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Laos ラオス

【その1】
2005.07.20 〜 07.21 パクベン
2005.07.21 〜 07.23 ルアンパバーン
2005.07.23 〜 07.27 ワンウィエン
2005.07.27 〜 07.28 ビエンチャン
2005.07.28 〜 07.29 パクセー
【その2】
2005.07.29 〜 07.30 チャンパサック
2005.07.30 〜 08.02 ドン・デット

ラオス関係リンク
ラオスのホテル
ラオスの移動
ラオスの写真

 
  【ラオスでは・・・】 滞在期間が2週間と限られていたので移動が続いたが、素朴な町並やのんびりとしたラオス人と触れ合うことができた。
【感じること】 観光客は多いが、自然は多く残されていて人々も素直で汚れていない。これからもっと伸びる国だろう。逆に言うと早く訪れた方が良い。
【お気に入り】 メコン川沿いの町。田舎なほど楽しい。行ってないけど北部の少数民族が多く住む町とか。(マユ) ワンウィエン!(タカ)
【お勧めは〜】 自然を堪能、安いラオビアを飲むこと。
 

laos_map スローボードでメコン川クルーズ(?)

船は前から木の固いベンチ、プラスチック製の椅子、ゴザの席と言う順番で並んでいる。
タイミングの悪かった私たちはその3つとも座ることができない。仕方なしに、プラスチック製の椅子が置いてある辺りの窓際(と言っても窓はない。)沿いの固くて狭いベンチに陣取った。最初は、(狭いな〜、運が悪いな〜、イヤだなぁ〜。)と思っていたが、徐々にそれも変わってきた。周りの人が私たちを見て、(かわいそう)と思ってくれたようで、私たちのスペースを広げてくれたのだ。狭いベンチに座っていた私たちは床にカッパを敷き、地べたにペタンと座れるようになって楽になったのだ。一番前の人(木の固いベンチ)に座っている人に比べると、私たちの方が勝っているのだ。ふふふ・・・である。

雨は止むことなく降り続けた。地べたに座っていると、雨や川の水が上から滴り落ちてきて床を濡らす。敷いているカッパもバッグも濡れたり汚れたりしてくるのだ。私たちはひたすら雨が止むことを祈った。
船は外国人専用?と思うくらい、外国人で埋まっている。わざわざ川を越えて町から町へ移動する現地人も少ないのだろうか。

私たちの乗るスローボート以外には、スピードボートがある。これは6〜8人乗りくらいのモーターボートにヘルメットとセーフ・ジャケットを付けてスローボートの約2倍の速さで走る。私たちの船を追い越す時は、ボーーー!とすごい音と共に水しぶきを上げつつ抜かしていく。
だけれども、雨。されども雨。雨には濡れるし、水しぶきでも濡れるし、多分乗客はずぶ濡れだ。身体だけなら良いけれど荷物もかなり濡れるだろう。パソコンや楽器を持っている私たちは遅くともスローボートを選んで良かったと安心した。

●素朴な町、パクベン。

素朴だ〜。実に素朴だ〜。
とつい唸ってしまう。クルーズ途中に寄ったパクベンの町は山合いの中に小さく佇む静かな町だ。
こんなにのどかなのはインドネシアのワメナ以来だろうか。町は10年前にタイムスリップしたかのような風景が続く。鶏が鳴き、子供が駈けずり回る。山には霧がかかり、日本の温泉街を彷彿させる。
子供は親の仕事を手伝い、市場ではおばちゃんたちが薪を使った釜で料理をする。女性はラオス独自の「シン」という巻きスカートを身に付け、優雅に、「艶やか」という感じで歩いている。
ラオスのイメージはもともと「田舎」であったが、想像以上にほのぼの、のんびりとしているのだ。

タイのチェンコンと同様に、この町にも多くの外国人は1泊しかしないだろう。
スローボートはルアンパバーンまでの長い道のりを2日かけて進む。客は道のりのだいたい中間に位置するパクベンで一旦船を下りて宿泊することとなる。その影響で、町の規模の割りには結構な量のレストランや宿が軒を並べている。だが、1日は滞在する外国人も翌日にはルアンパバーンへ向かうか、もしくは車でウドムサイに向かうのが普通だ。夕方に町に着き、翌朝には町を発つ。だからこの町の昼間には、外国人はほとんどいないのであろう。

