
そう聞かれても困るが、詳しいのはリョウくんなので任せる。
「本当に頻繁に止まらない?遅くない?」
「これは速いよ。絶対に速いよ。」
「仕方ない。これに乗ろうか?」
「そうしよっか。」

乗り込んで出発を待つ。でも、残りの人が来ない。
(このマタトゥは本当に速いのかなぁ・・・。)
「どこまで行くんですか?」
周囲の人に聞いてみると以外に皆遠くまで行く。
「もしかして本当に速いかもね。」
そんなことを言っているうちに、大型バスが後ろからやってきた。
「移動しよっか、どうしようか?」
「う〜ん、このマタトゥが速いならいいけど・・・。」
とか言っているうちに大型バスは出発してしまう。あとはもう、速く進むことを祈るだけだ。大型バスは既に出発し、姿も見えないが、マタトゥは出発する気配もない。
(やはり騙されたか・・・!?)

人数が集まり出発し、快適に進む。
「意外と本当に速いかもしれないね。」
「そうだね。このまま行ってほしいね。」
それは甘い幻想だった。その後、既に満席にも関わらずマタトゥは客を集め始めたのだ。最後尾に座っていたので、はじめは私たちには影響もなく、全部の座席の乗客だけがきつい思いをしていたのだが。
「後ろ詰めて!!」
(ついに来たぁ〜〜。)
どうなるのだろう。これから。
一人増え、二人増え。
そうして人数はどんどん増えていく。
既に15人の定員(座席の前後幅が広く、そもそもの定員も多い)を既にずいぶんと越え、過去に経験したことにないゾーンに入り込んでいく。

横5〜6人。普通の車で考えられるだろうか!?

そうして、最大25人が乗り込むという異常事態のバスの中、身動きもとれずに苦しい思いをする。前から2列目には6人が乗っていたので、もしかしたら最大で26人が乗っていたのかもしれない。ともかく厳しい思いをして、しかも、ゆっくりとムブロ湖国立公園への基点となるサンガという村にたどり着いた。

「疲れたぁ〜。とりあえずビール飲もう。」
「そうしよう!!」

サンガの村は大通り沿いに広がる部分と、ムブロ湖国立公園に向かう道に面した村である。通り沿いには建物があるが、その後ろはすべて田畑である。パッと道路から見た感じでは、そんなに小さな村でもないのだが、実際にはずいぶんと人が少ない。

ビールを飲み、バイクタクシーなどが来るのを待つ。
レンタルバイクをしてムブロ湖国立公園に行く予定なのだが、この村に「レンタルバイク」などというものはなく、バイクタクシーと交渉してバイクを借りる以外はないのだ・・・。

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●バイクで行く国立公園。(ムブロ湖国立公園)

2日間で40,000UGX(約3,500円)。
90cc、中国製の割と新しいバイクだ。

多少高いが仕方がない。他にレンタルバイクがあるわけでもなし、交渉の結果で満足しなくてはならない。もっともリョウくんが以前に来た際には、もう少し高かったらしいし、妥当な価格なのだろうか。
金額もリョウくんと二人で割るので、一人当たりになおすと特別に高いと言う風にも思えないのだ。

国立公園内で走り回ることを想定し、予備のガソリンもペットボトルに入れて持っていく。

バイクで1本道を国立公園に向かう。
舗装されない道を登り、下る。既に自然の中を走っている。
途中、不思議なものを見た。

泥の家の壁に「HOTEL」という文字があったのだ。バイクで戻って覗いてみる。
「ホテルですか?」
「ホテルです。」
「いくらですか?」
「1泊2000シルです。」

「このホテル凄いね〜。時間があったら泊まってみたいね!!」
「かなり凄い。150円くらいだしね。」
「でも、・・・いったい誰が泊まるんだろう?」
大通りからは数キロほど国立公園に向かっている。普通に観光客が泊まるとも思えないし、ウガンダ人もこんなところに敢えてやって来ないだろう。どういう客が泊まるのだろうか??本当に疑問ばかりのホテル(?)だ。

