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バンコク深夜着。

飛行機はほぼ時間通りに深夜にバンコク国際空港に着陸した。

(アジアだ・・・。久しぶりだ・・・。)
(智ちゃんが来る前に、ちゃんと着いて良かった。)

そう、今は既に午前1時を回っている。
つまり今日中には智ちゃんが日本からやって来てくれる。
万が一にもアメリカからの飛行機が遅れてしまい、智ちゃんを待たせることになったらまずいと気をもんでいた。せっかく来てもらったのに自分が間に合わないなんて話にもならないもん!!(笑)

ホテルも予約してあるし、もうバンコクまで来ればあとは待つだけ。
(予約したホテルはどんなホテルだろうな〜。)

大船に乗った気分?
というか、ともかく気分よく市内に向かうのだ!!

「タクシー?」
「うん。市内まで。」
「じゃ、ついてきて。」
スワンナプーム空港は久しぶりだし、パブリック・タクシーがどこか確認するのも面倒くさい。メーターで行けるなら、このまま行ってしまうか。そんな風に思って男の後をついて行った。
「500バーツ。」
「え?メーターじゃないの?」
「400バーツ。」
「もういいよ。」
気分が悪いので、すぐにタクシーを降りる。交渉をすれば適正価格まで下がるのかもしれないが、交渉は嫌いだ。もう何も考えずにメーターで行きたい。夜だからこそボッタクリのタクシーもいるのだろうが、夜だからこそ気持ちよく行きたい!!

後ろから追いかけてくるタクシー運転手の声を完全に無視し、気持ちよくその場を去る。ま、これが彼の商売のやりかたなのだろう。でも、最初にあまりに高い金額を言われると気分が悪い。やっぱりそういう運転手と、ホテルまでとはいえ時間を共有したくないものな〜。

空港に客を降ろして市内に帰る感じのタクシーに声をかける。
「350バーツ。」
「メーターで。」
「メーターの場合は、プラス50バーツだよ。」
空港発の場合には、タクシー運賃はメーターに50バーツを加算するのがルールだ。
だから、もちろんOK!!

急いで荷物を詰め込んで町に出発!!
明日は智ちゃんがやって来るので、良いホテルを予約済だ。が、さすがに時分だけのためにはそこまではしない。とりあえずカオサンに向かって、安宿を探すことにした。タクシー代はメーターで230バーツほどだった。つまり合計で280バーツ、300バーツを払ってタクシーを下車した。
ちなみに高速を使うと、さらに65バーツかかる。運転手にとってはらくだし、時間も早くなるので、利用も悪くない。

●智ちゃんをお出迎え。(バンコク)

早めに空港に着く。
(う〜ん、智ちゃんは予定通りかな〜。)
そうやって覗いていると、到着スケジュールの予定表に、到着時刻が表示された。
(ん? 予定より30分も早いぞ!!)
早く来て本当に良かった。
やっぱりギリギリは良くない。
せっかく迎えに来ているのに、空港に待たせてしまうなんてのは無しだ!!

ちなみに迎えに行くにあたって、服を新調した。
なにせ旅行中に来ていた服は、お世辞にもオシャレとは言えない。智ちゃん好みの服を、まじめに探して歩くって。オレって結構まじめだったりするね〜。
まず購入したのは、ジーンズ、シャツ、そしてサンダル・・・。これで一通りあるんだからOK? いや、もう少ししっかりしないと。

「お〜、智ちゃ〜ん!!」
ジーンズを着て、シャツも新しいもの、サンダルも替えている。
何より体重も減っている?
「え〜!?」
智ちゃんは、あまりの雰囲気の違いに驚いている。
「ビックリだよ〜。」
「よかった!!」
久しぶりに会えて嬉しくて、ギュッとしてしまう。
いつも通りに智ちゃんは恥ずかしそうにしている(笑)。
日本でこういうことしてたらまずいのかな? まずくはないかもしれないけど、感覚は皆違うから気にするときは気にしないとな!!

「久しぶりだね〜。」
「5ヶ月も。こんなに長くね。」
「長かったよ〜。」
「ごめんね。ありがとうね。」
そんな感じで長かった時間について話、現在のことを話す。

「ともかくホテルに行こうか。」
「そうだね。早くのんびりしたいよ。」
パブリック・タクシーに乗って、予約していたホテルに向かった。

●部屋にビックリ。キッチンまで!?(バンコク)

タクシーで高速を使い、なんとか渋滞前にホテルに辿り着いた。

渋滞都市として有名なバンコクは・・・一時期ほどではないけれど、本当に渋滞がひどい。特に平日の帰宅時間頃に雨が降ると、車は全く動かない。
1時間で100mとかどうしようもない状態!!
暑くて湿度も高くて、そんな我慢大会に出るよりは、その時間はおとなしくお茶でもするか、渋滞前に動くのが良い。前にバンコクに長居したときは、本当に気を遣ったもんだぁ〜。今は地下鉄やBTSもできて、市中心部にいれば随分と便利になったもんだ!!

って、カオサンにいたら不便でしょうがないけど。
早く観光客が集まる地域がBTS沿いに移動したらいいと思うけど・・・。

さて、ホテルには既にチェックインしてあるので、鍵だけ受け取ってそのまま部屋に行ける。

「へ〜、けっこうきれいなロビーだね〜。」
「うん。ちゃんとしているよね!!」

エレベータに乗り込んで、すぐに部屋に。

私が鍵を開けて、扉を開け、智ちゃんが入れるようにする。
うん、ま、レディ・ファーストですか!?(笑)

「わ〜!!」
「どうどう?」
「すごぉ〜い!!」
扉を開けると、居間がある。
ソファ・セットに、TVやステレオ、キッチン、冷蔵庫など。そのまま生活できるくらいに整っちゃってる!! 窓からはプラトゥーナムの市場を、ゴチャゴチャと動き回っている人たちが見える。

「面白いね。エジプトとは全く違うよ!!」
カイロで同じように見下ろした風景とは本当に全く違う、活気の質や雰囲気が違う。
なんだろう。アジアの雰囲気って言うのは日本人には馴染みやすい気がする。
「わ〜、寝室もオシャレだね。」
居間とは別にちゃんとTVもあり、落ち着いた空間だ。広さはそんなにないけれど、この雰囲気はそれだけで価値がある。

奥にはシャワールームがあり、バスタブがあるエリアとガラスの扉でしきられたシャワースペースが別々にある。無駄なようだけれど、バスタブを使わない場合には、確かにシャワースペースが独立していたほうが便利だろう。

とっても利便性も考えられ、それでいて居心地が良い!!
最近はいろんな良いホテルに泊まっているけど、ここが1番だ!!

