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臭い。強烈なカレーのような刺激臭。(ミリ)
臭い!臭い!
洞窟に近づくに連れて、遠く離れた場所にいても異臭が漂ってきた。
「何だろう・・・カレーの臭いだろうか?」
「違うんじゃないの。こんなところで。」
洞窟の入り口にてそれは明らかになった。
巨大に大きく口を開けたその洞窟の神秘的な風景とは裏腹に、地面には大量のツバメの糞の山ができていた。多くは既に古くなり土に返りつつあるようだが、余りの大量さゆえに鼻を刺激するその威力はすさまじい。糞の上を多くの人が歩いた足跡が続いている。皆、少しでも糞を避けようと比較的低い部分に天井がある場所を通る道だ。
糞だけでなく、それらにカビが生えたり腐ったりしている臭いも混ざっているようだ。そして、大量の糞がそこにあるからには、新たに上空からそれらが供給されるのも道理だ。
ヒューッ。ペチャッ。
空から降ってくるそれらを、上空を眺めつつ避けて進んでいく。
ゲームのようだが、上空を眺めているので当たった場合にはゲームオーバーではなく、糞の顔面直撃となる。ある意味ゲームオーバーの方がありがたい。
洞窟内には糞だけでなく、多くの水滴も落ちてくる。果たしてソレが糞なのか、水なのか頭を悩ませてしまう。しかし、頭を悩ますよりは避けたほうが良いので上を眺める。上ばかり眺めていると、濡れて滑りやすくなった道の上ではとても危ない。そんな場合、泰然として些事に頭を悩ませずに進むことができると人間として・・・失格だろうか?
洞窟は奥へ奥へと続く。通常は3時間掛かるコースであり、のんびり歩けばさらに時間は掛かる。しかし、途中でお腹が減ったからといって食欲を出すのも難しい。勇気を振り絞って口にモノを運んでも、異臭が間違いなく近寄ってくるのでなにか誤ったものを口に入れてしまったのではないかと確認しなくてはならない。
洞窟を見終わる頃には、洞窟の素晴らしさとは別にあることも強烈に学んでいる。
「ツバメの糞も臭い。」
洞窟とは別れがたく、臭いとは早くオサラバしたい微妙な気分が漂う去り際なのであった。
ちなみに、洞窟を出たあとは、自分たちに臭いがついているのではないかと気になるはずです。そして、それは気になるだけではないかもしれない・・・
ともかく、洞窟を離れた今となってはとても良い思い出なのだ。

●ツバメの巣はおいしいの?(ミリ)
ツバメの巣はおいしいのだろうか?
貧乏人である私は、ツバメの巣を口にしたことがない。
洞窟を訪れる前に、サラワク州の州都クチンにある博物館でツバメの巣の特別展示を見てきた。しかし、どうしてもおいしそうに見えなかった。外見に影響される私の味覚は、骨付きの肉や内臓系の肉も嫌いだが、ツバメの巣も同様に何か汚いもののように見えてしまうのだ。
掃除してきれいにした後のものを見ても、今となってはなんとなくあの臭いイメージを思い出してしまう。
中国人などは本当に何でも食べる。そして、珍味を愛する民族なんだなぁ〜と感心してしまう。
洞窟へ行く途中では、採りたて(?)のツバメの巣も販売されている。それは、もちろんそのままでは食べられないのかもしれないが。
ツバメの採集は、長い棒をつなぎ合わせた棒(数十mある)を狙った天井付近の場所に立てることから始まる。数人掛かりでロープなども使い、かなりの時間をかけて棒を立てる。回りでは4方から棒が倒れないようにロープを引っ張っているのだ。1本ずつの棒は簡単につなぎ合わされているだけなので、私たちが見るとそれを登ることなどはできそうもない。
ともかくも、それらの棒を使い数十m以上も登る。さらに天井部では、棒を離れてツバメの巣の採取をする。天上部では、そのままでは足で体重を支えることはできない。よって、漢字の「土」の字のような形をした器具を木で作って利用している。これも、簡単に作っているようで、そこに体重だけでなく命を預けるのはとても恐ろしいように見えるのだが・・・。
ニア洞窟は鍾乳洞であり、天井は平らなわけではない。よって、多くの起伏やでこぼこがあり「土」の上の部分の横棒を横にして(平面に書いた「土」の漢字を横から見れば、1本の棒に見える。その状態なら、細い場所に差し込むことは可能だ。)狭い入口に突っ込み、広くなっている内部で回転させる。そうすると、漢字の「土」の字のような形をした器具に乗ることができるようになるのだ。
言葉での説明は難しいが、原理としては天井にぶら下げる電気(電灯)の取り付け方と同じだ。回転させることによってひっかけて落ちないようにしている。
ツバメの巣の採取で最上級の品の場合にはUS1,000ドル以上/kgの収入があるらしい。マレーシアのボルネオ島では、それは金鉱を掘るような作業なのだろう。ちなみに、危険な作業であるから事故は当然のように起こっているらしい。
そのように命を賭けて採られたツバメの巣を、食卓に並べることのなんと贅沢なことか!?