夜は活気がある。クルーズで身体を動かせず、イライラも募っていたことだろう。外国人がレストランでお酒を飲んでいる。本当は山の麓にある朴訥な村のはずが、夜になるとネオンが光ったりしているのは奇妙な感じだ。
そんなわけで、素朴な村ではあるけれど、夜になると外国人旅行者がやたらに幅を利かせているのでそういうのが気になる人には向かない場所でもある。

物価には外国人料金というのがあり、タイに比べると2倍ほどの値段だったりする。こういった"逃げ場のない町"では、びっくりするような高い値段を付けていることも多々あるのだ。
それでもラオスという国に来てからというもの、物価が下がったのを実感できる。特に宿が安く、3ドルも出せばそれなりの部屋に泊まれる。ただし、その割には食事や移動が高く、2食分を2人で食べたら宿代と同じくらいになってしまったということもあるくらいだ。

こんな、のどかで静かな村はなかなか出会えない。それなのに、私は貴重な夜の時間に偏頭痛になってしまい、早寝した。ちょっと残念だったが、早く起きて宿のベランダから朝の托鉢風景や市場から上がる(朝の煙)などを見ることができたので良かった。

●メコン川流域。

今日で2日目のクルーズとなる。
今回はちゃんと良い席を取るために早めに船着場へやって来た。客はほとんど集まっておらず、席は自由に選ぶことができる。私たちはプラスチックの椅子をキープした。垂直の腰掛の木ベンチより、こちらの方がやや楽なのだ。つらくなったら床に座ることもできるし、なかなか良い。今回の船はなぜか飲み物も食べ物も売られている。ビールまであるのだから、見事に「外国人専用クルーズ」のようだ。

今日は雨も降らず、天気が良い。雲も多く暑すぎるということもなくちょうど良かった。外を眺めていると気持ちがいい。メコン川はこの一帯では幅が100mといったところであろうか。雨季で水かさも多く、流れも速い。そのせいか、土色をしていて赤っぽい。周りの風景はずっと変わらず、な〜んにもない緑色の山々だ。川の中には時々、小さい岩や小島が姿を見せる。
パクベンから先では、たまに村落も見た。昔ながらの竹で作った高床式のバンガローが数軒並んでいて、村の子供たちが手を振っていたりする。集落があるとは思えないような、離れ小島にも家があったりもする。この辺りはほぼ自給自足の世界なんだろうなーと妙に感動してしまった。

まるでジャングル・クルーズのような船旅も楽しい。パクベンからトラックバスで北に向かうこともできるようだが、ルアンパバーンへ向かうにはこの船が一番早い。2日間も乗っていると疲れるし飽きるが、村の素朴な風景、メコン川を知ると言う意味ではとても良い旅だった。
今までの時点でのラオスのイメージは「田舎」だ。どこまで行っても景色は変わらず、大自然が続く。

●古都・ルアンパバーン!

ルアンパバーンはラオスで第4の町で、世界遺産にも選ばれている古都だ。オフ・シーズンの今でも欧米人の観光客は多く、安宿街を歩けばたくさんの外国人に出会う。田舎の町は人口が少ないから外国人はすごく目立つのだろう。
一般家庭の家も古い造りのものが多いが、何よりもここの雰囲気を出しているのはお寺だろう。地図を見ると、至るところにお寺があり、お寺好きならかなり楽しめる場所だろう。

観光しようと思っていた日は、あいにくの雨。雨の中、観光するのもなんだかけだるい。お腹も減ったので、近所で麺やラオス特有のもち米と肉という組み合わせでご飯を食べていた。薄暗く厚くかかっていた雲が段々と流されていき、雨がすっかり上がり、太陽が濡れた地面を蒸発させていく。さきほどまではいくらか涼しかったのに、太陽熱で降っていた雨水が蒸発する関係で猛烈な湿度を感じるようになった。晴れるのはいいけど、湿度はちょっとイタダケない。