「では、またぁ〜!!」
そういって更に国立公園に向かう。

ゲートがあり、入場料を払う。
しかし、ドル払いの場合にはドル建てのお釣りがないので、園内の管理事務所で支払うことになった。ごく簡単に名前などを書き、バイクを更に中に進める。

シマウマなどの動物があちこちを走っている。
既に動物の王国にいるのだ。そんな場所をバイクで自由に走り回る贅沢など、想像もしていなかった。
好きな場所で休憩を取り、管理事務所に少しずつ向かう(笑)。

管理事務所にいるウガンダ人は皆親切だった。
2つしかないバンガローも、週末にもかかわらず運良く空いていた。
もっとも大きな、有名な国立公園ではないので観光客も少ないし、地元の生徒・児童たちが遠足でやってきているような場所なのだけれど。

●カバって怖い。(ムブロ湖国立公園)

管理事務所からバイクで10分弱行った場所に、唯一のレストランがある。

ムブロ湖の畔にあり、夕日を眺め、動物を眺めながらの食事だ。
メニューはビールなどのドリンクから、フィッシュ&チップスなどの洋食が主体だ。もちろん街中よりはずっと高いけれど、この貴重な場所を考えれば仕方がない。そして、味もボリュームも満足できる。

湖から目や鼻だけを覗かせて、鳴き声をあげるカバを眺める。
周囲にはイボイノシシも歩き回っている。

夜になるとカバが陸にあがって来るらしい。
カバが来る場所にテントを張っている白人女性に、リョウくんが念のため「ひと言」言いに行く。
「ここは、夜になるとカバが来ますよ。」
「気にしないで。」

リョウくんが戻ってきて言う。
「彼らってなんか冷たいよね。」
「うん。だいたい、白人とアジア人に対して態度が違うもんね。」
「白人旅行者がさ、注意したらああいう返事じゃないと思うもんね。」
そして、翌日になって見に来たら、やはりそのテントは場所を移動していた・・・(笑)。

そのまま夜までカバを眺める。
カバが陸に上がってくるところを見たかったのだ。
遅くなって真っ暗になってもなかなかあがってこない。

湖の中を凄い勢いで動いたりもする。
カバのイメージって、のんびりしていたのだけれど、あまりに勢いがあるのに驚く。
しかも水の中で!!
水の中ですばやく動くということは、陸上では更に恐ろしいだろう。

「カバって怖いね。」
「カバはライオンより強いでしょ〜。」
「そうなの?」
「わからん。」

でもおそらくかなり強いことは確か。
身体も大きいし、この国立公園で最強なのはカバかもしれない。

また大きい音を立てて動いている。
イノシシなどもノソノソ動いて、ひたすら草を食べ続けているが、カバが近くに来ると反応する。確かにイノシシなどはカバと比べると子供のように弱いもののように見える。

そのまま夜中まで、リョウくんとカバを待ち続けた。
しかし、カバが上がってくる前に、二人とも眠くなってしまう。
・・・結構涼しくて、シャツ1枚でゴロゴロしていたリョウくんは、その夜が原因で風邪をひいてしまった。

バンガローに戻ると、建物の前にたくさんのシカがのんびりくつろいでいた。
本当に野生の動物の世界にいるのだ。
サルも群れでたくさんいるし、ケニアやタンザニアでの「サファリ」とは違った良さがある。本当に動物の世界の真ん中にのんびりできるのだから。

ちなみに、ウガンダで有名な国立公園は、ゴリラやチンパンジーのいる地域だ。
しかし、今年になって大きく値上げをされ、入場料は500ドルなどとなっている。それほどゴリラに興味もない私には、ちょっと出せない金額だ。
ウガンダはビザ代も値上げされているし、観光収入を目的にするにしても、ちょっと値段を上げすぎだと思う。・・・もしかして、値上げして観光客による自然破壊を抑えようとしているの?・・・いや、それはないよな(笑)。

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●シマウマを見ながらのんびり。(ムブロ湖国立公園)

バイクでのんびりと国立公園を走り回る。

「どこまで行こうか?」
「まぁ、どこでも良いけど、適当に動物がいる場所に止まろうよ。」
「そうだね・・・。」
ガソリンの予備も買っているし、遠出をしたい様子のリョウくんだったが、私に合わせて妥協してくれた。面倒くさがりの私は、遠くに行くことに意義を見出さず、動物が居ればどこでも良いと思ったのだ。

