|  私のイメージは、ダニと南京虫と悪路。
(サナア-アディス・アベバ)
シュウくんから借りていた目覚まし時計のおかげで、問題なく目を覚ました。
昨夜は寝る前にラーメンを食べてしまうなど、寝るのも少し遅くなってしまったので、目覚まし時計がないと寝られなかったかもしれない。最近は早朝発の場合、いつも前夜は寝たり起きたりの繰り返しで睡眠が浅くなってしまっていたのだ。
アラタさんも空港に用があるとのことで、私のタクシーに便乗していく。
早朝なのでタクシーの値段も高いが、まぁやむをえない。空港への道は、閑散としていてスイスイ進む。予定していた30分よりも、ずっと短い時間で到着した。
チェックインはすぐに終わり、エチオピアが途上国ということを考慮し、念のためにドルをATMから下ろす。そうしてチェックインのフロアーに戻ると、係員から呼ばれた。
行ってみると、片道航空券でエチオピアに行くのは駄目だというのだ。日本の空港から出発する時も、片道航空券だと稀にこのようなことがある。でも、渡航先によっては全く問題ないことが多い。
「友人たちは、誰も問題になっていませんよ。もし、入国できなければ、自分で出国用航空券を買いますので行かせてください。念書を書いても結構です。」
係員はスーパーバイザーと話し合ったりしている。少しやり取りがあり、問題なく搭乗できることになった。まずは一安心である。
しかし、そこで少し考える。
(ここで、アディス-ナイロビのチケットを購入するといくらなのだろう?)
いずれにしても、ナイロビ(ケニア)までは飛行機で行こうとしている。もし安ければ、ここでチケットを買ってしまっても良いのだ。
イエメニア航空のオフィスに行き、値段を聞いてみた。
「サナア-アディス間のチケットは持っているの?」
「はい。もうチェックインして、ボーディング・カードを持っています。」
「もし、サナア-アディス間のチケットがあれば安く売れますよ。」
「・・・。いくらくらいですか?」
「50,000YR(31,150円)くらいかな。」
(それくらいなら買ってもいいかなぁ・・・。)
私はアディスで購入するチケットを、最大400ドルで考えていた。おそらくもっと安いとは思うが、その値段なら買ってもいい値段だ。
「では買いますので、カウンターからチケットを持ってきます。」
既にチェックインしてしまっているので、チケットをカウンターに渡してしまっている。それを受け取って、持ってくると簡単にチケットを発券してくれた。
飛行機に搭乗できるかどうかもめていた係官も喜んでくれた(笑)。
登場時間にはギリギリで間に合い、いざ、エチオピアへ!!
飛行機はガラガラだったし、ウトウトしているうちにエチオピアに到着する。
機内食は軽食だけだったが、お腹は満たされた。
到着時に取得するビザは、やはり出国航空券など不要で簡単に取得できた。
値段も20ドルだし、写真もいらないし簡単なものだ。
ナイロビ行きのリコンファームと、フライト日付変更の際のために電話番号を聞こうと思い、どこが良いか聞く。
1人が教えてくれたのは、baggage claim のカウンター。それは違うだろうと思い、他の人にも聞くが同じ事を言う。
(う〜ん、まぁいいか。並んでみよう。)
さすがに、荷物の紛失などを扱っている列なので、なかなか列が消化されない。随分と待たされて、ようやく私の番だ。
「リコンファームしたいのですが。」
「ここでは無理です。別の場所でして下さい。」
(はぁ〜〜。)
一気に疲れてしまった。
ピアッサという市内中心部行きのミニバスを探す。
空港の係官などがやたらと寄ってきてはタクシーを勧める。もう本当にうるさい。荷物を持って町に向かう人たちにミニバスについて聞いてみる。
場所を教えてもらいその場所に向かうが、その途中でもやたらとタクシーの蚊y九匹が声をかける。エチオピア人が言うことは「ピアッサ行きのミニバスはない。」で一致している。そんなわけはないのに・・・。
ミニバス乗り場に行くと、まだしつこくタクシーを勧める人たちに囲まれる。
エチオピアは第一印象からかなり悪い。
こういう風にしつこいのは嫌いである。
しばらくのんびりガイドブックを読み、ミニバスがあることを確認する。
出発しそうなミニバスがいたので、行き先を聞いてみる。
「ピアッサ行きですか?」
