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トモちゃんを迎えて。(カイロ)

トルコで出会ったトモちゃんが、日本からやって来る。
この日を楽しみに待っていた。友人ヒロシ君がせっかく来てくれた際に、ピラミッドやルクソールの遺跡を訪れなかったのはこの時のためだ(笑)。

空港まで出迎えに行くに当たって、エジプトで初めて路線バスに乗る。
2ポンドでエアコン付き。
タクシーだとエアコンは付いていないので、時間に余裕があれば、タクシーよりもバスの方が快適かもしれない。
日中であったため、渋滞に巻き込まれ、なかなか空港に近づかない。

(まだかなぁ・・・。)
(間に合わなかったらどうしよう・・・。)
こういう不安は、時間がたつにつれてどんどん大きくなってしまう。
随分と長く感じて、イライラした(よくない!笑)。
エアコンが効いていたのが救い。
1時間ほどかかり、なんとか空港に到着。まだトモちゃんの到着には時間がある。

到着時間までパソコンで、出費を計算したりして時間を潰す。
2ヶ月ぶりに会うので、どんな感じで出迎えたらいいのだろうとか考えてしまう(笑)。

到着時間が来る。飛行機は予定より少し早く着陸した様子。
ゲートからは、いつ出てくるか分からないので目の前で待つ。
1時間ほど待っただろうか。

不安げな表情で、私を探すトモちゃんが出てきた。
意外と荷物は小さくて、ちょっと驚く。
「トモミちゃ〜ん!!」
「久しぶり〜。すぐに会えて良かった〜。」
すぐに気がついてくれて合流することができた。
空港で、万が一、会えなかったらと思うと恐ろしかったのだけれど、これで一安心だ。

いろいろ話しながらタクシーに乗り込み、決めているホテルに向かう。さすがにいつもより良い宿に泊まることにして、すでにチェックインしていたのだ。

乗ったタクシーの荒い運転や、車線を気にしない車たち、そんなことに一喜一憂しながら進む。トモちゃんの驚きや怖がる反応が大きくて、運転手が逆に驚いている!!(笑)

日本から乗り継ぎも含めて20時間以上もかかったので、疲れていることもあり、宿で休憩。広いベランダからは、エジプトの雑踏、人ごみ、渋滞が見られる。この景色を見てもらいたくてこの宿を選んだのだ。

宿も気に入ってもらえたようで、まずは安心!!

●夜の散策。(カイロ)

カイロの夜は不思議に長い。
夜8時や9時になって、ようやく活気ずき始める。そして、それが夜中まで続く。
薄暗い電気と、浅黒い肌の人々、そして水タバコの煙。絵に描いたようなエジプトの姿がそこにはある。

小さな子供たちも、夜12時でも走り回っている。
「見て、見て!あそこに子供たちが遊んでるよ。」
「ほんと、学校はどうなってるんだろうね〜。」

路上の水タバコ屋さんでは、おじさんたちがのんびりと涼しい時間を楽しんでいる。

反対側に見える建物のベランダでは、男2人が一生懸命料理をしている。

道端に本を広げ、行きかうたくさんの通行人を暇そうに眺めている商売人もいる。

フルーツ屋さんも、八百屋さんも、なぜか夜中になっても営業をやめない。

「エジプト凄いね〜。」
「いつ寝てるんだろう。不思議だね〜。」
まさに初めてカイロに着いたときに感じたことを話す。皆同じように感じるのだ。そんな不思議な光景が毎日繰り返される。
日本からやって来た新鮮な感覚を分けてもらっているようで、再度、納得してしまうのも面白い(笑)。

「散歩しようか?」
「せっかくだから、エジプト料理でも食べに行く?コシャリとか。」
そんなことを言いながら散歩に出た。
そして・・・エジプト料理を食べようと思っていたのだが、マクドナルドに入ってしまった。マクドナルドのメニューが日本とは違うと言ったら、トモちゃんはそちらにも興味を持ったのだ。
日本にない多くのメニューを眺めながら、マック・アラビアを選ぶ。私も食べたことの無いメニューだ。エジプトでは、ビックマックすら小さいハンバーガーだと思う。他の多くのメニューがよりビッグサイズで、エジプト人は小さいバーガーでは満足しないのだろう。アイスも頼んだのだが、甘すぎた。これも、エジプト味なんだろうな〜。

●ついにピラミッド。(カイロ)

朝早くに起きてタクシーを捕まえる。
ホテルでは朝食があるのだけれど、食べる時間もなく出発。
暑くなる前の時間にピラミッド観光をするためだ。

ピラミッドは、ヒロシさんをはじめ、何人かが「想像より良くなかった。」と言っていたので、期待と不安が入り混じっての出発。

タクシーならすぐに到着するのかと思ったが、意外と時間が掛かる。
30分ほどだろうか。まだ街中を走っているときに・・・。
「あっ!!見て!!」
「えっ?」
トモちゃんが指差す方向に巨大なピラミッドが!!
ピラミッドは、砂漠の中にあると思っていたので、こんな市街から間近に見られるとは思ってもいなかった。いきなりピラミッドを見た驚きは、想像以上だった。
その後、ちゃんと敷地に入場してみたときよりも、この最初に目に焼きついたピラミッドの方が印象的かもしれない。

タクシーが入口に近づくと、いきなりエジプト人がやって来た。
「チケットはラクダに乗って買いに行くのだ。」
「そうするととても安い。」
妙なことをたくさん話すエジプト人。こちらが何か言うまもなくタクシーに乗り込んでくる。そして、ラクダ乗り場のほうにタクシーが向かってしまった。
「どういうこと?」
「なんだろうね・・・。ともかくチケット売り場に行こうよ。」


タクシーはラクダ乗り場の奥に進んでいこうとするので、入口近くで停めてもらう。運転手は乗り込んできた客引きとは関係ないようで、むしろ面倒くさげでもある。

警察官にチケット売り場を聞くと、先ほどまでタクシーが向かっていたほうだった。やはりタクシーは素直に入口に向かっていたのだ。エジプト人同士、商売を邪魔するわけにも行かず大変なのだろう(笑)。