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●晩御飯はタイ料理。(バンコク)

「どうする、どうする?何が食べたい?」
「う〜ん、なにがいいかな〜。」
「やっぱりタイ料理だよね。屋台でつまみながらレストランにいこっか!?」
「うん!!そうしよう。」
つまみ食いは皆が好きだ。
夕方になるとたくさん立ち並ぶ屋台を、キョロキョロしながら歩く。
まだ暑いし、汗も出てくる。

それでも食い気はある!!
というか私に夏の食欲減退はない!!

私にはもっぱら「夏ばて」なんて言葉はないのだ。
「おっ、これもうまそう!! あ、でもカロリーありそうだな。」
「気にせず食べちゃえば?」
「う〜ん、そんなわけにもいかないよ〜(笑)。」
「それもおいしそうだね〜。」
「あ〜、どうしようか、どうしようか。」
「悩むなら食べちゃいなよ!!」
「・・・そうだよね、よし!! コレください。」
悩んだ末に買ったのはタイ料理ではなくて、最近、タイでも広まっている餃子なのだ。
焼き餃子ではなく、揚げ餃子なんだけど。

そんな風に屋台を巡りながらどこに行くか悩む。
結局、大きなレストランとかではなく、庶民的なフードコートに行くことに。何でも揃っているし、普通のものが手ごろな値段で食べられるのが良い。
って、そう思ってフードコートのエリアに入ったんだけど、一周して普通のレストランに入ってしまった。

「ちょっと失敗だったかな?」
「うん・・・。」
なんだか量も少なめだし、味も凝っているんだろうけど、ちょっと好みではなかった。
う〜ん、やっぱり初志貫徹(?)が一番かな。

●朝食も食べずに空港へ!!キュウさんありがとう。(バンコク-サムイ島)

「朝のビュッフェ、食べられないの残念だね。」
「うん。ほんとに・・・。ここなら間違いなくおいしいだろうにね。」
朝食は6時半からだが、飛行機は朝一番の便なので、その頃は出発の時間だ。
朝4時に目を覚まし、急いで準備、そしてタクシーで空港に向かう。以前のドンムアン空港に比べると多少遠くなった気がするが、まぁ、それは仕方がない。

「眠いよ〜。」
「ごめんね。安いからって、朝一の便にしなければ良かったかな。」
「でも節約も大切だしね。」
飛行機ではほとんど寝ながらすごす。
いつの間にか到着していたようで、こういうのは嬉しい。

のんびりとした田舎の風情が漂うサムイ空港に降り立つ。
飛行機からターミナルへは、空港らしからぬ窓のないバスで向かう。朝なので空気も涼しい。
「快適だね〜。」
「ちょっと寒いくらいだね。」
荷物をすぐに受け取り、外に出る。
多くの人はタクシーや送迎バス、シャトルバスで各ビーチを目指すのだが、今回はサムイ島でダイビングショップを経営する友人キュウさんが迎えに来てくれる事になっている。ホテルの予約もキュウさんがしてくれたし、とってもありがたい。サムイ島には随分と来ているけれど、良いホテルに泊まったことは少ないし、やっぱり詳しいキュウさんに聞いたほうが安心だ。

「まだ、来ていないかな。」
「ちょっと待つことになるかもね。ベンチのある場所に行こう。」
2人して出口に向かって歩く。
すでに周囲にいた人も少なくなっている。朝方でもあり、多くの人が急いで空港を後にしたようだ。
「あっ!!」
そうやって、座る場所を探していたらキュウさんが登場。
向こうから歩いてきている。少し待つことを覚悟していただけにとっても嬉しい。
「良かったね。」
「うん。これで安心だよ。」

「お久しぶりです。朝からありがとうございます!」
「タカちゃん、久しぶり。」
「もっと遅くに来られるのかと思ってましたよ。」
「ほんとに〜!?(笑)」

「どうする?ホテル行く?」
「まだ朝早いですし、オフィスに行っても良いですか?」
キュウさんの経営するサムイ・ダイビング・サービスは、サムイ島にあるダイビング・ショップの中でも老舗的な存在だ。日本人が常駐する店舗は他にもあるけれど、日本人がオーナーを務めるお店はサムイ・ダイビング・サービスが一番古いのだ。
数年前からタオ島にも支店を出し、また夏にはクルーズ船でのダイビングを提供している。タイ湾でクルーズでのダイビングを提供している会社はそうはいないだろう。以前に乗船したこともあるのだが、とっても快適だし、食べ放題(?)のおいしいタイ料理も良かった。

「お店、移転したんですね。」
「どんどん高くなっているしね。もうだいぶ落ち着いたよ。」
「そうなんですか・・・。ここだと、通りがかりのお客さんはいなさそうですね。」
「元から、ウォーク・インのお客さんはそんなにいないしね。」
「確かにそうかもしれないですね。こっちに家を借りたんですか?」
「近くに移ってきたよ〜。海の近くだよ。」
以前はチャウエン・ビーチの南端にあった店舗が、今は空港から少し北の場所に移転していた。お客さんとしてなら、場所はどこでも関係なさそう・・・。むしろ、港にも近い場所なので新しい場所の方が便利だろう。でも、遊びに行くと、町からは離れているので少し面倒くさい。でもま、新しい店舗もきれいだし、快適そう。

お客さんがたくさん来ると良いんだけど、今はガソリンが高くなって、何かと大変そうではあるのだ。・・・その後に、タイの政治は荒れに荒れた。反政府派の首相府占拠など、普通の民主主義では考えられない。少数意見を持つものが、実力行使に出て、選挙で勝った首相を辞めさせようとするなら、占拠など意味がなくなってしまう。
ま、タイの占拠や民主主義が、それほど立派なものでないのも分かるが、観光客が減るだろうし、困る人は多いはずなのだ。