洞窟へ行くには苦労する。最終バスは15:30。(ミリ)
ミリからバトゥ・ニアという街へは1日6本のバスがある。
私たちはバス待ちをしている時に、ミニバスの運転手に誘われた。そのミニバスは路線バスと全く同じ料金。
エアコンがないのでダラダラ汗をかいてしまったけれど、無事にバトゥ・ニアに到着した。ちなみにこの路線は道が非常に悪い。ガタガタ左右に揺れる車体に酔いを感じる人も多いことだろう。
バトゥ・ニアから公園までは船かミニバス、タクシーのどれかで行けると「地球の歩き方」にあった。
せっかくなので船で行こうと思い、川の方へ行き小さいボートを操縦しているおじさんやその辺の人に聞いてみた。けれどみんな、「ない」か「あと10分待て」とのこと。10分以上待っても来る気配はない。残念だけど暑いし、仕方がないのでタクシーで公園へ向かった。
帰れない!
タクシーで着いた喜びで、そのまま公園内に入ってしまった。よく考えてみると公園にタクシーはいない。送ってきたタクシーも、すぐにそのまま街に戻ってしまうようだ。予想通り、帰路の公園前はもぬけの殻だ。しかもバトゥ・ニアからミリに戻るバスの最終は15:30。あと30分弱しかない。
手段として考えられるのは、バスが通る大きい通りまで歩き、バスを捕まえることだ。
インフォメーションのスタッフにいろいろ聞いたみた。だが、それらは不可能だということが分かった。バスが通る大きい通りはバトゥ・ニアの先なのだ。それまでの道はド田舎。バスも通らないということだ。
再びインフォメーションのスタッフが確認してくれたが、近くに私たちを運んでくれる車もタクシーもはいないらしい。
時間は着々と進んでいく。焦りだけがつのっていくばかり。
次は、その辺にいる船にチャーターを交渉することにした。
渡し舟のお兄さんに聞いてみたが、即、不可の返答。
最終手段、諦めの手段として私たちはバトゥ・ニアの街まで歩き出した。通常約45分の道のりを約25分前に出発した。洞窟内は広く、たくさん歩いて疲れていたこともあり、過酷な歩きだ。暑い中、途中走ったりしてゼイゼイハアハアしてしまった。
結局、最終バスはいなかった。
半分諦めていたけど、走った(少しだけ)ので残念無念だ。
15:30という最終は、普通に考えたらすごくツライのだ。朝早く出て、洞窟も早足で済ませた私たちでさえこうなのだ。もし、最終バスがあと3時間遅ければ、公園から少し歩いたところにあるロングハウスを見に行けた。(他地域のロングハウスは、ツアーで申し込むのでお金が高くかかる。)
バスに乗らずとしても、公園からバトゥ・ニアまでの徒歩45分の道のりはゆっくり見れば興味深い場所だ。ド田舎ののんびり猿飼い風景を生で見れる。走らずに済んだだろうし。
Travel
Notes
ニア洞窟の地図
(Entry
Permits & Fees)
直接に公園内にある管理窓口に訪れると、入域料を支払える。
また、洞窟内部のちょっとした地図をもらえる。他には洞窟や自然に関する小さな展示コーナーと、洞窟の疑似体験コーナー(?)がある。洞窟コーナーについては、かなりできが悪い。
There is a normal entry fee for all National Parks in Sarawak. Photo permits
are also required. Check with the National Parks and Wildlife Offices
in Miri or Kuching, or with the Sarawak Tourism Board, for the latest
fee structure. Day trippers to Niah can obtain a permit and pay any fees
at the Park Headquzrters.
(Getting there)
実際に訪れて思ったお勧めの行き方。お金に余裕があるなら、タクシーが1番。チャーターせずとも、往復にタクシーを利用すれば良い。
帰りの時間を気にせずに、洞窟だけでなくロングハウスも訪れたりできるのはタクシー利用だけだ。他の手段の場合は、何かと時間に追われることになる。
Niah is within easy reach of both Miri and Bintulu.
From Miri:
Syarikat Bus Suria(tel: 085-434317/412173) has a regular bus service to
Batu Niah from the Miri Bus Station. The journey time is 1 hr 40 mins.
share taxis from the bus station are available, as are regular taxis,
which can usually be chartered on a daily basis. A number of tour operators
can arrange guided tours to the park. Self-drive cars are also available.
From Bintulu:
Syarikat Bus Suria(tel: 086-335489) has a regular bus service to Batu
Niah from the Bintulu Bus Station. The journey time is 2 hr. share taxis
from the bus station are available, as are regular taxis, which can usually
be chartered on a daily basis. A number of tour operators can arrange
guided tours to the park. Self-drive cars are also available.
From Batu Niah to the Park Headquarters:
The Park HQ is about 3km from Batu Niah. Chartered taxis and tour buses
will take you straight there, but if you arrive by bus or share taxi,
you have three choices. A motorised longboat from Batu Niah to the park
HQ brings you through delightful jungle scenery. A taxi from Batu Niah
is not so interesting but a good idea if it is raining. if you are not
too heavily burdened with luggage, the Park HQ is a pleasant 45 minutes
stroll along the river bank.
Sarawak tourism Board
http://www.sarawaktourism.com

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