もう入口に入る前からピラミッドがそびえているのが大きく見える。
急いでチケットを買い、金属探知機をくぐり、入場。

「来たね〜。」
「ともかくピラミッドの前まで行こう!!」
ピラミッドの内部に入るのは午前と午後で限定150人ずつらしい。
入るかどうか迷っていて、まずは入口の様子を見に行く。

古びて1つ1つの角が丸くなったような巨石が、高く、高く、どこまでも積まれている。
空に続く階段、巨大な存在感は、人間が造った他のどんなものとも違う。空洞でもなく、全てが石であるという事実も印象を強めてくれる。
歴史に埋もれず、今もただここにある。5000年前という理解を超えた過去に、これらが作られたということ。日本ではまだ国家もなかった。人間の営みとは本当に凄い。

1つ1つの石の大きさが凄い。
写真を撮って、ピラミッドを見上げ、巨大さを実感する。
こんな大きいものを作るのって、凄い。そして、単純に大きいものを見ると、それだけで感動できる。いろんな遺跡で、いつも思うのだが「大きさ」っていうのは、理由も無く人を興奮させるのだ。

3つあるピラミッドを順番に見る。
初めてのピラミッド訪問、そうすることができて良かったと思う。
順番に1つ1つ見るたびに、写真を撮るたびに凄いと思う。
入口の巨石は、どれも破壊されている。本当の入口が分からずに、壊して内部に入ったりの名残だ。それにしても大胆なことをする。今ならそんなことは許されないだろうに。
暑い中、ラクダに乗る警察官を眺め、青空に感謝する。
そう、青空の下で見るピラミッドは、曇り空の下で見るピラミッドよりもずっと雰囲気がありそう。

結局、大きなピラミッドの内部に入るのはやめたのだが、無料で見られる小さなピラミッドを覗いたり、スフィンクスを見たりで十分に堪能した。暑い中を歩き回り、ピラミッドとスフィンクスを眺められるという噂のKFCを覗き、足も疲れてタクシーで帰路についた。

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ミニ情報

++学生証++

国際学生証を紛失してしまった人などは、ルクソールで簡単に再発行ができる。
詳しくは、イッサラーム・ホテルまで。






 

 

 


●らくだ使いと、TVのCFとのギャップ。(カイロ)

ピラミッド以外の墓や遺跡内部も見学した。

ピラミッド以外の墓には、どこにもガイドもどきの説明者がいて、お金をせびろうとする。静かに見たいのに雰囲気台無しである。うるさいので寄ってこないで欲しいのだが、追い払っても付きまとってくる。これこそエジプトの本領発揮だろうか。

ラクダ使いやロバ使いもうるさい。
あの手この手で足を止めさせようとして、勧誘をしてくる。

言い値も50ドルとか、法外なものが多く、いかにも外国人旅行者を対象にした商売だと思い知らされる。いくつもの誘いを断り続け先に進むが、彼らがいなくなりはしない。

多くの日本人は断りべたなのだろう。
特に日本人にまとわりついてくるような気さえする。

乗らないと言っているのに、らくだを置いたまま100m以上もついてきてしまう。
全く迷惑なのだ。

「ラクダに乗って、向こうの丘まで行くと、ピラミッドやスフィンクスが一望できる場所にいける。そこから良い写真が撮れる。」
そんな風に言ってくる客引きがいた。
最初の客引きはすぐに追い払えたのだが、2人目でなぜか「少し行ってみようかな」と思った。

「安いよ。1人50ドル。」
「・・・。」
無言のまま立ち去ろうとする。
はっきり言って、リーズナブルな料金であれば乗っても良いとも思ったのだが、そんな値段ではとても乗る気になれない。
ラクダ使いが言う。
「25ドル!」
もう気分が悪いので値段が下がっても止まるつもりはない。
ラクダ使いがさらに言う。
「15ドル!」

さらにしつこく着いてくる。
「日本人はさ、だいたい最初に高い値段を言われるのが嫌いだよ。オレ、そういう交渉は大嫌いだよ。だから乗らない。」
「安いよ。10ドル!」
全く話を聞いていないのだ。
もう1回、違う言い方で伝えたが言葉は伝わらず・・・。
「あっちに行け!」
そういうもののしつこくついてくるので、本当に気分が悪かった。

トモちゃんと2人で楽しくピラミッドを見て回っているのに、こんなくだらないことで気分を害されるのは最悪だ。気分の切り替えを、サクッとできない私も悪いのだけれど・・・。
ホント、最初にエジプトに来た時は、もう少し我慢できた。でも、いつもいつもだと本当に嫌になる。観光地にいるエジプト人、サイテー!!


部屋に戻って、エジプト観光省か何かのTVCFを見た。

ピラミッドの後ろには夕陽が落ちようとしている。
その前を渋いおじさんのラクダ使いが歩いている。

それを見たら、普通「エジプトいいなぁ〜、行ってみたいな〜。」そう思うだろう。
「これ、嘘もいいとこだよ。」
「ホント、これは夢の世界だよね〜。」
2人で文句を言ってしまった(笑)。

●アブ・シンベル神殿へ。(アブ・シンベル)

トモちゃんのエジプト滞在期間が短いのと、アスワン−アブ・シンベル神殿間が遠くて面倒そうなこともあり、飛行機を使うことにした。

カイロ−アブ・シンベル神殿−アスワンを1日で移動してしまうのだ。
これなら、アスワンまで行って、アブ・シンベル神殿までを往復するよりもずっと時間が節約できる。
エジプト航空に行って値段を確認すると、ガイドブックに乗っている料金の半分もしない。ガイドブックの料金はいったい何なのだ??
不明だが、ともかく安いのはありがたい。
早朝5:15発という時間はきついが、涼しい時間にアブ・シンベル神殿を見学するためには仕方がない。

3時半過ぎにタクシーで空港に向かう。
道が空いていてとても気持ちよい。
空港には、朝早いというのにたくさんの飛行機待ちの人がいた。さすがに観光地だから、皆、時間を無駄にしないように動いているのかな。

飛行機は無事に時間通りに出発する。
途中、アスワンを経由したのだがそれを知らない私たちは・・・。
「着いたよ。予定より早いね〜。」
「降りないと!!」
急ぎ足でタラップを目指す。
「ここ、アブ・シンベルですよね?」
「違います。」
(??いったいどこにいるのだ??)
ともかく席に戻るしかない。
どうもアスワンであるということが分かり、経由便であると察することができたが、降りるときに確認しなかったらどうなっていたことか・・・。
自分が居る場所を確認するという癖がなかったら、たいへんなことになっていたかも。私の「旅行者癖」が変なところで役に立った。
それにしても、チケットを買った際などにも、何も説明されなかった。まぁ、飛行機で寝てしまっていた(おそらく説明があっただろう)私たちが悪いのだが。

アブ・シンベル神殿を飛行機から眺め、到着すると無料シャトルバスで神殿に直行。
帰りのバスの時間を確認し、いざ、神殿へ!!