「よし、そろそろ行くか!!」
オフィスでお茶をして、雑談に花を咲かせてからキュウさんが言う。
「じゃ、そろそろよろしくお願いいたします。」
ダイビング客を運ぶ用の車に乗り込む。
その車はソンテウと呼ばれる車にそっくりだ。
「これタイっぽくて良いね。」
「うん。こういうの日本じゃないもんね。」
ピックアップトラックの荷台に座席を付けただけの車なので、日本では「人」が乗ることは許されないかもしれない。それでもタイではソンテウが庶民の足なのだ。ソンテウは最初に来た約15年前と比べると2.5倍の値段になっている。タクシーがべらぼうに高すぎるサムイ島なので、仕方なく乗ることもあるが、やっぱりバイクを借りて自分で運転したほうが圧倒的に安い。ちなみにバイクのレンタル代は過当競争の故か、15年ほど前とも全く変わっていない。ギアのないスクータタイプだと高いみたいだけれど。

「わぁ〜、きれいだ〜。プールも目の前だね。」
「もっと良いホテルのほうが良かった? オレも中を見るの初めてなんだよね。」
「これで十分ですよ。ありがとうございます!!」
そうして、バンコクに続き快適ホテル生活が始まる。
本当に帰国前にこんなに贅沢をして良いんだっけかな・・・。

●タイスキ!!やっぱり皆でが良い!!(サムイ島)

智ちゃんとタイスキに行こうと約束していた。

タイスキに行くなら、どうせなら大人数で行きたい。やっぱり鍋は皆でワイワイ食べたほうがおいしく感じる。それに、いろんなものを少しずつ摘まんだほうが、タイスキを楽しめる。
「キュウさん、お昼にタイスキ行きませんか?」
「いいよ。2人で行って良いかな。」
「もちろんですよ。多いほうが良いですもん。ラマイの友人も呼んでみようと思っているんですが、大丈夫ですか?」
「だれ?」
「来るとしたら、大ちゃんくらいですかね。キンジさんもいないし。」
サムイ島に長居している人は、さすがに在住者は多くを知っている。日本人がそんなに多くもないということもあるし、最近はバックパッカーが訪れることも少ないので、どうしても噂が入ってくるのだろう。

朝がとっても早くて眠かったので、昼まで部屋でのんびり&ゴロゴロして過ごす。
「よし、じゃ、ラマイにいる大ちゃんって友達のところに行こうか。」
「うん。」
今回のサムイでは友人を智ちゃんに紹介したいと思っていた。
サムイ島を訪れるバックパッカー、しかも長期滞在する人はどんどん少なくなっているけれど、それでも旅行者ではなく「滞在者」は残っている。1年前に一時的にビザが厳しくなった際に、タイを離れてしまった人も多いので、今はラマイにも日本人は少ないのだけれど。
ともかくそれでも大ちゃんはここ3年ほどはラマイと、アユタヤを往復している。ラマイにはおかしな人が多いのだけれど、大ちゃんはいたって普通(?)で、安心して智ちゃんに紹介できるのも良い。

バイクで2人乗りして、峠を越えてお隣のラマイ・ビーチに向かう。
泊まっているホテルは分かっているので、1階のスーパーに行って聞く。
「大ちゃんって日本人は何号室ですか?」
「んっ? レンのこと?」
「あっ、そうそう。」
大ちゃんはなぜか、タイではレンっていう呼び名で通っている。すっかりそれを忘れていたので、向こうも少し分からなかったのだろう。そもそもタイではあだ名だけで呼び合うことが多いので、本名をちゃんと知らないことすらあるのだから。

コンッコンッ!!
しばらく待ったが出てこない。
サンダルが玄関の外に置いてあるので間違いなくいると思うのだが。というか、大ちゃんは以前は昼頃まで寝ていることが多かった。きっと、その習慣は変わっていないだろう。
奥で少し音がする。
(そろそろ出てくるかな?)

そ〜っ。
ゆっくりと扉が開き、大ちゃんが顔を出した。

目が一瞬驚いたが、そのまま何の反応もなしで、扉がそ〜っと閉まっていく。
「おいおい!!なんだよ!!(笑)」
再び扉が開いて大ちゃんが眠そうに言う。
「久しぶりだけどさ、どんなリアクションを取るか思いつかなかったんだよ〜(笑)。」
「ま、ともかくさ、お昼まだ食べてないよね。タイスキに行かない?下で彼女も待っているんだ。」
「・・・いいよ〜。でも、準備するから10分待ってて。」
「じゃ、下にいるね〜。」

そして、再びバイクに乗りもとのチャウエン・ビーチにあるタイスキ・チェーン店「MK」に行く。帰国後に住んだ場所にも偶然に「MK」があってビックリした。日本に進出していたとは!!でも、引越し後2日目にして潰れていた。タイミングが悪かったのね・・・(笑)。

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●ビーチでのんびりなんて久しぶり。(サムイ島)

タイスキを食べて満腹になったのだが、とりあえずの目的を果たしてすることもなくなった。
「ちょっとさ、落ち着いて話そうよ。久しぶりだしさ。」
「そうだね。どうする?いい場所知ってる?」
「智ちゃん、どこが良いかな?」
「海に行きたいな〜。」
「じゃ、ビーチで軽く飲もうか。」
「いいね〜。行こう行こう!!」

バイクで走るものの、チャウエン・ビーチではなかなか(観光客にとっての)メインストリートからビーチに出る場所がない。ホテルやレストランが立ち並んでしまって、ビーチまでの道がほとんどないのだ。だから、ホテルをつっきて行くのが簡単なのだろうけど・・・。
「どうしよっか。海どこからいける?」
「オレは海とか行かないからね〜。」
「そりゃ分かるよ(笑)。長く行くと海なんて行かなくなるよね。」
「でも、島の雰囲気は良いんだよね。」