本当は道路を外れることは禁止されているのだろうか。
シマウマがたくさんいる場所でバイクを止める。

「見えないところにバイクを止めよう。」
サバンナの中に、バイクを押して入って行く。木陰にバイクを止めて、道から見えないことを確認する。
自分たちはどこに落ち着こうか。
やはり自分たちの姿も、どこからも見えない場所を選びたい。
どんどん遠くに入っていって、周囲が気に囲まれている場所を選ぶ。ござを引いてお酒を出し、のんびりモードに突入。

こんな自然の中でゴザをひいて、シマウマの群れを眺めるなど、なんと言う贅沢だろう。キリンなどには興味があるがライオンなどには興味のない私には、こうやって自分たちで好きな場所を選び、のんびりとできる国立公園のほうが向いている。

もうダラダラ。
「あっちに群れが。」
「ああぁ〜。」
そんな感じで1日が過ぎていく。危険な動物がいない国立公園だからこそできることだ。
このムブロ湖国立公園は、地図には載っているものの「歩き方」には載っていない。こういうのんびりした国立公園は、あまり好まれないのだろうか。

夕方になり、徐々に暗くなって撤退を開始する。
道に戻るときにも、目立たないように慎重に行動する。
「今晩は何を食べようか〜?」
「今日は良い1日だったね〜〜!!」

●お金がなくて食事もできない・・・。(ムブロ湖国立公園)

残りのウガンダ・シリングが減ってきた。
そもそも私がウガンダ・シリングをあまり持っていなかった。どれだけ使う革から中たためだが、もう少し持って来るべきだった。

明日にマサカまで帰ることを想定すると、2人で食事をする金額がない。
「レストランでドルが使えるかな・・・。」

聞きに行ったが、駄目だった。
最初はOKをしてくれたのだが、細かいドル紙幣だと極端にレートが悪くなる。もともと小額紙幣のレートが悪いのは分かっているが、実際の価値の半額となると受け入れづらい。

「管理事務所まで行ってくるよ。」
この成果に食事ができるかどうかがかかっている!!

ちょっとビールを飲んでいるが、バイクに乗って行く。
「両替できませんか?」
「・・・。ちょっと待ってね。」
既に窓口は閉まっていたが、係員が何とかしてくれようとする。
ずいぶんと待たされたので、駄目っぽいなぁと諦めかける。
(どうにかしないと・・・。)

「やっぱり無理だったわ。」
中年の係官女性は申し訳なさそうに言う。
「ありがとう。」
ともかく頑張ってくれたことに例を言う。

ちょうど白人旅行者が近くを通る。
(お願いするしかない!!)
小走りに行って話しかける。
「すみません。ウガンダ・シリングがなくなってしまって困っています。ご飯代がなくて。ドルを両替できませんか?」
「いいよ。いくら?」
「5ドルだけで。フィッシュ&チップスが食べたいので。」
「レートっていくつだっけ?」
「1600とか1700とかじゃない。」
仲間内でワイワイ話してくれている。
「小額紙幣なのでレートは悪いと思います。」
迷惑を掛けては悪いと、自分からそういったのだが相手は気にもしていない様子だ。
きっと短期でヨーロッパからやって来ているのだろう。
「まぁ、いいよ。そんな細かいこと。」
「じゃあ、8000でいいかな。」
「はい。ありがとうございます。」
彼らはそういいつつ、9000を出してくれる。
「これでいいよ。」
なんと通常のレートよりも良いレートで両替してくれた。
ご飯が食べられないのをかわいそうに思ってくれたのだろう。まぁ、実際私もそれくらいの金額は重要視しないので、困っている人がいたら良いレートで両替しているだろう。きっと、彼らもそんな気持ちなのだ。
「ありがとうございます!!」

ミッション成功!!
意気揚々とリョウくんのいるレストランに戻る。

その後、両替してくれた白人旅行者たちもやってくる。
私たちが食べていたフィッシュ&チップスを見て、笑顔で話しかけてくる。
「おかげで助かりました!!」

●中国人と日本人。(マサカ)