もうすぐ神殿が見える時・・・、ちゃんと最初から正面で見て感動したかったので。
「神殿を見ないようにあそこまで行こう!」
「そうしよう。あの人がいる辺りまで!」
そこで振り返れば、巨大なアブ・シンベル神殿がドーンと目に入ってきそうなのだ。



「もうここで良い?」
「見よう!」


おおぉ〜っ!!
やはりアブ・シンベル神殿は凄かった。
最近見た遺跡の中でも印象的!!

ここ最近では、ペトラ遺跡とピラミッド群、そして、アブ・シンベル神殿が別格。他に遺跡を選べといわれても、同格に感動した遺跡は結構少ない。
グゲ遺跡やアンコール・ワット・・・いや、比較はいらない。ともかく凄かったのだ(笑)。

神殿の説明よりも、写真の方が分かりやすいので、その辺は割愛。
それにしても思ったこと。ラムセス二世、自分好きすぎ。どこもかしこも自分の名前と、自分のレリーフばかり。奥さんのために作った小神殿も自分の像が4体で、奥さんの像は2体のみ。どうなってんの??(笑)


●荷物不明。(アスワン)

アブ・シンベル空港からアスワン空港へはアッという間だった。
飛行機を降りると、アスワン空港の荷物受け取りへ。不思議なことに誰も荷物待ちはいない。同じ便でアスワンに来た人は、全員がアスワンからの日帰りだったのだろうか?降りる人も多くはなかったけれど。

荷物が出てくる気配がない。
荷物のテーブルが動きもしないのだ。

「荷物が出てこないのですが?」
そういって、荷物預け時のシールを差し出す。
「ちょっと待ってて。」

シールを持ってどこかに歩いていった。
私たちはカイロ空港での荷物預け時に、バッゲージスルーでアスワンに荷物が行くようにお願いしてあったのだ。アブ・シンベルでは観光だけなので、大きな荷物は受け取りたくないという思いだった。

随分待ったが戻ってこない。
「荷物はありましたか?」
「5分待ってくれ。」

(エジプト人にはバッゲージスルーは難しかったのかな・・・!?)
5分ではなかったが、エジプト人が急に笑顔になった。ゲートのほうに歩いていって待つ。運んでこられたのは、私の荷物だけだった。トモちゃんの荷物がないのだ!!
ここまで20分くらいは待っただろう。
「シールが2枚あるように、荷物は2つです。」
「待ってくれ!」

しばらくして、別の部屋に連れて行かれた。
スタッフ用のエリアだ。

分かったことは、荷物が行方不明ということ。
名前や住所を聞かれ、システムに登録する。担当者は試行錯誤をしていて、ロスト・バッゲージの登録すら進まない。10回も20回も同じことを繰り返しているのだ。そのたびに、フォーマットエラーと出てきている。
(荷物はホントに見つかるんだろうか?)

「大丈夫かなぁ・・・。」
「きっと見つかるとは思うけれどね・・・。荷物がないとどうなっちゃう?」
「化粧品とか、女のコだからね〜。」
「とにかく今日の分は買おう。」

「時間が掛かるので、お2人はホテルで待っていてください。」
ホテルを聞かれ、そのように言ってきた。
担当者が言うには、荷物はおそらくカイロにあるという。それを次のアスワン着便まで運んでもらうことになると思うとのこと。

「荷物はどうなりますか?」
「今夜、ホテルに届けます。」
「明日、ルクソールに移動する予定なのですが、今日届かなければルクソールに送ってもらえますか?」
「最後までフォローしますので大丈夫です。」
担当者はそう言って、書類に「明日の場合にはルクソールへ。」と書き込んでくれた。
電話番号も教えてくれて、とりあえずは安心。

不安な思いのままホテルに行く。
自分の荷物だけ届いてしまったことが、トモちゃんに申し訳ないような気がしてくる(なんとなく)。
今日は早朝からアブ・シンベル神殿に行き、とても楽しい時間を過ごしていた。それが最後にこんなハプニングが起こるとは想像していなかった。努めて明るく過ごすが、トモちゃんが元気がないような気がする。それは当たり前だろう・・・。

エアコンをつけて部屋でのんびりしていると電話が掛かってきた。
「荷物がありました!!1時間後に持って行きますが大丈夫ですか?」
「よろしくお願いします!!」

良かったぁ〜!!
大安心!!
笑顔が戻り、カイロから持ってきたカクテルを2人で一気に飲み干した(笑)。

●スークや日本人宿や。(アスワン)

アスワンのスークを歩く。
お土産物はどこも同じで、特にアスワンだからというものはないようだ。

トモちゃんは、アスワンののんびりした雰囲気も気に入ったようだ。カイロは活気があり、エジプトの雑踏を味わえるが、落ち着いた雰囲気はない。だから、こういう雰囲気を初めて感じたのだろう。

列車のチケットを目的に散歩しているのだが、なかなか駅に着かない(笑)。他にすることがあるわけでもないので、のんびりで全く問題はないのだが、列車のチケットを確保して安心したいなぁ〜とも思ってしまう。それは、以前にルクソール−カイロ間のチケットを買おうとした時に、翌々日までのチケットが満席で買えなかったからだ。

(まぁ、いざとなったら飛行機か、寝台列車でいいか・・・。)
そして、ルクソール−カイロ間で、本当に寝台列車に乗ることになったのだが。

お土産物を覗くトモちゃんがとても楽しそうなので、私もなんとなく楽しくなる。
砂で作ったアートを見たり、スカーフを見たり。
ここでも、妙な日本語での客引きや、強引な客引きがそこかしこにいる。日本人はどこでも現れるのだろう。