適当な場所にバイクを止めて、3人で歩いてホテルを越えて行くことにする。
高級ホテルを越えると、パラソル、デッキチェアー、人でたくさんのビーチにでた。時期的にも海はきれいだし、ちょうどオーストラリアやイタリアからの観光客でにぎわう時期なのでゴチャゴチャしている。ともかくも、ビーチで比較的空いているお店に入って席に着く。

すぐにタイ人の物売りが寄ってきた。
「コレいらない?」
「いらないよ。」
「こっちは?」
「いらないよ。」
「タトゥーは?」
「いらないよ。」
女のコにビールなどとつまみを頼んで、ようやく一息つく。
またすぐに、タイ人の物売りが寄ってきた。
「コレいらない?」
「いらないよ。」
「こっちは?」
「いらないよ。」
物売りがいなくなって安心する。
「なんか、こういうの多いね。皆おんなじもの売ってるよ。」
「ちょっとうざいね〜。儲かるのかな、こんなんで。」

そのまま、3人でアレコレ話して、いつの間にか気がついたら夕方になっていた。
「あれ〜、もうこんな時間?」
「こんなに話すつもりなかったけど、でも、楽しかったね。」
「海でのんびりで良かったね。」
「泳いでないけど・・・(笑)。」
「だって、誰も水着着てないんだもん。」
「ほんと、着てたらさ、泳いだら気持ち良さそうだったのにね〜。」

立ち上がろうとすると、本日10回目にはならないだろうが、とにかくまた同じような物売りがやってきた。
「コレいらない?」
「いらないよ。」
「こっちは?」
「いらないよ。」
「タトゥーは?」
「本当にいらないってば!!」

●久しぶりに大ちゃんと朝まで。(サムイ島)

大ちゃんと別れ、智ちゃんと2人で部屋に戻る。
午前中にあまり寝ていなかったので、もう眠さも限界・・・。
「ちょっとだけ寝ようか?」
「うん。それがいいかもね。」
「なんかもったいない気もするけど。」
「ま、夜も長いし大丈夫だよ。」

目覚まし時計がどこか遠くで鳴っているような・・・。
「んっ!? 寝すぎた!!」
って、まぁ旅行中なので特に問題があるわけではないけれど。
「今何時〜??」
智ちゃんもまだ寝ぼけた感じだ。
「5時頃かな。」
「えっ?そんなに寝ちゃったの!?」
「うん。よく寝たね〜。やっぱり疲れてたんだね。」
「大ちゃんと待ち合わせ、大丈夫?」
「大丈夫だよ。ラマイの人は時間はアバウトだし(笑)。」

夜も暗くなって大ちゃんのところに行く。
やはり普通に部屋にいた。大ちゃんは今はラマイで、真剣にタイ語を勉強しているらしい。それも部屋にこもって・・・。
「ご飯どうしようか?」
「どこでもいいよ。」
「じゃ、屋台に行こうか。」
「そうだね!!」
オープン・バーの周りに屋台が並んでいる。
一通りの有名な料理なら、この屋台街だけで用が足りる。以前は周辺に小さな定食屋さんのようなお店がたくさんあったのだが、どんどんと淘汰され今はあまりない。私が通っていたお気に入りのお店もなくなった。もっとも閉店が近い頃には味も落ちていて、私も通ってはいなかった。やっぱり味がちゃんとしていなければ客は減る。観光客が増えてバブルのように儲けていたって、することはしなくちゃダメだ。

ビールを飲みながら話すが、周辺の喧騒も智ちゃんには新鮮らしい。

ラマイは本当にバーが多い。10年以上も前から、確かにバーは多かったけれど、それにしてもさらに増えている。倍くらいにはなっているんじゃないだろうか。
最近は、バーは増えたものの観光客はラマイにはなかなかやってこないらしい。バーの増加率に比して、観光客が少なければどうなるか。もちろん閑古鳥が鳴くところが多い。
だいたい、このラマイにあるバーって言うのは、多くのヨーロッパ人男性がタイ人女性を買う目的で訪れるところでもある。もちろん家族連れもいるし、普通に飲んでいる人もいるのだが、それにしても「そういう」目的の人が増えなければ客で一杯になるということもない、コレといった売りのないバーばかりなのだ。

3人で夜2時前まで飲んでいたが、閉店の時間になる。
タイでは営業時間規制が厳しい。お金(賄賂)を払えばどうにかなるのだろうが、小さなバーなどではそれも難しい。
「どうしよっか。」
「智ちゃん帰る?」
「うん。でも、どっちでも良いよ。」
「タカちゃんさ、せっかくだからどっかでもう少し話そうよ。」
「智ちゃん大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ。さっき寝たしね。」
「そっか。ありがとうね。」
「セブンの前にでも行く?」
夜になると人がたくさんになるクラブの隣にセブン・イレブンがある。そこでお酒を勝って、のんびり飲もうということで話がまとまった。
多くのバーが既に閉店し、飲み客や従業員の女性もたくさんクラブにやってくる。その前で私たち3人は、のんびりと座って飲んでいるのだ。
「ねぇねぇ。こんなとこでいいのかなぁ。」
「大丈夫だよ。みんな、そんなだから。」
智ちゃんも周りを見て安心したのだろうか。
私はもう落ち着いてしまっているので、地面に座る気になってきた。
「ねぇ、座っていい?」
「いいよ〜。」
そうして3人とも地面に座ってしまう。地面といっても、コンクリで固められて、1段高くなっている場所だ。だから少しは座りやすいというか、飲んでいても変ではない場所でもある。

大ちゃんの知り合いの女のコが現れて隣に座り込んだり、人が入れ替わり立ち代りだが、とっても楽しく飲む。
「いや〜、久しぶりって感じがしないね。」
大ちゃんのそんな言葉も嬉しい。
智ちゃんも楽しそうに話の輪に加わっている。


気がついたら朝になっていた。
「そろそろ帰らないと。」
「いや〜、今日は1日長かったね〜。」
「楽しかったよ。ありがとうね!!」

●ホテルの朝食。(サムイ島)

「もうそろそろ朝食に行こうか。眠たければ戻ってきて、2度寝しても言いしさ。」
ホテルの朝食はビュッフェ形式だ。
昨日の朝、バンコクのホテルで食べられなかったので、今日こそはと張り切ってしまう(笑)。智ちゃんも行く気になって、軽くお化粧をしている。

窓のすぐ下にあるプールの脇で朝食を取るらしい。
覗くといろんなメニューが見える。
「智ちゃん、おいしそうだよ!!」
「楽しみだね〜。」
「智ちゃん、朝ごはんはパンとコーヒーが良いって言ってたじゃない。もちろんあるね!!」
「嬉しいね〜。ビュッフェだと食べ過ぎちゃうよね〜。」

野菜をたくさん入れてもらったオムレツを取る。
ハム、ソーセージ、サラダ、パン・・・。たくさんあって、少しずつ食べたくなってしまうのは貧乏性かな!?