「これは、メキシコ・スクエア行きですよ。途中で乗り換えても行けるし、ここで待っていても行けますよ。」
(やはり、待っていれば空港からミニバスはあるのだ。)
でも、待つのも面倒に感じて、英語が通じる女性の乗ったそのミニバスに乗っていくことにする。
空港を出て、大通りのすぐの場所で言われた。
「そのミニバスがピアッサ行きですよ。」
ありがたく、そちらのミニバスに乗り換えて町を目指す。
宿に行く途中でも不快なことがあった。
私は地図を見ながら正しく目的のホテルに向かっていたのだが、話しかけてきたエチオピア人が「敢えて」間違った方向を教えたのだ。
現地人の言うことでもあるし、思わず信じて方向転換をしたが、全くの間違いだった。他のホテルの客引きもうるさいし、やたらと妙な日本語で話しかけてくる。「中国人、中国人」という声もうるさいし、子供の物乞いもしつこい。話しかけてくるエチオピア人は、やたらとついてくるが、関わりたくないので無視をする(「1人でいたい」と言っても去らない)。
そんな風にしてホテルに着いたのだが、なんだか少し疲れてしまった。
●ネットが遅すぎるし・・・。(アディス・アベバ)
新しい町に着いたら、まずは散策に出る。
この町の見所らしい教会を目指す。
ごちゃごちゃした町だ。サナアのような旧市街の魅力もない。なんてことのないブラック・アフリカの都会のようだ。
残念ながら教会は修復中だった。
インターネットが比較的速く、値段も安いというブリティッシュ・カウンセルに行ったが、そこも日曜日と月曜日はお休みだった。しばらく中東圏にいたので、日曜日が休みというのもなんだか新鮮だ。
しかたがなく、宿の近くのネットカフェに入る。
自分のPCが接続できるので、それはありがたい。
しかし!!
遅い!!
SKYPEは接続すらできないし、メールの送受信ですらかなりの時間がかかる。
エチオピア。首都ですらこんな遅いのでは、ネットに関しては期待できそうにない。事情があって、しばらくはネットの速度が極めて重要。エチオピアは、やはりサッサと出国してしまうべきか。
電話屋さんもいまのところ目に入らない。
エチオピア国内であれば、簡単に電話を掛けられそうだけれど。
もともと、エチオピアの地方には余り興味がない。
興味がないというと語弊があるが、どこに行くのも1泊2日などで悪路と戦う必要がある。しかも、バスは早朝の1便のみ。朝5時にバスターミナルのゲートが開くので、その時間に待機し、バスまで走って席を取らなくてはならない。しかも、その乗り込んだバスで虫に刺されて痒くなることも多いという。
そういう「苦労をしてまでは行きたくない。」と思ってしまうのだ。
そういうわけで、エチオピア航空でチケットの値段を聞く。
北部で一番興味があるのは「ラリベラ」。往復で242ドルとのこと。想像よりも少し高い。南部で一番興味があるのは「ジンカ」。往復で164ドルとのこと。想像通りの値段だ。
どちらかと言うと、「ラリベラ」に興味があったので、ガッカリではある。
(どうしようか・・・。)
エチオピアを首都だけで終わらせていいものかどうか・・・!?
まだ決めるのは早い。
とりあえずは町の散策を続ける。お腹も減っているので、中華料理屋さんを目指す。3キロほどありそうなので、歩いて往復はちょっと遠い。でも、最近は歩くのが減っていたのでちょうど良い運動と思い行ってみる。今日は、その前にも歩いているし、久々に運動なのだ。
途中、酒屋を見たり、ピザ屋さんを見たり、楽しく歩く。
残念ながら中華料理屋さんは、17時半からだった。まだ2時間弱もある。
「あっちで、民族のダンスとかのフェスティバルをやっているよ。」
エチオピア各地から12の民族が集まっているという。入場料も3ブル(42円)と安いし入ってみる。人だかりができており、ライブで歌っていたり、映画が上映されていたり。
でも、期待していたダンスはそれほど楽しめなかった。
(やっぱり、私って根本的に「民族」には興味ないかも・・・。)
すぐに会場を後にし、宿に戻る。
もう少し、アディスを歩いて周り、それからどうするか決めよう。
フランスで「パリ」を切り捨てて訪れなかったように、ここでも首都アディスだけでいいかな。そんな風にも思い始めているけれど・・・(笑)。
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