「ツアーでもアスワン来るのかな?」
「長いツアーなら来るのかもね〜。」
「カイロ、ルクソール何日間とかってツアー多そうじゃない?」
「エジプト満喫何日間とかで、アスワンとかも来るのかな〜。」

駅についてチケットを購入する。
2つ隣のカウンターでは、アジア人がチケットを購入している。
「韓国人かな?日本人っぽいね。」
「服装が日本人っぽいね。」
翌日、列車での席が前後であったために分かったのだが、彼らは韓国人だった。
本当に最近は見分けが難しくなっている(一部の人だけれど)。数年前までは、簡単に違いが分かったものだが。

取り越し苦労で、チケットはすぐに買えた。
(良かったぁ〜。)

帰りの道で、日本人宿(というか日本人がよく利用する宿)などを覗く。
ホームページに情報を書き込みたかったからだ。
細い路地の中にあって、いかにもという感じの宿だ。暑くなくて1人だったら、きっと私もここに泊まっていただろう。駅にも近いし、周辺にお店も多い。とても便利そうな立地だ。

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●ルクソール再び。(アスワン-ルクソール)

早朝6時発の列車に乗るために、またもやホテルの朝食を食べずに出発する。
ホテルの朝食が付いているのに食べないのは、既に連続して3日目。もったいない!!

列車はほぼ時間通りに出発。
トモちゃんが写真をパチパチ撮っている。もしかしたらまずいのかもしれないけれど、外国人だし女のコだし、大丈夫だろう。

エアコンも効き、広々とした座席で2人とも満足。
景色を見て喜んでいたのもつかの間。2人は眠りに落ちていった。

私たちの乗った車両は、比較的空いている。1/3ほどの乗客だろうか。

車窓から遠く見える荒野の風景に心動かされているトモちゃんは、シャッターチャンスを待つ。
写真を撮るのは意外と難しい。ずっと構えて待っているわけにもいかない。
気に入った風景を撮ろうと準備すると過ぎ去ってしまうのだ。そして、撮ろうかどうしようかという迷いのうちに景色が過ぎ去ることも多い。

要は早い決断、準備なのだろうが、それは誰にでも難しいのでは!?(笑)
運が良いときに、綺麗な写真、気に入った構図の写真・・・そして嬉しさが。

●ルクソールの宿。

ルクソールに無事に到着し、ホームに降りると早くも客引きが。
安宿の客引きが来たので断る。予定の宿があり、そこに向うためだ。前回ルクソールに来た際にヒロシさんが泊まっていた宿で、プールもあり、とても気に入っていたのだ。

「どこに泊まるの?いい宿があるよ。」
「パンフレットを見ると確かにきれいだ。」
プールも付いているというし、2人で80ポンドからというし、行ってみることにする。

街の中心から離れ、高級ホテルの立ち並ぶエリアに近づいてくる。
「ちょっと不便そうだよ。」
「そうなんだ。建物がきれいだね〜。」
そう、ルクソールの表通りで見かける建物は新しいものが多い。
一歩路地裏に入れば、カイロと同様に古びた茶色の世界が広がっているのだが。

NEW POLA HOTEL、確かにきれいだった。
屋上にあるプールが浅そうなのが気になる(実際は問題なかった)が、ベランダからのナイル川の眺めは最高。部屋もとても清潔で、ほしいと思ってた冷蔵庫もある。
「眺めが凄い綺麗だね〜!!」
トモちゃんが喜んでいる。
(プールがイマイチなのと、街までが遠いなぁ〜。でも、トモちゃんも気に入っているみたいだし・・・。)
「ここに決めちゃおうか!?」
「いいかっ。」
このホテルに泊まることを決める。
そして、翌日にツアーに参加して、ルクソール西岸の遺跡群を見に行くことにした。

暑い時間帯を部屋でのんびり過ごすために、暑くなる前にご飯を食べに行く。

日本人宿の屋上にある日本食風レストランだ。そこに行って従業員にお酒の購入を頼もうと思ったのだ。それに、ああいう独特な雰囲気の場所に、トモちゃんと一緒に行ってみるのも面白いと思った。その屋上レストラン、トモちゃんも気に入ってくれたようで良かった。

●カルナック神殿。(ルクソール)

夕方にカルナック神殿に向けて出発する。

自転車を借りたので、サイクリングがてらに出かけるのだ。
サイズの大きい自転車でとても乗りにくい。だいたいエジプト人にしたって大きすぎるようなサイズの自転車ばかり。彼らも足が届かなかったりしているではないか!?

まぁ、それでも普通に乗ってし合うのだが。


自転車では少し距離がある。
のんびりナイル川沿いを行きたいところだが、部屋でのんびりしすぎて時間に余裕がない。少しだけ急いでペダルに力を入れる。途中、花の写真を撮ったり少しだけ休んだりもする。
トモちゃん大丈夫かなぁ〜、と心配して振り向いたりもするが大丈夫そうだ。それを見て、あんなにのんびりしなければ良かったかなぁ〜とも思う。

神殿の入口前は工事中で、少し離れた場所に駐車場がある。
駐車場に自転車を停めたところ、エジプト人がやってきてアラビア語で何か言っている。おそらくここに停めるな、とか言っているのだろうが、分からないでいるとあきらめて戻ってしまった。お金を請求している仕種もあったしまぁ良いか!?
工事だらけで、そこらじゅうホコリが舞っている。世界的に有名な遺跡の前をこんな風にしてしまうのだから凄い。日本などであったら、ちゃんと柵や塀を作り、美観を整えて工事すること間違いなしだろう。

荷物チェックを済ませ、遺跡に入る。
遺跡の入口である巨大な、城壁のような門をくぐる。門の前にはスフィンクス像がたくさ並び、既に雰囲気がある。

まずは巨大な円柱の間で、口を大きく開けて上を眺める。
こういう柱はローマ系の遺跡などで良く見かけるが、これほどレリーフがあるとやはり凄い。大きさとともにレリーフの有無って心情に訴えるものがある。修復されているものが多く、残念でもあるけれど、とにかく神殿の大きさと、以前は敷地全てにこのような神殿が広がっていたかと思うと感動する。

時間ギリギリまで遺跡を歩き回り、十分に堪能した。
敷地があまりにも広い。完全な姿で残っていたら、いったいどれほどのものだったのだろう。カルナック神殿は、ルクソールで1番の見所、西岸も見て思ったのだが正直私にとって「西岸はあまり重要ではない!!」。もちろん、興味もある人もいるだろうし、感動する人もいるんでしょうけれど。