中国人と日本人の区別がつかないのは、よく理解できる。

黒人の顔を見ても、今はさっぱり区別ができないし。
白人の顔についても、最初は区別できなかった。

要は「慣れ」の問題。
黒人の多くと同様に、ウガンダ人も中国人が出演するカンフー映画が大好きである。コメディー的な要素も多く、それを見て中国人を笑ったりする面もあるだろう。
そして、やはり黒人にとって、白人は自分たちよりも上と言うか「憧れ」を持っている面もある。それは、アジアや日本でも同様で、例えばTVや広告などでも、意味もなく日本人でなく白人が使われていることでも明らかだ。
日本などはそういった面が、幾分は減ってきているかもしれないが、途上国に行けば行くほど、白人に対する憧れのような感情が強くなるような気がする。

そんなわけで、多くの白人は一般的な場所では好感情で迎えられることが多く、得な気もする。まぁ、日本人も悪感情を持たれていることは少ないし、白人にしても政治的に嫌われている場合もあるので一概にどちらが良いかは難しいかもしれない。
まぁ、でも、彼らはアジア人のように馬鹿にされる経験は少ないだろうけれど。

「チャイナ、チャイナー!!」
そんな声を聞いても、無視してしまう日本人も多い。
そして、チャイナくらいであればかわいいほうでもある。言い方に嘲りが含まれていることも多く、子供が叫んでいたりするので気分を害されるけれども、所詮はそれだけの話だ。中には、怒る旅行者もいるけれども、行動に移す人はかなり少ない。

「私は中国人じゃない。日本人だ。」
「おおぉ〜、日本人か。それは、素晴らしい。」
そうやって、態度が一変してしまう人たちも多い。それはアフリカに限らず世界各地で共通である。そういうのも不思議と言えば不思議。

アジア人は確かに平均して体格も小さい。
そして、顔も平面的である気がする。
歴史的にも、中国人は各地で差別されるようなこともあったようだ。差別と言っても、アパルトヘイトやアメリカの奴隷制度のような話ではないが・・・。
もろもろの要因から馬鹿にされることの多い中国人、アジア人だが、それにしても中国人は世界中に進出している。

アジア地域はもちろん、ヨーロッパやアフリカにも多い。
中東は、比較的中国人が少ない地域ではあるが、中華料理店などを営むものは必ずいて、中国人パワーを見せつけられる。
日本料理店と比べると、圧倒的に多いその店舗数は、中国料理が世界的な料理であることを思い出させてくれる。もっとも、中国人が世界各地に進出するからこそ、中華料理が世界的な料理になりえるのだろう。
そして、中華料理店などに行くと、日本人を含めたアジア人と白人などが客として訪れていることが多い。もちろんお客には現地人もいるし、現地人中心のお店もあるだろうけれど、中華料理に馴染みのある人たちが、いかに多いかと言うことがわかる。
他国に滞在しつつ、現地料理よりも数倍は高い中華料理を敢えて食べに行く外国人が多いと言うのだから。

中国人の話は置いておいて、日本人は韓国人に間違われることもある。
韓国人は一部地域にまとまって出没することが多く、それらの地域では日本人旅行者はアジア人の中で少数派なのだ(決して少なくはないが)。
韓国人は、タイ、中国、ネパール、インド、トルコ、西欧などに圧倒的に多い。インドには凄い数の韓国人がいるのに、隣国であるパキスタンに行くと韓国人はほとんど皆無である。
情報が少ないことなどもあるだろうが、そういった集団で行動する習性は日本人以上かもしれない。
先日もナイロビに10人ほどの集団がやってきたが、翌日には全員消えていた。ここに旅行していたのに、大集団になっていくと言うのも凄い。もちろん集団にならない人や、集団を嫌う韓国人もいるし、人それぞれなのだが、私の印象としてはそうなってしまう。
日本人の場合には、いくら友人ができたと言っても一緒に移動まですることは少ない気がするし、したとしてもせいぜい3人程度が最大(一般には)じゃないだろうか・・・。