「おいしいね〜。」
「オレ、あれも取ってこようかな。」
「うん。私も〜。」
というわけで、ほぼ全種類を少しずつ食べたかも。
それにしても満腹。朝から食べすぎなのだ。
「明日は考えないとね。」
「うん。でも大丈夫だよ!!(笑)」

そうして翌日のこと・・・。
「ねぇ、オムレツ少し頂戴!!」
「え〜、楽しみにしてたのに、智ちゃんも貰ってきたら?」
「一口しかいらないんだもん。私ね。ちょっとずつつまむの好きなの。」
「そういや、レストランでも少しずつ貰いたがるね。」
「そうそう。誰かが食べてるの、おいしそうに見えるしね〜。」
「そっか〜、智ちゃん、いつもそうだったのかぁ〜(笑)。」

やっぱりホテルのビュッフェは良いね!!

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●プライベートビーチ!?(サムイ島)

「どうせならさ、ホテルのビーチに行ってみる?」
「そうだね。行ってみよう!!」
私たちが泊まっているホテルは、いくつかの系列ホテルを持っている。
それらのお客さんだけが入れるビーチがあるのだ。もっとも外国人であれば、とがめられることもないだろうけれど、チャウエン・ビーチの端なのでそれだけでも観光客が少なくて快適かもしれない。
「カメラどうしようか??」
「泳ぐし、盗まれてもイヤだからおいてく??」
「その方が安心だよね。でも写真も撮りたいな〜。」
「ま、後で写真撮りに行ってもいいしね。」

ビーチまでは、やはりホテルの中を歩いていく。
吊橋を渡って、ようやくビーチに着く。なんだかいい雰囲気だぞ。

「意外と人も少ないね。」
「コレだったらカメラ持ってきても大丈夫だったかなぁ。」
のんびりとくつろぐ白人旅行者、そして昨日のビーチに比べると全く少ない物売りの人たち。くつろいでいる人たちは、本を読んだりと動き回ってはいない。これだったら、それらの人の近くに物を置いておけば比較的安心そうだ。
「ま、ともかく泳ごうよ。せっかく来たんだし。」
「そうだね〜。」
「写真は明日の午前中に撮りに来ても良いしさ。」
「よし、明日早起きして来よう!!」

久しぶりに海で遊んだ。
カリブ海だの中米だのにずっといたのに、海に入る機会は少なかった。
まっ、でもアマゾン川で遊んでたのは海とあまり変わらないかな・・・、いや、変わる!!
ともかく、彼女と海に来るなんて、ちょっと贅沢感がある。
楽しいかったので、海に来て良かったと大満足!!(笑)

●もうサムイ島を出るのか・・・。

今回のタイ旅行、智ちゃんはあまり時間がない。
だからサムイ島滞在はたったの2泊のみだ。いろんな友人を紹介し、一緒に飲んで、楽しくも慌しい滞在が終わる。

3日目の朝、起きてビーチの写真を撮る。
ビュッフェで朝食をとって部屋でゴロゴロする。
「さて、そろそろ行くかぁ。」
「はぁ〜い。」
準備をしていた智ちゃんも片付いたようで、荷物を担いでフロントに下りて行く。
空港までの送迎を予約していたのだが、既に時間前から待っていてくれた。タイにしてはしっかりしていて嬉しい。いや、安宿じゃないからしっかりしていて当たり前か?その辺は滅多に泊まらないのでなんとも・・・(笑)。

2人しか乗客がいないというのに、待っていたのは大きな新しいバンだった。
「良いのかな。こんなで。」
「なんだか嬉しいね。」
「そうだね〜。滅多にこんなのに乗ることないし!?(笑)」

空港まで行って手続きをする。
なぜか1便前の飛行機に乗ることになる。少し早めに行ったのだが、座席が空いていたのだろうか。いずれにしろ悪いことではない。って、まぁ、予約していたジェット機に比べると乗ることになったプロペラ機は、乗っている時間が長いので快適ではない。でも、早く着くのならば仕方がないだろう。
(追い抜かれないでくれ〜。)
本気でそんなことを思ったフライトだった。

智ちゃんを送ったらサムイ島にはすぐに戻ってくる。
そう考えると、特に島を離れる感慨はない。本当に旅の最後に、このサムイ島を後にするときはどんな気持ちだろう。そんなことを考えながら、智ちゃんと雑談した。

●バンコク再び。今度はスーパーでお土産とか。

「お土産買いに行きたいなぁ。」
お土産は既にサムイ島でも買っているが、まだまだみんなの分には足りないらしい。私などはほとんどお土産を買ったことがないので、どうも選んだりするのは苦手だ。いや、むしろ苦手なのでお土産を買わない? センスがないのが問題で、どんなのを選んだら皆が喜ぶのか、よく分からないのだ。
「どうしよっか。」
「前みたいにスーパーに行ってみようかな。」
「じゃ、散歩がてら行こうか。」
若者のたくさん集まるビルのフードコートに寄って、タイ料理を食べたりプラプラしながら町を歩く。もう暗くなってきているので、幾分は涼しくなっている。
バンコクの中心部なので人出も多い。相変わらず、道は渋滞している。こんな渋滞の町に住むなどは不便この上ないが、それでもタイ人にとっては憧れの場所なのだろう。

もしかしたら、田舎の人が東京を見るときに、私には分からない・・・バンコクで言う渋滞のような、何か大きな欠点が見えているのだろうか。灯台下暗し、やはり、そこにいる人には、見えずらい。もしくは、当たり前のことと感じてしまっている何かはあるに違いない。

スーパーでお買い物、お土産を選ぶのは智ちゃんにとっても難しいようだ。
あっちに歩いたり、こっちに歩いたり、そのうちに何が良いのか悩んでしまっている。私もセンスがないながらにもアレコレと言ってみる。でも、やっぱり気に入らないようでさらに歩き回る。
せっかく最後の夜なので、のんびり散歩したりしたいのだが、そんな余裕はどんどん減っていく。
(ま、コレも仕方がないな〜。)
とか思いつつも、私が思っていること・・・。
(早く終わらないかな〜。)
は、確実に智ちゃんに伝わってしまい怒られる。
うん。でも、これは私が悪いなって、反省するしかない。だいたいが、私ってせっかちな人間だ。何かを悩んだりするのは苦手だし、分かりやすい部分で言えば「並ぶのが嫌い!!」だ。

行列のできるお店??