●暑さに弱いなって実感。精神力がない?(ルクソール)

早朝8時半に宿を出発する。

私は目覚ましを持っていないので、トモちゃんの携帯電話の目覚ましで起きる。
こういう文明の利器は凄い。って、それほどのものでもないけれど、旅のアイテムとしては重要なものだと再確認。早く買えば良いのに、ついつい値段とデザイン、機能などを考えると納得がいかない。できたら、好みのスタイルの腕時計を買いたいのだが・・・。

ビュッフェ形式の朝食をとる。
トマト、きゅうり、ゆで卵などを自由に取れるのは嬉しい。
「ゆで卵、お弁当に持ってちゃおうかなぁ〜。」
「いいんじゃない。」
「コーヒー飲む?」
「ミルクも。」
こんな風に普通に楽しくビュッフェが食べられるはずだったのに・・・、毎日、朝食を無駄にしていたかと思うともったいない。

ゆで卵を2つポケットに偲ばせ、多少の塩を紙に包み、迎えに来たワゴン車に乗り込む。
ホテルを回り、韓国人家族4人、アメリカ人2人を乗せ、全員で8人。今日はこのメンバで遺跡を巡るのだ。

フェリーで対岸に渡ると思っていたのだが、橋があるらしくナイル川沿いを南下していく。
(エアコンも効いているし、タクシーよりもらくだな〜。)
途中、ガイドの説明があって、トモちゃんに英語を通訳したりする。

まだ早朝なので暑すぎるというほどでもないのだが、エアコンは付き、嬉しくなってくる。エアコン大好き人間なのだ(笑)。


まずは、いきなり有名な「王家の谷」に。
ツタンカーメンの墓は、副葬品は全てカイロにある「考古学博物館」にあるというのでパス。入場料も高いし、まぁいいだろう・・・。

「セティ二世にお墓にはミイラがあるらしいよ。」
考古学博物館でミイラを見なかったので、トモちゃんはそこに行きたそうだ。
「1番奥だから遠そうだけど・・・。」
「どれくらいあるんだろ?」
「まっ、いっか。行っちゃおう!」
「20分位して着かなければもどろうか〜。」

そんな感じで行ってみることにしたのだが、意外とすぐ近くだった。途中で警察によるバクシーシ(金をくれということ)攻撃があったが、面倒くさがりながらもクリアしていく。
「仕事中になにやってるんだろうね〜。」
「よっぽど暇なんだろうね。」

彼らのお決まりの台詞。
「写真一緒に撮っていいよ〜。」
「写真を撮ってあげるよ〜。」
彼らは、いったい1日でいくらくらい稼いでいるのだろう、もちろん給料以外で。

セティ二世の墓に入ると、門番がずっとついてくる。もう、最後に「バクシーシ」というのが目に見える。1回成功したりして、味をしめているのだろう。

墓によっては、そういうしつこいことをしない門番もいた。うるさい門番は、クビにしてしまったほうが、エジプトのイメージ向上になるだろう。あれをありがたいと思う旅行者は少ないと思うのだが。

暑い中、なんとか希望通りに墓を見て回った。
次は「ハトシェプスト女王葬祭殿」に向かう。だんだんと暑くなってきて、ガイドの長い説明が苦痛になってくる。確かに説明はありがたいのだけれど、日向ですることはない。日陰で説明して、近くに来たら「ここが先ほどの場所です」と言ってくれれば良いのに。葬祭殿は規模も大きく、雰囲気もあってそれなりに良かった。

王妃の谷、これはもう書くこともない。悪くはなかったが、ネフェルトアリの墓は修復作業中で入ることはできないし、暑くて暑くてのんびり見学する気にならないのだ。

「説明長いね。」
そんなことを言ったりしてしまい、トモちゃんに申し訳なくもあるが、さすがに2人とも暑くなってきている。どうも、「王家の谷」も「王妃の谷」も墓参りをしている気分になってしまう。確かに壁画は凄いかもしれないけれど、今までに見た他の遺跡のほうがずっとインパクトがあったので・・・。

メムノンの虚像。
「おおっ〜、凄い!!」
「ここなら暑くても満足だね。」
「もっと早くここに来たかったね〜(コチラの方が興味深いという意味)。」
単純に大きいということもあるし、エジプトの遺跡に2人が期待していたのは、こういうイメージだということだろうか。意見も一致し、はしゃいで写真を撮り、ワゴン車に戻った。

「暑い。暑い。」
「ようやく終わりだね。部屋でのんびりしたいね〜。」
「う〜ん、暑い!!」
はっきり言って、私は途中から元気がなかった。申し訳ないけれど・・・。暑い時間には外に出ないという私の習慣は、結構重要だったかも。暑すぎると、会話も減ってしまう。そういうの、子供のようでまずいとは思うけれど、ルクソールの暑さは我慢し難いものだ。さらに暑くなる夏に、エアコンなしで回るのは拷問のようなものだろう(笑)。

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●プールで過ごす。(ルクソール)

エアコンで身体を冷やし、屋上のプールで涼むことにする。

プールのある屋上からの眺めはとても良い。
アスワンで泊まったホテルの屋上にも同様にプールがあり、ナイル川を望むきれいな場所だった。しかし、ルクソールのホテルは値段が高い分、広く清潔でバーなども併設しているのが良い。

泊まろうとしていたエミリオ・ホテルに比べると雰囲気の高級感は劣るが、眺望の良さで全体として勝るとも劣らない。
運が良く、青空のもと、砂の舞わない日だったのも良かった。ナイル川の対岸が見える。「ハトシェプスト女王葬祭殿」も見えている。ナイル川を望み、プールサイドでのんびりし、ビールを飲む。こんな贅沢は、他にないくらいだ(笑)。

ツナ・サンドウィッチを食べ、プールでひと泳ぎする。
水温もちょうどよく、寒くはないけれど涼しい、といったところ。
「恥ずかしいね〜。」
2人で泳いだり遊んでいたら、トモちゃんはプールサイドにいるおじさんが気になったらしい。
「大丈夫だよ。見てもいないよ(笑)。」
ザバーッン!!
そんな風に話していたところ、おじさんがプールに飛び込んできた。
ふくよかな身体が突然に飛び込んだので、水面は揺れ、水は飛び散る。私たちのほうにも水が飛んできた。
「やっぱり、怒っているのかも。」
「そんなことないでしょ〜(笑)。」

おじさんは軽く身体を濡らしただけで上がっていく。
少しして、別の男女がプールで泳いでいたら、同様におじさんが飛び込んだのは何だったのだろう!?
まさか、トモちゃんの言っていたことが当たっていたとか!?