ルアンパバーンではたぶん1位くらいに有名な「プーシー」に行ってみた。高さ100mある小さな丘の上に建っていて、お寺で町並みやメコン川を一望できるお寺だ。
そして問題は最近の運動不足だ!下から見上げた、300段を越える階段は登る気をゆるゆるに殺生してしまう。私は弱気になって、
「入場料もかかるし、私は下で待ってるわー。」
とタカに言った。が、タカの陰謀により、空しくも2人で頑張って登ることとなったのだ。

入口付近にいる地元の物売りおばちゃんは小さいスズメの子供を籠に入れて売っている。何かな〜と思ったが「鳥を放してあげて、徳を積む」行為に使うようだ。なるほどだ。

よたよた階段を上がり、ようやく頂上へ来た。登った甲斐があり、なかなかきれいな景色を拝める。のどかな町や、速く強く流れるメコン川とナムカン川を上から見下ろし、カメラのシャッターをたくさん切った。

その後、2、3軒のお寺を見学。タイのお寺も何度か見たことがあるが、やはりお隣、ラオス式もタイ式も違いはよく分からない。タイの方が装飾品が多く、派手な感じがするが、ラオスも金ピカ主義なのか、派手な色合いばかりだし、あまりタイに劣ってない。地元民がどれだけ敬虔に神を思っているか、それらに比例して良い建物が建てられるのだろうか?貧しいところに限ってお寺やモスク、教会の立派さが目立つことがある。それは何だか複雑な心境にもなるのだが。

特別に歴史に興味を持たない私たちは、(おいおいー!)午前中にお寺観光が終わってしまった。この町はお寺もたくさんあるが、カフェ(レストラン)の数もかなり多い。地元民が入りそうな所から、お洒落で高そうなカフェまで様々で軒を並べている。欧米人はそこでのんびりお茶をしたり、ご飯を食べたりしているようだ。ルアンパバーンは結構ダラダラのんびりな場所のようだ。古都というより、カフェのある文化都市(?)という気がする。

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ミニコラム

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ミニコラム

++カオニャオ++

カオニャオとはもち米のこと。タイなどでも食べられるが、ラオスの主食はほとんどもち米だ。指先で軽く丸め、おかずにつけて食べる。お腹にもつし、好まれて食べられる。
私たちは移動の日の朝食として大活躍した。日本のフリカケをかけ、食べるとかなりGOOD!
チャーハンにももち米が使われているが、これはイマイチかなー。


ルアンパバーンからワンウィエン(バンビエン)への移動。

今日は「もっとも値段が高くて、もっとも速い」そんなミニバスでワンウィエンに移動する日だ。移動の日なので、目覚まし時計で朝早くに目を覚ますと、雨が降っていることを確認した。

(うむうむ。ミニバスだから、車は宿まで迎えに来てくれるのだ!やはりミニバスにして良かったのだ。)
そんなことを考えて満足する。今までは何故か運が良くて、重い荷物を背負った移動中に雨が降ってきたことはない。今回も偶然にもミニバスを選んだ日だけ雨が降っているとは!

そもそも、なぜミニバスに乗ることにしたのか?
・国道とは言え、悪路かもしれない。(長時間の移動は嫌い!)
・エアコンバスに乗りたい。(船の移動は暑かった!)
・エアコンバスとミニバスの値段がそう変わらない。(贅沢病か!?)

ミニバス(トヨタのハイエース)には、9人の乗客が乗り込む。私たちは運転席の裏を早めに確保し、万全の体勢なのだ。乗客は、全員が外国人旅行者であった。フランス人とイギリス人、スイス人だ。
小雨が降る中、ルアンバパーンを離れる。趣のあるお寺の町だったが、郊外に出るとすぐにのどかな田舎の風景になる。

順調に進んでいるミニバスでウトウトしはじめる頃に、前方に車の行列ができているのが目に入った。
「何だか車が並んでるよ?」
「あれ、そうかなぁ。」
(なんだか嫌な雰囲気・・・。というか予感。)

前の方から先行していたミニバスが戻ってきた。
(以下は、ラオス語と英語による。)
「土砂崩れで通れないよ。」
「5時間ぐらい無理だな。」
「昨夜の大雨で崩れちゃったらしい。」
そんな言葉を聞きながら、運転手たちもあちこちに電話をしたりして対策を練っている。
「ワンウィエンからミニバスを出すので、そちらに乗換えて向かおう。」
「3時間後にミニバスが迎えに来ます。」