それだけで、もう行きたくない。
並んでいること自体が、時間の浪費に感じる。それは、イコール・・・お金の浪費につながる!!だって、その時間働いたり、遊んだりしているほうがずっとまし。その分を並ばずに高いお店に行けば、おいしいものが食べられるのは当たり前だもの。
ま、この感覚は「並ぶのが好きな人」には分からないだろうが・・・。

ようやくに買い物が終わり、にぎわっている広場を散歩する。
世界の写真展が開かれていて、巨大な世界地図とともに各地の風景が飾られている。
アジア、アフリカ、南米、中東・・・。
「わぁ〜、すっごいきれいだね〜。」
「これ、すごいね。」
「ねぇねぇ、こういう場所行った?」
「う〜ん、ほとんど行ったかな。」
「わぁ。すごいね〜。」
こういう写真展で、自分の訪れたことがある場所を見せられると、やっぱり「あちこち行ったんだな」と、目で納得させられる。
時間も足りなかったし、のんびりしすぎてもいた。だから訪れていない場所は多いが、それでも、誰もが美しいと感じるところには足を伸ばしてきた。この経験が何かの財産に、なにか良い方向に役に立てられれば嬉しいのだが。

「最後の夜だね〜。」
「うん。なんか短かったけど楽しいね!!」
「ありがとうね。忙しいのに来てくれてありがとうね。」

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●また、すぐに会えるね。(バンコク)

智ちゃんを空港まで見送る。
バンコクにホテルをとってあるが、智ちゃんは泊まらずに空港から日本に帰る。

夜中1時の便なので、それまで散歩したりできたのは嬉しい。
それでも、時間が刻々と近づいてくると、・・・楽しかっただけに別れ難い。

「またすぐに会えるね。」
「うん。ちゃんと会いに来てね。」
私が帰国して、1週間後には関東に遊びに来てくれることになっている。
今までは数ヶ月に1回しか会えなかったことを考えれば、とっても大きな前進だ。それでもまだまだ遠距離恋愛は続くのだが、それにしても国内にいるというだけで楽になることは多い。

何せ携帯を持てば、いつでもお互いに連絡ができる。
今までは、メール以外は私からの一方的な連絡が続いていたので、それは智ちゃんにとっては大きな変化だろう。
そして、会おうと思えば簡単に会える。もちろん、お金は掛かるけれど、仕事を早めに切り上げれば、金曜日に会いに行くことだって可能だ。そう考えると、自分が帰国することによって2人の関係性が変わっていくだろう事が見えてくる。

「3週間後には会えるし、9月にはオレも行くし、本当にこれからはたくさん会えそうだね。」
「うん。11月まで忙しいけど頑張らないと。」
「オレも忙しそうだけど、なんとか月1くらいは行くからね!」

いつもは泣いてしまう智ちゃんだが、今日は笑顔で去っていった。
しばらく空港に佇み、変に余韻を感じる。

もう自分自身の旅も終わりが近づいている。
そして、新しい生活が待っている。まだまだ実感はできないが、これからの時間が、最後のケジメ、気分を改めるための「自分の時間」なのかもしれない。

●エジプトで会ったジュンさん&クンちゃん。(バンコク)

夕方の6時にスクンビットで待ち合わせ。
中東で何回かお会いしたジュンさん、そして一緒に旅行していたタイ人のクンちゃんはバンコク在住。だから、久しぶりに会って、居酒屋に飲みに行こうと約束していたのだ。

ジュンさんは、すぐに日本に一時帰国する予定になっている。
日本で用事があり、そして、そのままオリンピックを堪能してからバンコクに戻るらしい。
タイではオリンピックとは言っても、メダルを狙える有望選手も少ない。だから、TVでもそんなに放映されないようなので、日本で観戦ということらしい。

さてさて、3人は時間通りに落ち合ったのだが、他に参加予定の私の友人がなかなかやって来ない。
「場所が分かりづらかったかな〜。」
「時間的に渋滞だし、遅れてるだけかもね。」
「ってか、ソイ33だけどさ。間違って33/1に行ってないかな?」
そんなことを話しつつ、どういうタイミングで居酒屋に行ってしまってよいのか分からない。携帯電話があれば気にもしないのだろうけど。って、ジュンさんとクンちゃんは持っているのだけれど、友人に伝えるのを忘れていた・・・(失敗だ〜)。
そのまま30分以上も待って、その間にクンちゃんはつまみを購入している。
「クン、これから食べに行くのに、そんなに買って〜。」
「本当にいっぱいだね。食べきれるのかな。」
「食べる?」
差し出されるものの、これから居酒屋に行くのであまり食べたくない。
正直に断ってしまう。クンちゃんとしては、きっと日本料理よりもタイ料理をつまむのが良いのだろう。日本料理もそんなに珍しくないだろうし。

「もう行こうか。」
「飲んでよう!」
場所はそれほど分かりづらくない気もするけれど、ちょっと心配でもある。
(彼らはちゃんと来れるかな〜。)
って、そのまま気分よく飲み始め、もうすぐに酔っ払いである(笑)。