まぁ、そんなこんなだが、韓国人は旅行者としては仲間であり情報交換もできる。中国人の99%は、労働者であり出会っても「していること」が違う。
中国政府は道路や鉄道を作ったりと言う、インフラ面での援助も活発にしているのだろうか。途上国ではそういった様子を目にするし、聞いたりもする。中国奥地などの道路を作るほうが、先決だとも思われるが、中国政府にとってはそういった援助によって得る政治的な支援などはきわめて重要なのだろう。
日本も援助には意味を持たせているのだろうが、中国政府の行うことのほうが明確で、多くの人にとってわかりやすいように感じる。旅行者ですらそうなのだから、現地の人にとってはなお更だ。

アレコレ書いたが、中国政府には、中国人のイメージを向上させるような活動も行ってほしい。アジア人全般がそれにより迷惑をしているのだから(笑)。

●中学校で授業。(マサカ)

リョウくんが教鞭をとる中学校で、私も授業に立つことになった。
突然のことで準備は何もない。そんな状態で果たして何を話せるのか・・・。

ウガンダの中学生は、簡単な英語を理解する。
教育がしっかりしているというべきだろうか。小学校の時から英語に接し始め、中学校まで勉強を続けていればそうなるだろう。そして、授業も英語で行われる。

ウガンダやケニアなどで非常に驚くのは、黒人(ウガンダ人とは限らない)が日常的に英語で話をすることだ。隣にいる人とも、電話でも。もう当たり前のように英語を話す。中には話せない人もいるけれど、国境を越えるようなバスに乗る人は、大抵が当たり前のように話す。

さて、生徒に何を話すべきだろうか?
急には思いつかない。とりあえず日本の生活や環境について説明する。

日本の通勤ラッシュ。
大都会の様子、そして人口の多さ。
仕事について。

彼らが知っている中国人や、中国についても話す。
ウガンダ人は、輸入製品が多く援助をしてくれる中国を豊かな国だと思っているが、現実の貧しい様子についても話す。

はっきり言って、どうも失敗したので(突然なので仕方がない面もある・・・)詳細は書かない(笑)。もうちょっとちゃんと準備をしたかった。残念だ。

リョウくんの数学の授業を見て思った。
多くが授業の内容を理解していない。う〜ん、レベルの高い内容なのに生徒がついてこれないというのは、教育課程に問題があるのだろうか。その学校は、マサカ地区ではもっともレベルの高い学校らしいのだから。

学校の建物は、壁がない。というか屋根はあるけれど横の壁がない半オープンエアだ。風通しが良いだろうし、このウガンダの気候ではちょうど良いのだろう。リョウくんに聞くと、強い風の伴った雨などはほとんどないらしい。だからこそ、それで大丈夫なのだろう。黒板と椅子と机、それ以外には何もない教室だが、勉強するにはそれで十分だろう。たくさんの生徒が歩き回り、とても活気ある学校だ。緑も多く、環境としては素晴らしい気がするのだが・・・。

●黒人について思うこと。(カンパラ)

黒人の方には申し訳ないけれど、実はウガンダに着くまで大きな偏見を持っていた。
それは、頭では理解しているつもりだったことを、実際には理解していなかったと言う類のものだ。

黒人の方は、ちょっとアホが多いと思ってしまっていた。
もちろん、それは私の一般常識に当てはめればその通りなのだが、その私の考えに果たして意味があるかどうか。
まるで動物のように行動する人が多い黒人、奇声を発する黒人、深いことを考えないように見える黒人、簡単な計算もできない黒人、無邪気に笑い遊ぶ黒人、列を作ることを知らない黒人、まじめに働くことができない黒人。
はっきり言って、そういう人たちはたくさんいると思うし、そのこと自体は間違いじゃないと思う。

でも・・・、そういう解釈事態が間違っていた。

皆、一人一人、私と同じ人間、誰かとも同じ人間。

単純に物は欲しい。
お金も欲しい。
何でも羨ましい。

そういう素直と言えば素直、動物的といえば動物的。でも話せば基本的なことは通じる。そういうことが、理屈では分かっていても心ではわかっていなかった。
そういうことが分かったのも、リョウくんのお陰でもあるのだけれど・・・。

ともかく、これからアフリカを回る。
そういう意味でも、アフリカに住む黒人について、少しでも理解ができたのは良かった。

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