ともかくも、どんな様子になっているのか歩いて土砂崩れを見に行ってみる。それほど大規模な土砂崩れというわけでもないが、確かにバスなどは通れそうにもない。大雨による土砂崩れなので、ぐちゃぐちゃの泥が道を封じてしまっている。さらにそこに雨が降り、水溜りもできたりしてひどい有様だ。ただし、4WDなら問題はなさそうでもある。

大型のバスが土砂にはまって、乗客である外国人旅行者たちが手分けして作業している姿が見える。作業とはバスのタイヤ付近に石を重ねるなどして、なんとかタイヤのグリップを得ようというものだ。見ていると、ぐちゃぐちゃでタイヤをいくら動かしてもクルクルとまわるばかりでバスは動く気配がなかった。

(おおぉ〜、確かに土砂崩れだ。)
外国人旅行者は膝まで泥に埋まりながら作業をしている。
「かわいそうだね。」
「うん。あれに乗っていなくて良かったね。」
(あんなになっちゃ最悪だなぁ〜。)
(おっ、あのコ転んじゃったよ。身体中がドロドロにうなっちゃってかわいそうだな・・・。)・・・でも手伝わないヒドイ私(!?)。
ドロドロの地帯は数十mほどだろうか、崖側から土砂が崩れて来ている今回のケースは、道路自体が崩れ落ちてしまっているケースに比べるとずっと運が良い。以前に中国とパキスタンを結ぶカラコルム・ハイウェイで、道路自体が崖下に崩れ落ちて困った時のことを思い出した。

ワンウィエンに早く到着できないのは残念だが、まだ時間にも心にも余裕があり、それらの様子を他人事のように見ている。
(いやぁ〜、何だかこういうアクシデントがあると雨季のラオスって感じでいい思い出だな。)・・・ちょっと不謹慎だけれど。
「こういうアクシデントも良い思いでになるかもね。」
「そうだね〜。ちゃんと今日中にワンウィエンに着ければね〜。」

「日本ではこんな時どうだい?」
隣で見ていたスイス人が話しかけてきた。
「う〜ん、作業車がやってきて対処するのかな。」
「そうだよな。スイスは大きなマシーンがすぐにやってきて、ガーッときれいにするよ。ラオスは誰も対処に来ないものな〜。」

何も対策がなされないまま、時間は進んでいく。みんな見ているだけで何もできない。スコップもないし、作業するなら手を汚すしかないからだ。
そんな中で大型トラックがワイヤでバスを引っ張り、数回のチャレンジでバスは深みを脱した。拍手が出るかとも思ったが、それはなかった。ちょっと物足りない気もしたが、ともかくバスの乗客にとってはラッキーだったろう。

ついにミニバスの運転手は、泥沼の中に突っ込んでいく決断をしたようだ。確かにバスなど大型車でなく、ワゴン車や乗用車なら越えるのが不可能ということはなさそうだ。
数100の目が見守る中、ミニバスは泥沼の中を進む。
(ああぁ〜、何とか無事に越えて欲しい!!)
残念ながら途中ではまってしまった。そして、若者たちが車を後ろから押し始める。こうなると助け合いの精神が働きだす。
数分後に何とかミニバスは前に進み、一山越えると順調に泥沼の向こう側に辿り着いた。そのミニバスは私たちの乗っていた車ではなかったのだが、運転手は後ろからミニバスを一生懸命に押していた。彼は戻ってくるとすぐに自分のミニバス---私たちのミニバス---を泥沼の中に前進させた。

ハラハラしながら見守るが、さきほどのミニバスも何とか越えたのだから行けないはずはない。そして実際に数分で通り越えた。
(これで行けるよ〜。他のバスはどうだか分からないけど・・・。)
「良かったね〜、ミニバスを選んで良かったよ〜。」
「ホント、ついてるね!」
「普通のバスだったらまだまだ行けないもんね〜。」
ミニバスの乗客はなるべく足が汚れないようにゆっくりとドロドロ地帯を越えていく。サンダルがハマり、足をクッチャクッチャと引っこ抜きながら進む。皆、足はやはり汚れてしまっている。
近くの小川まで行って、気持良さそうに足を洗い、ミニバスで快適に再出発!随分と時間もかかったが、
(日中に無事に通過できてよかった!!)
なのだった。すごぉ〜く気持ち良い気分でワンウィエンに突き進む。