「久しぶりで〜す。」
アイコちゃんが顔を出した。彼氏と、そして友人も連れて3人での登場だ。
アイコちゃんとは2年ほど前にトルコのイスタンブールで会っていた。あの時もお酒ばかり飲んでいたのだけど、またもや酒を飲む場で再会するとは!?
「迷っちゃいましたよ〜。」
「地図まで見て確認したのにね。」
「遅れてすみませーん。」
そんな感じで最初からワイワイなので、そのまま和やかに飲む。
どんどん酒も入り、こんなで良いのかと疑問もありつつ。全員が酔っ払いと化す。さらにジュンさんの友人の女性も登場し、ほとんど知らない者同士ばかりの飲み会だが、最後まで楽しめた。
どんどんおつまみも頼み、ボトルも2本空け・・・もちろん、その他にもビールや、サワーなどなどを大量に空けている。
「お会計お願いします!!」

(こんなに飲んだのか〜。)
って、まぁそうは思いつつもか、皆酔っ払いなので、そのままパッパとお金を払って外に出る。
「どうしよう?」
「タクシーかな。」
「じゃ、ここで別れますか。」
「じゃ、そうしよう。またね〜!!」

ジュンさん、クンちゃんとタクシーに乗り込み帰宅予定が・・・。
「友達から電話だ!!」
クンちゃんが言う。どうするのかな〜、なんて思っていると友人が車で近くにいることが分かり急遽移動する。
その晩は、クンちゃんの友人宅でタイ人たちと朝まで遊ぶことになったのだった。

翌日も早くから飛行機でサムイ島に行くというのに全く・・・、酔っ払いなのだった。

でも、楽しかったので、ジュンさんとクンちゃんに感謝!!

●サムイ島に舞い戻り。(サムイ島)

またまたサムイ島に戻ってきた。
こうやって出たり入ったりも本当に分からないくらいの回数だ。
10回どころではないし、数えられないくらいだ。

智ちゃんと一緒に来たときとは違って、誰かが迎えに来るということもない。
送迎のミニバスをすぐに申し込み、快適にラマイに向かう。

まずは友人トシさんの部屋を訪れて、雑談をする。
それから、大ちゃんが泊まっていた部屋を借りに行く。大ちゃんはアユタヤとサムイ島を往復している生活で、ちょうど私が出たのと同じ日にアユタヤに向かったのだ。大ちゃんのいつも泊まっている部屋は評判がいい。そんなわけで、そこを選んだ。

「おっ、いいね〜。」
「ね、ここ、涼しいでしょ。オレの部屋とは違うんだよな〜。」
トシさんの部屋は長屋スタイルで一階建て。しかも日当たりが良い。だからどうしても建物自体が熱を持ってしまって、夜になってもなかなか涼しくならないのだ。
それでも我慢して住み続けてしまうところがトシさんらしい。以前はラマイ・セントラルに10年以上も住んでいたが(何もせず!?)、アレコレと文句を言いながらもやっぱり移動しなかった。ま〜「住めば都」どこにいても満足、不満足はあるものだ!!

部屋にはエアコンはもちろん、衛星TV、DVD、冷蔵庫、電気ポット・・・、広いベランダもあってとても快適。これでインターネットが使えたら言うことなしなのだが。

そんなわけで、再びサムイに戻ってきてラマイに部屋を借りたのだが、なんだか今回はラマイに泊まった意味がなかった。バーにも行かないし、クラブにも行かない。部屋でオリンピックを見たりで十分に暇つぶしもできるし。
あっ、旅なので暇つぶししなくても良いんだけど・・・最後の最後なのにそんな発想が出てきてしまうことが旅の終わりなのだろうか!?

ともかく、昼間もチャウエン・ビーチに行ってしまうことが多かった。
そんなわけですぐにチャウエン・ビーチに引っ越したのだが、それはやっぱりネットが使えるからだった。

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●レストラン大和。(サムイ島)

お世話になっている、というか随分昔からの飲み仲間でもある、Kさんとキュウちゃんが働いている(というかKさんがオーナー)お店がサムイ島にある。

「レストラン大和」
他の店はタイ人がやっている店ばかりだが、このお店は完全に日本式だ。
もう6年目になるだろうか。
以前にこの日記でも書いたことがあるとも思うが、実は、2007暮れから店舗を移転してのオープンだった。新しいお店になってから初の訪問って言うことになる。

(どんなだろうな〜。)
(すぐにわかるかな〜。)
大体の場所は分かっているのだが、細かい場所まで走らない。
バイクで走ってキョロキョロと見渡す。

(あった!!)
聞いていたとおりに、KODAKの看板を曲がったところだ。

「レストラン大和」
チャウエン・ビーチの南よりにあり、一番近くにあるランドマークは高級ホテル「セントラル・サムイ」だ。セントラルサムイの入口から、少し北に行くと左手に大きなKODAKの看板が見える。そこを左折すると、100mほどで右側にある。サムイ島を訪れて、日本の味が懐かしくなったら是非どうぞ!!もちろんサムイ島のことをなんでも教えてくれますよ〜。

この前に再会したときはこんな感じだった。
智ちゃんと少し顔を出して、軽く飲んだのだがやっぱりいつも通りに楽しく迎えてくれた。
「お〜、タカ〜、久しぶりぃ〜!!」
「お久しぶりです!!」
「旅はもう終わりかぁ??」
「ま、いちおう・・・(笑)。」
そんなこんなで早速飲み始めて、気持ちよくなってからさらに大ちゃんと飲みにいったのだった。

今回も飲んでいたのだが、重要な情報をGET!
大和では無線LANが入るというのだ。ま、どこかの電波が漏れているという話なのだけれど・・・。目の前にはホテルもある。
「今年はさ、観光客が少なくて値下げしているよ。」
「えっ、まじですか〜!?」
「バスタブのある部屋に、オレも泊まっていたんだよね。工事の間。」
「部屋が空いてたら引っ越しますよ。」