夕方までのんびり過ごし、気持ちよく部屋に戻った。
部屋もエアコンが効いていて気持ちよい。TVを付けてニュースを見る。快適だぁ〜!!

●ワゴン・リー。(ルクソール-カイロ)

ルクソールからカイロへは、1等列車で向かうことを想定していた。

当日分以外は売り切れとのことで、前々日に駅に行ったのにも関わらずチケットを買えなかった。ツーリスト・インフォメーションに行って確認したが、その通りの状態だった。
前回も列車の切符はなかなか買えなかった。どうも、予約システムが中途半端なものらしい。各駅に販売切符枚数が配分され、当日に余った分を売るというような感じかもしれない(ツーリスト・インフォメーションの人の説明を聞くと)。

トモちゃんには時間の余裕がない。当日になって、万が一チケットを買えないと帰国便の飛行機に乗れない恐れさえある。いざとなれば飛行機もあるが、思い切って寝台列車のチケットを聞いてみる。
翌々日の早朝便か、翌日の夜便を想定していたのだが、そうなると翌日の夜便「豪華寝台」が残るのみなのだ。専用窓口に行ってみる。
「明日のカイロ行きのチケットは買えますか?」
「買えますよ。2便ありますが、どちらが良いですか? 20:30と21:50です。」
「いくらですか?」
「1人60ドルです。」

ちょっと窓口を離れて考える。
「どうしよっか?」
「う〜ん。」
「行っちゃおう!」
少し悩んだだけで決断してしまった。もともと、ガイドブックに豪華列車と書いてあったので興味はあったし、飛行機に乗っても値段は大して変わらない。それなら、トモちゃんが乗ったことのない寝台列車で楽しんだほうが良い。

朝食・夕食も付くというし、いったいどんな列車なのだろう。海外で乗った寝台列車で、もっともきれいだったのは、今のところイランのものかな??

そもそもあまり寝台列車には乗ったことがないのかも、タイ、マレーシア、中国、インド、パキスタン、セルビア、ハンガリー、ルーマニア・・・。そうでもないか??
そういえば、ロシアとモロッコの列車は良かった。ただし、他の客がいなくて1人利用は多かったがいつも4人部屋だった。エジプトは2人部屋だというから期待してしまう。

時間少し前にやって来た列車に乗り込む。
部屋は狭いが、洗面台があり、荷物置き場、3人が掛けられる座席がある。上下段の2ベッド式らしい。エジプトの物価を考えての値段の割には、そう豪華ではないかもしれない。もう少し広さがあって、横に2ベッド並ぶぐらいでないと「豪華列車」とは言えないのでは??

それと、もう1つ。
ご飯が不味い。夕食も、朝食も。期待したのが間違いだったか・・・。
ともかく、揺れはあるものの、寝ながら移動できることは間違いないし、旅情を味わうことができる。

最後に1つ気になったこと。車両のコンダクターが言ったのだ。
「この列車の終点は、ギザだよ。」
ガイドブックにはそんなことは書いていない。普通にラムセス中央駅に行くはずでは??
「カイロまで行くのでは?」
「列車はカイロまで行くが、乗客はギザまでです。・・・もしラムセス中央駅まで行きたいなら管制室に聞いてみます。」
少したって戻ってくる。
「20£E出せば連れて行って良いと言ってます。」

(どうも嘘っぽいなぁ〜。本当かなぁ〜?)
いざという時に上司なりに誰かを説明できるようにコンダクターの写真を撮り、その上で隣の部屋の乗客に聞いてみる。
「どちらまで行かれるんですか?」
「ギザだよ。」
「この列車はギザまでしか行かないと、そこにいるコンダクターが言っているんですが本当ですか?」
「知らないなぁ〜。」

そんなこともありながら、もうギザだろうがラムセスだろうがどつらでもタクシーに乗ることは確かなので、寝てしまうことにする。翌朝になると、結局何も言われることはなくラムセス中央駅まで行くことができた。他の車両からも何人もの乗客が降りてきた。

思うに、列車は最初からカイロまで行くスケジュールなのだろう。

バクシーシ(チップ?)が欲しかったか、ギザで乗客全員を降ろし、ラクになってしまいたかったとか。どちらにしても程度の低い乗務員だ。そんな程度の低い乗務員が乗っているようでは、エジプトの列車はまだまだ。

結論として、ワゴン・リーには60ドル(USD)の価値なし!!

●韓国料理とイスラム歴史地区。

カイロに戻ってきて、おいしいご飯が食べたいということで、韓国料理「hana」に行くことに。
既に何回も行っており、焼肉などがとてもおいしいレストランだ。日本のおいしい店と比べると・・・最近食べていないし分からないけれど、少なくとも今の私には十分すぎるほどおいしいのだ(笑)。

タクシーで向かう。場所が分からないようなので、指で指し示しながら。

冷麺とカルビ、そして白米。
韓国料理なので、当然のようにたくさんのサイド・ディッシュ(キムチ類)が出る。
嬉しい〜。何回行っても嬉しい。
そして、日本の韓国料理屋さんで、今までこのサービスに出会ったことが無いのが不思議だ。海外のどこで食べてもこのサービスがある。韓国で食べても同様だと聞いた。日本の韓国料理屋さんは、ちょっとおかしいのではないか?少しくらい高くても、サイド・ディッシュのサービスがなくては韓国料理とは違うような・・・。だって、漬物などを摘まみながら食べるのがおいしいのに。

トモちゃんは冷麺を食べて満足げ、サッパリしているから久しぶりに良いのだろう。
焼肉を摘まみつつ、笑顔だ。
私は白いご飯と焼肉で楽しむ。冷麺も少し分けてもらう。おいしい!!
「私さ、前に韓国に行ったときに、サイド・ディッシュも全部食べないといけないのかと思って頑張っちゃった。」
「確かにもったいないよね。韓国料理はホントにサイド・ディッシュがいいよね。」
「これだけで、お腹がいっぱいになっちゃいそうだよね。」