しかぁ〜しっ!
まだ災難は続いた。
(何だ?また土砂崩れじゃないよな・・・。)
前方でラオ・ビア(ラオスのビール)を大量に積んだ大型トラックが停まっていて、近所の住民がたむろっているのだ。
(んっ?事故かな?)
ワゴン車と大型トラックが急カーブで事故を起こしていたのだ。特に重傷者がいるようでもなく、ホッとするが、私たちも進めないのだ〜。たいして大きな被害でもないようなので運転手に聞いてみる。
「何で出発しないの?どれくらい待つの?」
「警察が来るのを待っているんだよ。1時間くらいかな。」
(ああぁ〜、せっかく土砂崩れを越えてきたのにまた足止めぇ〜。)
後ろからは土砂を越えた車がまだないらしく、車は全くやってこない。しかし、ワンウィエン方面からはこれから土砂崩れ方面に向かう車がどんどんやってくる。
(ここを越えても、彼らはどうせ土砂崩れだからなぁ〜。)
なんて投げやりに考えつつ、のんびりと警察を待つ。
30分以上たって、警察が到着するとタイヤの位置にスプレーで印を付けていく。なかなかに手際が良く、ちょっと嬉しい驚きなのだ。取りあえず、事故車を動かすための全ての作業を終了した。

その後はミニバスは順調に進み、美しい景色を眺めたり、トイレ休憩をしながら無事にワンウィエンに!
(トラブルもあったけど、何だか楽しかったな〜。旅ではトラブルもいいかなぁ〜。)
そんな、安直な私だった。

夕方には到着できたのでまずまずだ。
随分と時間がかかったが、長い移動を終えた。川沿いのきれいな宿を探し、落ち着いてホッとした。

美しい自然と放たれる自由?(ワンウィエン)

移動の時に、険しい山道を越えながらたくさんの美しい自然を堪能した。だから、ワンウィエンで見る風景に特別の期待は持っていなかった。だが、着いてみて驚いた。360度パノラマと言えないが、180度世界がきれいな稜線カーブを描いた山々が見渡せる。崖は急激に削られていて、その岩肌が美しい。その手前のはメコン川が優雅にたっぷりの水量(雨季で増水中)で流れていて、雰囲気バッチリ!来て良かった〜〜!とついつい2人で声を合わせて興奮気味になってみたりした。

ワンウィエンの町は小さく、町の中心付近だけであれば15分ほどで歩けてしまう。店はどれも同じような店構えで、ゴザの上にちゃぶ台のような低いテーブル、湿気を吸ってしまっている布団が置かれている。クッションではなく、枕を使っていることがポイントになるのか、どの店も同じように皆、枕も置いてある。そして、どの店も同じように自由に映画を見ることができる。
食べ物も西洋料理やラオス・フード、タイ・フードなどで、だいたい同じだし、値段も変わらない。

ここで異彩を放つ(?)のは「Happy」という文字である。ハッピーとはいかに?と思ってしまうが、これはガンジャ(マリファナ)料理なのである。これを食べて皆さん、ハッピーになりますように!という感じでだいたいのレストランには置かれている。それはピザだったり紅茶だったりシェイクだったりする。マッシュルーム・オムレツなど、マジック・マッシュルームを入れた料理などもある。ラオスにはこれらに対するドラッグ対策はなされていないのだろうか?と疑問に思うのだが、ここまでオープンにやっていて何も問題がないのだろうから、やっている人は多いんだろうな〜ぁと思う。(宿にはドラッグ禁止の貼紙がしてありました。)

●チュービングとダラダラ人間。(ワンウィエン)

町の端には、大きなナムソン川が悠々と流れている。この川をトラックのタイヤチューブに乗って流される「チュービング」が、ワンウィエンでは有名な観光の目玉となっているようだ。
今は雨季で水量も多く流れも速いので、町から4km上流から流してもらっても45分で町に戻ってしまうらしい。乾季などはもっと時間をかけて、ただただのんびり流される「チンタラ下り」をする。

ホテルの共有テラスから川で流される旅行者を眺め、興味を持ち出した。タカマユは代理店へ行き、値段などを聞いてみたりしたのだが、天気のせいなんかにしちゃったりして、遂にはやらず仕舞いに終わった。旅行者の皆さん、観光名所(名物)は行(や)っておきましょうね!