ということで、無事にお引越し。
翌日のお昼にKさんが準備に現れると、その姿が窓から見える。
偶然にも大きなホテルなのに、レストラン大和の目の前の2階の部屋を借りることができたのだ。
(よし、ちょっといたずらしてみよう・・・。)
SKYPEでKさんの携帯電話にかけてみる。
「あ、もしもし、今ですね。すぐ近くにいるんですけど。」
「え、なに〜?」
「あ、今、店内を歩いてますね。」
「はぁ?」
「お店を出て、外を見てくださいよ。」
「・・・。」
すぐにお店の玄関に出てきたが、窓を開けて覗いている私には気がつかない。やっぱりづ道路を探しているのだ。
SKYPEのヘッドセットを外して・・・窓から身体を乗り出して話す。
「Kさ〜ん、こっちですよ〜。」
すぐに上を向いて・・・。
「なんだ〜、タカ〜、そこか〜!(笑)」
「出前、カツカレーお願いします!(笑)」
ちゃんと無線LANも使えるし、レストラン大和の前の宿はとっても便利だ。
チャウエン・ビーチは物価が高いので、500B/1日(週割引などもある)は結構安い。パソコンを持っていってのんびりするなら、オススメの宿だ。

訪れたのがちょうどお盆の前後なので、とにかく日本人の家族が多い。
他にタイ人、西洋人も来ているけれど、時期的にそんなもんだろう。あっという間に現れて、あっという間に去っていく大量の日本人たちって、やぱり不思議な存在だろうなって思う。

ともかくレストトラン大和、常連も多く、毎年通ってくるお客さんが多い。
日本人だけでなく、ヨーロッパやアメリカからも毎年のように訪れるお客さんがいるのは、Kさんたちの人柄ゆえだろう。

●サムイ・ダイビング・サービス。

今回はダイビングはしなかったのだが、オフィスには遊びに行かせてもらった。
何回も・・・、って、実は「神の雫」というワイン漫画にはまってしまったのにも原因がある(笑)。

移転したオフィスは、少し町から離れているのだが、バイクならそれほどの距離でもない。一般の日本人が通勤電車で苦労するのを考えれば、どうってことのない距離かな。
通勤電車・・・、懐かしいけど再体験したくない。日本に帰ったら住む場所は会社の近くだな。そんなことは切実に思う。もう「無駄」に感じることに苦労したくない気持ちが大きいから。そういう気持ちがいつまで続くかは分からないけれど、やっぱり、いろんなことに積極性とか、気持ちの変化とかは変わってきているのかも。

今年は燃油費が上昇したりで、忙しいなりにも例年に比べるとそうでもないらしい。
その後にバンコクでは政治の混乱から緊急事態宣言が出たり、本当に観光業には痛手だろう。
夏の時期のサムイ島周辺・・・ダイビング・スポットのあるタオ島ではジンベイザメも出たりと、とっても魅力的な場所なんだけど。それに海だけでなく、島でも夜遊びからおいしいレストランまでたくさんあるのが嬉しいんだけど・・・。

多くの旅行者が訪れるようになって、客層もどんどん変わり、それでもサムイ・ダイビング・サービスには頑張って欲しいな・・・。

●旅の最初に見送りに来てくれた広さん。最初と最後。(バンコク)

実は・・・。

サムイ島を離れるとき。

サムイ島で滞在しているとき。

サムイ島でご飯を食べているとき。

サムイ島でお酒を飲んで酔っ払っているとき。

凄くいろんなことを考えると思っていた。
でも、不思議とそんなこともなく、淡々と日々が過ぎていく。自分の精神状態も極めて普通。まだ「帰国」に実感がないからだろうか。もしかしたら帰国してから、なにか旅を終えることについての感慨が訪れるのだろうか。

そんな風に意外に思いつつ。サムイ島を後にした。
帰国はまだ2日後だが、最後に広さんと会うためだ。

広さんは旅の最初に成田空港まで見送りに来てくれた。
その後もカンボジア、エジプトでも会い、いろいろとお世話にもなっている。
不思議な縁というべきだろうか、今回帰国するにあたって、最後に会うこととなったのが広さんなんだ。

最初に出発を見送ってもらい、最後に帰国を見送ってもらう。

こんなことは考えもしなかった。

広さんの予約している宿を訪れる。
同じ日にバンコクに到着し、夜には飲みに行く約束をしてあったのだ。

「たかくん、ほんとに帰るの?」
「いや〜、なんかそんな感じです(笑)。つい最近まで帰国考えてなかったんだけど。」
「ま、すぐに慣れるよ。」
「やっぱりそうですか??」
「最初の長旅の後はオレも変だったけど、今は翌日からだって働けるよ。」
「そっかぁ。そんな気がするんですよね。まだ、全然実感もないけど、別に仕事するのイヤとも思ってないし。」
「そんなもんっすよ。」

ちなみに、旅の出発時に見送ってくれたもう1人の友人イワくんは、私の帰国翌日にバンコクにやって来る。1日差でバンコクで会えなかったのが残念だが、それも仕方がない。

その夜もよく飲んで、よく飲んで・・・あまり食べずに飲んで、酔っ払った。
翌日も酔っ払った!!(笑)

広さんありがとうございました。。。

よしっ。
日本に帰る。

日本が待っている。

帰国することがイヤだとも思っていない。
帰れば智ちゃんに会いに行きやすくもなる。
おいしいものもたくさん食べられる。

いろんなことが前向きに。
なんだか、楽しみな気さえする。

旅を終えるにあたって「やだな〜、帰りたくないな〜」とか考えながら帰る人は多いだろう。そうならずに帰れることが凄く幸せだと思う。

既に仕事がある、ということも幸せなことだ。

旅行できたことも恵まれている。
旅に出て良かった。
リスクは大きいと思っていたし、事実だけれど、得たものも大きい。これは何物にも変えられない財産だ。

出会った方の多くとは今でもメールをしたり、mixiでつながっていたりもする。
10年前の旅行では難しかったことだ。技術革新にも感謝だ!!

ホームページを旅の最後まで書ききれたのも幸せだ。
これは、読者の方がいらっしゃったからだと思う。旅自体もホームページを書いていることが、モチベーションとなって先に進もうと考えたりもした。もしかしたら、ホームページをやっていなかったら、どこかで沈没し、まだ世界半周くらいだったかもしれない。


ありがとう。

帰国にあたって、やっぱり感謝です。

これからは、もっと私的に!?

旅について総括や、旅について思うこと、帰国してのこと・・・を書いていくつもりです。

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