満腹になって、スイカを食べ、落ち着く。
さてこれから・・・、陶器博物館に行こうと思っていたのだが、昼間の暑い時間には閉館していた。どこに行こうか迷った挙句に、ハーン・ハリーリ地区に行くことにする。タクシーに乗り込み向かうが、渋滞と日中の暑さでやられてしまった。

タクシーに乗っているだけなのに、暑くて暑くて仕方がない。背中は汗だらけになってしまう。トモちゃんは脇で気持ち良さそうに寝ている。うらやましいぃ〜!!
まだ暑い昼3時前に到着する。タクシーには30分以上も乗っていたのだ。渋滞は本当に嫌だし、暑さも嫌いだ(笑)。

暑さで元気も無いまま、ハーン・ハリーリのお土産物屋さん街を歩く。はっきり言って、この地区は歴史的建造物もあるものの、ほとんど「お土産物屋さん」地区状態。お土産物の類に全く興味のない私は、歩いても面白くない。
・・・でも、まぁ仕方がない(笑)。トモちゃんが歩いてみたいのもよく分かるのだ。暑さで元気はなくなっているが、ともかく一緒に歩き回る。

無口になって申し訳ないが、そんな感じでなんとか見物を終える。
そして、ハーン・ハリーリを離れ、歴史建造物を見て回ることに。
そちらは雰囲気もあり、普通のエジプト人の活気ある生活を眺めることもできて面白い。崩れ落ちそうな建物に補強をして、何とかもたせているものなど、日本ではとても考えられない。

鶏肉を焼く脇で、売られている生きている鶏たちが、鳴いている。分かっているのかいないのか、とも書く切ない風景だ。アヒルやら、ハトやら、ウサギまでもが売られている。
トマトがたくさん売られている通りなどを越え、ようやく回りたい場所を終えた。

時間もちょうど良い。
陶器博物館が開く時間だ。

よし、行くぞ!!

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●陶器博物館。(カイロ)

トモちゃんは陶器造りを専門にしているので、陶器博物館は是非にも訪れたいのだ。

陶器博物館はすぐには見つからなかった。
それに、カイロのタクシーにしては珍しく「40ポンドよこせ。」などとボッタクリを言ってくる。せいぜい高くとも10ポンドの距離である。こういうことをされると気分が悪くなる。

「陶器博物館はどこですか?」
アラビア語の陶器博物館という単語を見せて聞いてみる。
陶器博物館の近くで聞いているのに、皆が違うことを言う。要はほとんど誰も知らないということ。しかも、インド人と同じように「知らない」と言うことを言えない。

全く疲れる。
自分で地図を頼りに探し回ったほうが早い。

「これじゃない?」
トモちゃんが、セラミック・ミュージアムと書かれた看板を指指す。
おそらくここなのだろう。
念のためにガイドブックを開いたのだが、確認はできなかった。日本語とアラビア語しか書かれていなかったのだ。それは、まぁ仕方が無いことだと思う。でも、気になったのはアラビア語の英語表記が書いてある。脇にカタカナでも書いてあるというのに。どんな意味があるのだ??
少なくとも今までのエジプト旅行では、実用度ゼロ。ガイドブックを作る人のセンスが疑われる。まぁ、旅行しない人が作っている本だろうし・・・。
「書いてないけど、セラミックだからここだよね。入ってみよう!」

外に座っていた女性が、私たちが近づくと立ち上がる。
どうも従業員(?)のようだ。中に案内され、チケットを買う。どうもお客さんは皆無なようだ。私とトモちゃんの2人、そして、白人女性1人、館員は2人かな。ともかくガラーンとして静かな空間。静寂も良い。

意外と狭い博物館だが、建物自体も美しい。
壁、天井、ライト、ステンドグラス、椅子・机など・・・全てが美しい。まるで建物自体を展示しているかのよう。中は写真撮影禁止なのでお伝えできないのが残念。

アレコレと陶器の説明を聞きながら見学できるのは贅沢だ。
展示品の説明が不足していて、というか、ほとんど説明がない。その辺も気になるけれど、見る人が見ると「焼いた温度はこのくらいだろうか?」とか「釉薬がどう」とかも気になるようで面白い。

狭いので、そんなに時間も掛からずに回ってしまった。
これで今日の観光は終了。
今日も動き回った気がする。

●トモちゃんの帰国。(カイロ)

「お土産はお菓子かなぁ〜。」
前回トルコであった際に、お土産をスーパーで買うのも面白いとか伝えていた。そして、実際に買って帰ったのだが、意外と好評だったらしい。

今回も、エジプトらしいものをスーパー(というか小売店)で探すが見つからない。エジプトっぽいものって、なかなかないのだ。
そんなときに通りかかったのが、おいしかったケーキを先日に購入したお店。
「ここ、入ってもいいかな?」
「おいしかったもんね。」

そうして、1キロ分の甘いエジプトお菓子を購入した。
生もののケーキについては、店員が「持ち帰りは良くない」と言ってくれる。結構、しっかりしているのだ。エジプト人見直したぞ(笑)。

ケーキのような甘いお菓子1キロで、32ポンド(約700円)。なかなか安い。

部屋に戻って荷物整理をして、空港に向かう。
空港まではタクシー。昼間なので道が混んでいることを想定していたが、意外とスイスイ進む。空港に着いたら、まずはチェックインして・・・、と思ったのだがこれが失敗だった。

まだ2時間弱ある時に、セキュリティを通ってチェックイン。が、セキュリティ範囲内から、外のロビーに出てくることができなかったのだ。テロ対策なのだろうけれど、普通、チェックインをする場所は共用エリアではないだろうか?
イミグレーションを越えたエリアは、乗客専用で当たり前だけれど・・・。

そんなわけで、レストランかカフェでお別れしようとしていたのが、突然のお別れに。
残念ながら中途半端なお別れになってしまったが、ともかく一緒に遊んだエジプトはとても充実していた。ありがとうなのです。

●イエメン行きを決意。(カイロ)