川下り以外に有名なのが、ブルーラグーンと言われる謎の場所と観光地として整備されているという洞窟だ。それもワンウィエンの滞在中に予定していたものだけれど、1日ハンモックに揺られたり、ベッドで寝ているうちに予定日を消化してしまった。
ワンウィエンは自然が本当に美しく、見所がたくさんあるので、皆さん、元気に外で遊びましょう〜!

●ワンウィエンからビエンチャンへ。

さらに覚悟!
ルアンパバーンからワンウィエンへのスゴイ道については前述したが、こちらもスゴイの!と、言ってみたいところだが、結果からお話しすると全く快適、快調の移動となった。

ワンウィエンのバス・ターミナルは昔、アメリカ軍が使っていたという空港滑走路を横切った場所にある。着いてみて分かったのだが、この滑走路の向こう側にも宿やレストランがあり、こちら側に比べるとやや庶民的な雰囲気が漂っている。おそらく、多少は値段も安いのだろう。ただ、肝心な絶景は遠くに見えるだけだ。

そのバス・ターミナルからパブリック・バスに乗り込んだ。
朝一、ということもあってか乗客はほんの数人だ。出発時間の10分前だけど、こんなに空いているなら出発も遅れるだろうと危惧したが、少し遅れただけでバスは出発した。エアコンは付いてなく、椅子も固いが快適だ。朝の新鮮な冷たい空気を吸った。

ワンウィエンから南はもうアップダウンはなく、平らな土地をスピードあげて走り続けた。パブリック・バスなので、途中途中で人が乗り降りしたり、遅く走って客を呼んだりがたまにあるが、普通に走っている時のスピードは申し分ない。
と気づけば、ビエンチャンまで目前となった。あっという間の距離であった。ラクラクラクチン。

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ミニコラム

++道路状況++

雨季のラオスの道はややきつめ。でも思っていたよりは道路はきれいで整備されている。でも油断は禁物なので、許す限り、財布をゆるめることを勧める。(古いとかパワーのない車は荒れた道を走るのは大変。)

●ラオス一。(ビエンチャン)

噂には聞いていたが、やはりこれは首都なんだろうか?と疑問符を持ち出してしまう。
他の地域と比べればきれいな建物は多い。道路も広く整備もされている。しかし、道を走る車の数も人間の姿もごく少数だ。首都といえば高層ビルのイメージであるが、そういったものは皆無で、全く"ただの町"なのだ。日本で言えば"東京都周辺の住宅地"のようなものだろうか。

ラオス一と言えば、それはビエンチャンにあるはずである。そう決め付けた私は勝手にランク付けをしてみた。プラザホテルという高級ホテルはゴージャス。国立博物館の前に建つ会館は彫刻模様がきれい。2つとも高層ビルほど高い建物ではないし、首都には普通にあるべき建物なのだろうけど、ラオスの中では珍しくてきれい。これこそ、ラオス一の建物であろう。たぶん。そうに決まっている。

ビエンチャンの街は地図で見ると距離があるように見えるが、中心部を実際に歩いてみると簡単に1周できてしまえる距離である。タラート・サオ(超大きいマーケット)や噴水広場、お寺などを見ているうちにあっという間に終わってしまうのである。相変わらず街の喧騒は少なく、のんびりしている。ただ違うのは温度だ。南に下ってきたという理由もあるが、やはり都会(街)は暑い。