ヒロシさんとも会い、トモちゃんとも会い、そして2人とも帰国した。

なんとなく、もうエジプトは満腹に感じている。
ちょうど1ヵ月半をエジプトで過ごし、有名な観光スポットである白砂漠を訪れていないが、既に気持ちは外に向いている。

再び、孤独になったこともその理由だろう。
孤独と言っても、日本人はいるし、1人ではない。ただし、長年の友人や、数ヶ月一緒に遊んだような友人がいなくなるのは寂しい。例えば、旅の中での1ヶ月間の友人というのは、日本での友人の1ヶ月とは違う。なにせ、お互いにず〜っと暇なのだから、とにかく一緒にいることが多いのだ。それも、週末だけでなく毎日続く。
そうなると、期間が短い割りに仲が良くなり、別れがつらくなるのも当然だろう。

新しい友人を作る。
それは楽しいし、当たり前のことだけれど、つい面倒にも感じてしまう。
前向きに、もっと積極的に・・・外交的(社交的)にいかないとならない!!

楽しんだエジプトの次はイエメンである。そして、エチオピアに飛ぶ。

旅に出た当初は、陸路でスーダン、エチオピアと行く予定だった。サウジアラビアのビザが取りにくくなったことや、自分の旅に対する考え方も変わり、次第にルートも変わってくる。
ちなみに、初めは、トルコからイランに戻り、UAE、オマーン、イエメン、サウジアラビア→中東→エジプト→アフリカ南下を想定していた。でも、それはとても面倒。

UAEには興味があるけれど、オマーンには興味はない。それにスーダンにも興味がない。既に、興味の無い国に敢えて行こうという気はなくなっている。これも心境の変化だろう。陸路へのこだわりがなくなったというのも大きい。
西アフリカも必ず行こうと思っていたが、もう行かない可能性が大きい。いけば楽しいのかもしれないが、過酷だということやつまらないという話ばかり聞く。無理をしてそういう場所に行くよりは「楽しみたい!!」純粋に旅の目的は「楽しみ」なのだと思ってきている。少なくとも私は、旅に「苦労」を求めていないのだ。これは年齢のせいだろうか??(笑)

エチオピアについても思っている。
・南京虫やダニが多いらしい。
・移動も過酷らしい。

そういう国を敢えて苦労して観光したくない。

それなのに何で行くの?

苦労はしたくないけれど、覗いてはみたい。
興味が無いことはないのだ。エチオピアでは、気が向けば旅行ツアーなどに参加して、虫などを気にせずに観光できたらと思う。

そして、難路と評判の、アディス・アベバからナイロビへは飛行機で飛ぶ。
そうしてラクをして行きたい。

「苦労は買ってでもしろ。」なんて言葉は、私の「必要な」辞書には入っていない。

チケット買うぞ!!

●マサくんが、あれっ?(カイロ)

マサくんとは、トモちゃんが来る前のカイロで会っていた。
そして、トモちゃんが帰ったあとのカイロで再会した。

海が好きな旅人で、普段は海のある場所にしか行かないという。サーフィンが目的で、今回は友人がエジプトに滞在しているので、それに合わせてやってきたらしい。
エジプトに来たものの、ピラミッド以外の遺跡は見ずに、紅海の街ダハブだけに滞在して満足している珍しい旅行者だ(笑)。

そのマサくんが、友人とイスラエルに行くという。
ついにマサくん指導か!?

夕方6時頃に別れを言い、見送る。
もちろん、これで会うことはないかもしれないと思っていた。

翌朝にゆっくり起きて、11時ごろに朝食を食べに行くと・・・。
マサくんが座っている!!
談話室に普通に。

「あれっ、何してるの?」
「乗り遅れちゃいましたぁ〜。」
「えっ?」
「入国拒否されて戻って来たよ。」
オヤジウメさんが言っている。
ちなみにオヤジウメさんは、かつてはタイに住んでいたのだが、最近エジプトに移動してきた方だ。
「まぁ、そういう運命なんです(笑)。」

仕方がないので、ルクソールに向かうという。
まぁそれも良いだろう。そして、マサくんには悪いが話し相手が戻ってきて嬉しい。

う〜ん、いろんなことがあるのだ。
予定のない、ゆるい旅行者ばかりだもんね(笑)。

●日記書き。(カイロ)

滞っている日記を書かなくてはならない。

トモちゃんが来る前の日から、何も日記を書いていないのだ。

そもそも・・・、そういえばこういうことを日記に書いたことはないかもしれないが、私は毎日決められた時間に日記を書くことはない。
きっと、すごくマメな人や神経質な人、キッチリした人などはそうなのだろうな。

気が向いたら数日分を書く。
1日1テーマ書くわけでもない。書くことが何もない日もあれば、いろいろと書くことがある場合もある。印象に残ったことを書いているだけなのだ。そして、感じたことや思ったことも。何だか悩んでしまったことを書いたりもするし(笑)。そんなの、人に見せるものに書く必要もないのに・・・。だから正確には「日記」では、ないのかな?

そして、思う。
こういうスタイルではなく、面白いネタだけ書いたほうがいいのか?
その方がずっとラクだし、読むほうも「楽しいこと」だけ読めて嬉しいかも。

実際、このサイトを覗かれる方は、どう思っているのだろう?
自分の「思い出」を、と思ってはじめたサイトであるので、気にしすぎても仕方がないのだが。

今さらサイトのスタイルを変えて、「ネタ」だけを書くってどうだろう?
「世界ぷらぷら」って、とにかく「たくさん書いている」ことが特徴なのかかもしれないし・・・。実際、サイトの更新は楽しみでもあり、面倒でもある。

う〜ん、今後どうするかなぁ・・・。
とりあえず、そう思いつつもこうして頑張って日記を書いているのだが。





ダハブで食べるコース料理。右の写真は前菜の一部。他にスープやジュースも付く。15〜20£E。



左:ワゴン・リーの夕食。イマイチ。 右:ルクソール「ハイ・ライフ」の食事。タジンとカレー。


左:タジン(アスワンで食べた)、とてもうまい!! 右:ハト料理。お腹の中にはご飯が。


左:鶏肉(1/4)。中東ならどこでもある。 
右:コシャリ。マメが入っていたりいろいろ。でも、ご飯とパスタを混ぜる(トマト味)のはちょっと・・・。

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