久しぶりに博物館みたいなところへ行ってみようではないか、ということになった。
一応、ここもラオス一の博物館である。それが理由のひとつでもあるが、入る理由はそればかりではない、という複雑な心境のまま渋々と5000KIPを払う。
博物館らしく、何でもアリ、何でも集めましたといった博物館であった。拾い集めた遺跡の一部やジャール平原の遺跡の展示、土器や武器、動物の遺骨、剥製などをかわきりに、戦争の写真、絵、銃などの展示、民族衣装と住居などなどだ。これといった特徴や感動できるモノもあるわけではないが、単純な私はこれでラオスの集大成を見た、これで満足だ、と思えるので良かったのである・・・。

デパートは市場の発展形か?(ビエンチャン)

ビエンチャンでは、スーパーマーケットやデパートを見なかった。「スーパーぷらぷら」を作るためにも、
(あったらいいな〜。)
と探してみたのだけれど、時間が少なかったからか、本当になかったのか!?

しかし市場は大きい。しかも何でも売っているようだ。タイのチャトチャク(ウィークエンド・マーケット)も大きいと思っていたが、ビエンチャンはそれ以上に感じる。
電気製品から、日用雑貨から、食料品まで何でも売られているのを見て思った。
(市場が発展してデパートになったんだなぁ〜。)
そう、機能は同じなのだ。要はどういった建物や、経営形態で販売や営業が行われているかの違いだけ。
品物を探す際に便利・不便などに幾分の差異はあるが、利用者にとっては基本的機能は同じだ。そう考えると、品物が売られていることが重要なのであり、どういった形態かということには意味はないのだとようやく実感した。

ビエンチャンからパクセーへ。

「暇だぁ・・・。」
分かっているが、ついつい口に出してしまう。今回は首都ビエンチャンから南部の交通の要衝パクセーまで一気に移動する。地図を開いてみると分かるが、この移動はラオス南北の長さの半分くらいもあるのだ。予定時間も速いバスでも10時間と長い。
この長い距離をパブリック・バス(13時間)で行くというのは無謀だと判断し、私たちはその2倍はするエクスプレス・バス(10時間)をチョイス。ちなみにVIPバスは更に高くなる。(VIPは夜〜朝着の便)

作戦は失敗したのか成功したのか、よくは分からないが順調にバスは進んだ。少し古めのバスではあるが、エアコンもリクライニングもあるので長期戦にも苦を感じなさそうだ。ただ気になるのは、運転手が何度も何度もしつこいくらいにクラクションを鳴らすことだ。最初は、客を呼ぶために街中でやっているだけだろうと思っていたがそうでもなかった。それ以外ではスピードも快速で不満は特にない。

(ぴぴぴぴーーーーぴぴぴーーーーーーーー!!!)
運転手は冷静な表情をしたまま激しくクラクションを鳴らして走る。それはもはや、客寄せの合図ではなく、(邪魔だー。どけどけどけー!)という合図だ。
気持ちは分かる。前を走るバイクに(近づいているからね)と合図したら安全だし、牛や鳥が道の真ん中でぬぼーっと座りこんでいたらクラクションを鳴らしてどかさねばいつまでも道は開かない。
気持ちは分かるんだけど、クラクションは鳴らす時は鳴らすけど、鳴らさない時は鳴らさないという不定期というのが何だか許せない。合図して危険を知らせているのなら分かるが、その運転手の運転自体が安全でないのだ。道の真ん中を堂々と走る、見通しの悪いカーブで車を追い抜く。抜かすためのクラクションは寝ている身としては迷惑この上ないのだ。

インドネシアのバスを思い出した。乗客はバスが停まる度に食べ物を買い、食い散らす。ゴミはもちろん窓の外か座席の下。物売りは車内まで入ってくるか、窓越しに商品を見せてくる。ラオスのバスもそんなほのぼのしたものだ。
暇だと人間観察をしてしまう。ラオス人はフレンドリーだ。子供がいれば、全然関係のない人も抱っこをしてあげたり面倒を見てくれたりしてしまう。知らない人同士が隣あっても仲良く話している。到着時間頃にはその一角はファミリーのような温かい空気が漂っているのだ。

それにしても・・・。このバスには乗務員がなんと5人もいる!運転手は長い距離を1人で運転しているというのに、他の4人は荷物降ろしや客への道案内などの仕事以外は客席に紛れて話をしていたり、はたまたは男乗務員と女乗務員が多少ながらいちゃついていたりするのだ。さすが、ラオス。これも温かい目で許すんだろう。

ラオスの1面。大麻(等)嗜好者を惹きつける。

パクベンの宿に部屋を決めると、部屋に案内して来てくれた若者が何かを吸う仕草をした。
(ああぁ〜、ラオスってそういう国なんだなぁ〜。)
そう、それはマリファナが欲しいか?欲しければ売ってやるぞ、というような意味なのだ。東南アジアの国々で、以前はそういったことが多かったが、最近は無くなりつつある。しかし、ラオスは何気なく選んだ宿ですらこんな感じなのだ。

ルアンバパーンでは町を歩くだけで、同様に声を掛けられる。
(うむぅ〜、世界遺産の町のイメージがぁ〜。)

ワンウィエンについては、既に書いたが町中に至るところで売られている。レストランやバーのメニューにすら書かれているのだ。私たちが普通にご飯を食べている時に、脇で売買したりもしてした。

そんな感じで、どこの町でもそういったことが起きる。建前としては警察も取り締まっているようだが、実際にはいくばくかの賄賂を払うと、それで終わりらしい。むしろ、賄賂が目的で取り締まっているのではないかという、そういった姿勢はしばらく続くのだろうか・・・。

●10年ぶりのパクセー、ホテルの群れ。

パクセーのほぼ中心にバスは到着した。
こうやって市内にバスが到着するのはとてもありがたい。バスを降りてから、どうやって市内に行くかとか考えたり行動(タクシーと交渉など)するのはとても面倒だからだ。
それはそれで楽しめればよいのだけれど、面倒くさいことが嫌い(なら、旅行なんてするな!?)なので、ダラダラ〜とのんびりしている時の方が明らかに"機嫌"が良いのだった(良くないが)。

パクセーの町には安宿からホテルが、たくさん建ち並んでいる。
10年前に訪れた時とは様変わりし、外国人旅行者もたくさんいる。"10年一昔"というのを、今回の旅でようやく実感なのだ。

町には宿も多いし外国人も多い。しかし、それほど活気は感じなかった。
これからラオスとカンボジアの国境が、より移動しやすくなるともっと発展していくのだろうか。それとも、タイとの国境が近いので、既に発展の途上なのかな。

素朴と発展。(ラオス)

ラオスで何人子供を見ただろうか・・・?
どこに行ってもコロコロ転げまわるような幼い子供を目にする。小さいながらも都市部でも、何もない車で通り過ぎるだけの村の中でも、いたるところに子供がいるのだ。田舎に行くとこういう現象が起きたりするが、ラオスはどこでも多い気がする。

子供は同じくらいの歳の友達がいると良いのだろう。子供人口の高いラオスにおいて、同じ年代の友達がいることはそう珍しいことではないだろう。自然の中ではしゃぎまわり、私たち世代が子供時代に遊んだようなゲームでキャッキャはしゃぐ姿を見ていると、ついつい顔が綻んでしまうのであった。

大人たちも、お国柄というのもあり、かなりのんびり屋さんが多いようだ。レストランでの食事の出も遅い、役所の仕事ぶりも遅い、など時間を贅沢に使っている人が多い。
こんにちは、の挨拶、「サバイディー」も外国人、地元民みんなフレンドリーに使っている。人種関係なく、挨拶さえもない関係がくさるほどある中で、このラオス人からの「サバイディー!」という声と笑顔に心休まる私なのであった。

「ラオスはいいなぁ」
最近こんな口癖を言うようになった。東南アジアはもともと良い国がたくさんあるけど、ラオスはかなり上位に入ったのではないかと思う。素朴で温かい。でも、こんなに訪れている外国人がいるということは、3、4年後にはさらに発展して変わっていくのだろう。旅行者として勝手なことを言ってしまうが、発展もいいが、この素朴さがいつまでも残っているといいなぁ、と思ってしまうのであった。

ミニコラム

++タイ製++

ラオス独自で作っている製品はごくわずかだ。お菓子、インスタント食品、飲み物、洗面用具などほとんどがタイからの輸入品。値段はタイより高いときもあるが、さほど変わらない。ラオ独自といえば、ビアラオくらいだろうか?

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